i・MODE→  

後千年王国説対無能宗教



R・J・ラッシュドゥーニー







 十七世紀から今日に至るまで、世界においてイギリスとアメリカは明らかに卓越した国家でありました。これには、多くの要因や理由が挙げられるでしょう。しかし、人々に活力を与え、活動に駆り立てる動機を与えたのは、他ならぬ後千年王国的信仰でありました。ブライアン・W・ボールは、1660年以前の英国新教の終末思想に関する研究論文に『偉大なる期待』という題を付けました。1 しかし、これではまだ不十分です。むしろ、『偉大な活動にエネルギーを供した偉大なる期待』としなければならないのです。

 アメリカ史において後千年王国説がどのような影響を及ぼしてきたかについて簡潔な分析を加える前に、まずこのテーマをめぐって広範に信じられているいくつかの神話を取り扱う必要があります。第一、特に、H・リチャード・ニーバーの『アメリカにおける神の国』(1937年)が出版されてから、「後千年王国説は社会的福音を生み出した」と広く信