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いよいよ大晦日です。といっても今はもう1月1日の午前0時23分です。2000年問題もいまのところは影響がないようです。つい先程まで防音室の中でずっと弾いていたので、紅白も見損なってしまいました。
昨日音楽の友のバックナンバー(6月号)を読んでいたらギュンター・ヴァント氏のことが出ていました。今活躍している指揮者の中ではヴァント氏が最高の指揮者だということをベルリンフィルの元コンサートマスターのライナー・クスマウル氏が述べていました。N響にも何年も前に来られたことがあったのですが、とても音楽を大切にされる方で、第9という大曲を年末に4回も5回も演奏することは出来ないとおっしゃているということを聞いたことがあります。N響に来られなくなったことはとてもN響にとって大きな損失だと思います。
スクロバチェフスキー、スヴェトラーノフ、ヴァントという方達は皆かなりの高齢なのに若々しく活躍されています。この年代の方達は鍛え方が違うのでしょうか。今の若い音楽家でこのように生き残っていく人達はいるのだろうかと心配になります。もっともいつの時代でもこんなものなのかもしれませんが。2000年の最初の定期の指揮者はイヴァン・フィッシャーさんです。前回もとても名演をされた覚えがあるので、今回もとても期待できると思います。
やっと年賀状が書けるようになったので今日は一日それにかかりきりでした。明日はいよいよ大晦日です。今年もあと丸一日となりました。今NHKの1チャンネルで第9を放映しています。これは初日の演奏ですが、テンポが速いです。今回はだんだんテンポが遅くなっていました。今日は年賀状のために充分に練習できませんでした。明日は今日よりはマシでしょう。
最近は新しいソフトが出たり、ソフトがアップデートしてもあまり魅力的に感じなくなってしまいました。新機能といってもそんな機能は使わないだろうというようなものばかりで、アップデートしてもとくに便利になったとは感じません。今から考えると漢字トーク7が出たころは、新しいソフトはどれも魅力的に見えました。これは私の考え方が変わったからかもしれませんが、それだけとは言えないと思うのですが。
ハードの方も今はこれで決まりだというような魅力のある機種はありません。どうせ何ヶ月か経てば更に高機能なものが安く出てくるのですから、最高位の機種を無理して買う理由など無くなっています。(一世代前の最高位の機種を安く手に入れたほうが良い。)
1999年も年末が押し迫り、正月の準備に一日忙殺されました。ショッピングセンターに買い物に行ったら混んでいました。
今日で今年のレッスンも最後になりました。特に強く感じるのはレッスンの時に自分がよく分かっていないのに、調子の良い返事をして人の機嫌をとる子がいることです。こういう子は初めは先生や親の受けが良いのですが、ある程度いくと要領だけでは通用しなくなるのです。私はこういう調子の良い子より、分からないとちゃんと質問してくる子の方が好きです。生徒を色々見ていると有名私立校に入った一見成績優秀な子が実は要領だけで世の中を渡っているというケースがとても多いです。基本的には能力のあるはずの子がちゃんとした練習をしないので挫折していくのを見ていると、とてももったいなく見えるのです。
今日いただいたメールの中に、子供にヴァイオリンを習わせたいが月謝の相場はいくら位で、楽器を買うのにどれ位かかるかというものがありました。こういう質問はよくあるのですが、これには答えようがありません。というのは聞いていらっしゃる方が何を求めているのか私にはまるで見当がつかないからです。月謝がいくら安くても子供が伸びなければその月謝はただ捨てたのと同じことになるのです。良い先生はそれなりに月謝は高いでしょう。もちろん個人差はすごくあります。良い先生なのに安い人もいます。良くない先生なのに高い人もいます。月謝の額より先生を選ぶことの方がずっとずっと大切だと思うのですが。
また楽器を買うのにお金がかかるという話ですが、たしかにヴァイオリンをちゃんとやろうと思ったら楽器にお金はかかります。でも初めから無理して高いものを買う必要など全然ありません。練習していく過程でだんだんとどういう楽器が良いのかが分かってくるので、本当に上手くなってきたら高いものを与えれば良いのです。その楽器の良さが分かりもしないのに何百万もする楽器など与える必要などさらさらありません。
更に言うと「うちの子には専門家にさせる気はないので、そこそこの先生でそこそこのやり方で良いです。」ということをおっしゃる方がいますが、それはお金と時間の無駄です。やはり小さい時の貴重な時間を使って音楽をするのですから、ちゃんと効果を上げて欲しいのです。(何かおけいこ事をやったら、ちゃんと効果を上げて成功したという体験を持って欲しいのです。他の事をした方が良かったというような後悔を持つようだったらやらない方がマシです。)
楽しめば良いと言っても、ちゃんと弾けなければ楽しめません。そのためにはつらい練習もしなければいけません。楽しんでいるだけで上手くなれるほど甘いものではありません。上手くならなくても良いけど音楽をやってみたいという考えはその人の自由ですが、私はそういう方を相手に教えたくありません。お互いに時間の無駄に終わるのは目に見えているからです。
このように気軽に考えているのだとしたら、苦労の多い音楽などやらないで、他の事をした方が良いと私は思います。とても強い言い方ですから不愉快に思われる方もいらっしゃると思いますが、それも承知の上で私の考えを述べました。
昨日第9の本番は無事終わりました。その後話し合いがあり夜遅くなったので、昨日は家に帰ってすぐ寝てしまいました。
セカンドヴァイオリンの板橋健さんが昨日現役最後の演奏会を終えられました。板橋さんは私にとっては先生にあたる方で、色々の思い出があります。板橋さんはお父様の代からオーケストラプレーヤーでいらっしゃって、初めは読響で、私がN響に入る少し前にN響に移られました。私が入団した当時は板橋さんとはいつも一緒に行動していました。私が入団した当時は今はドイツにいるIさんも含めて3人でよく動いていました。板橋さんはとてもお酒の強い人で、いくら飲んでも大丈夫という強者でした。ある時下関の演奏会のあと某有名割烹旅館に泊まったのですが、夕食の終わったあと外に繰り出して結局1晩中飲み明かしたという思い出もあります。また板橋さんは毎年忘年会をセッティングして下さっていました。昨日は演奏会の後セカンドヴァイオリン主催の板橋さん送別の会が催されたのですが、私は別件の会に急遽出ることになり、失礼してしまいました。板橋さんが卒業された後は誰がそれを引き継ぐのでしょうか?
この別件の会というのもN響関連なのですが、こちらも色々の話で盛り上がり大変楽しかったです。私は車で帰るので飲みたいのをぐっと我慢しながらコーラを飲んだのですが、演奏のこと指揮者のことなどもろもろの話であっという間に閉店時間を1時間以上も過ぎてしまいました。この会では1人を除いて他の人とは初めて一緒に飲んだのですが、とても有益な話の連続でした。最近はこのように将来について熱っぽく語り合うという機会がすごく少なくなっているのですが、私よりも1世代若い人がとても危機感をもってまた将来に夢をもって色々語っていたのが印象的でした。この会では年代構成がすごく幅広いのですが、皆同じ問題意識を持っていることが分かり私は認識を新たにしました。
この会の後車で帰る途中妙に元気が出てくる思いをしました。また来年も頑張ろうと思い直しました。これで今年の仕事納めになったわけです。(レッスンの方は明日まであります。)
このところあまり時間がとれないので、メールにちゃんとお返事差し上げられないのですが、申し訳ありません。来月の16日のコンサートまではメールをいただいてもお返事を書けないかもしれません。その中に楽譜の問題と響きについての問題と2つ指摘された問題があります。それについてここでお返事として書きます。
まずベーレンライター版を使っていることについての問題ですが、最近はベーレンライター版は流行りなのですが、第9については変わった感じがします。2楽章の中で譜面に書いてあるのとは違ってオクターブ上げて弾くのが通例の場所があります。私自身はオクターブ上げて弾くのが好きですが、何が本当なのかは私には分かりません。もう1つ全体に音量不足だったという件ですが、指揮者の個性でしょうがガリガリ弾かさない人なので、音量的には控えめではあると思いますが音量不足だという印象ではないと自分では思っています。コーラスが入っているので普段の定期などの時とは会場での響きが違うのは確かでしょう。でもステージの上で弾いている限りでは特に問題はないと思ったのですが。
皆さんこのホームページをずっと続けて欲しいというご意見ですが、私自身も出来るだけ続けていくつもりです。色々言い過ぎたり言い足りなかったりでご不満もあるとは思いますが、出来るだけ本音で続けていきたいと思っています。来年もよろしくお願いします。
今日から第9は後半戦です。客席で聴くとテンポも音楽的表情もとても良いとのことでした。第9の4楽章の中間部Andante
maestosoの「Seid umschulungen,Millionen!......」というところは男声合唱にとっては鬼門のようで、このMillionenというところでよく声を張り上げていわゆるターザン状態になる場合が多いのですが、今年は健闘しています。(何人か危険な状態になっている人はいますが。)2日目はテンポが速めでしたが今日はいくぶん落ち着いたテンポになっていました。
今年は第9は4回で残すところあと1日だけとなりました。今年も終わりです。来年は1月5日に熊谷、オーチャード定期の練習が仕事始めです。皆様来年もN響をよろしくお願い致します。
今日は市響のファミリー交響楽の本番でした。午前中はゲネプロを聴きに行きましたが、今回は私の経験では初めてゲネプロを安心して聴けました。つい1週間前の練習の時は大丈夫かなと思わせられる状態でしたが、今日のゲネプロの時は何ヶ所もきれいだなと思う場所がありました。もちろんまだ課題はあるのですが、この難曲をここまで弾いたのは大したものです。ゲネプロを聴いてこれなら大丈夫だなと思いました。
ロメオとジュリエットの練習が終わったところで私はNHKホールに向けて出発しました。NHKでお昼を食べて第9の本番を弾いた後、家に戻り荷物を置いてすぐ市響の打ち上げパーティーに行きました。皆とても充実した顔をしていました。本番がうまくいった証拠でしょう。
今日はピアノの生徒は勉強会を開きました。私が本番があるのでヴァイオリンは出来なかったのですが、ピアノの生徒は皆頑張って弾いていたそうです。今日は我が家は3つの音楽会が同時進行していました。
今日はN響は休みで、夜明日本番を迎える市響の練習に行ってきました。今日は通しの練習で、聴いていると練習の始めの頃の様子がうそのように皆頑張っています。と言ってもさすがに2曲とも難曲で、聴いていると色々なことが気になります。何と言っても一番気になるのはテンポ感の問題です。ソロ楽器が気持ち良くと言うか成り行きで弾いているフレーズのテンポが指揮者の振っているテンポに半拍ぐらい遅れている感じに聞こえるのです。やはり最初の関門は譜面に書いてある通りに弾くということなのでしょう。オケの中で弾く時には飛び出すのが怖いのでしょうが、人と合わせるときには譜面に書いてる通りに弾くことは最低条件です。明日はまず午前中に当日のゲネプロに1時間ほど行き、第9の本番の後市響の打ち上げに行くつもりです。
今年の第9も昨日で半分終わりました。今年の音楽シーズンもこれで終わりで新年を迎えることになるわけです。今年はオーケストラ活動にとっても色々問題の多かった一年でした。オーケストラの再編成が実際に始まりました。昨今の音楽事情を見るとオーケストラが生き残るためには今までのオケの常識を捨ててかからないといけないという状態になってきています。それは日本だけでなく世界的に見ても言えることです。クラシック音楽の活動を保守的に見ているようではダメな時代になっています。N響は本道のクラシック音楽だけを弾いていれば良いのですなどということを言っていて生き残れる時代ではないのです。もともと日本でのクラシックの音楽活動というのは経済的に成り立つはずのないところから始まっているのです。(色々な団体に経済的に補助してもらわなければ音楽活動は出来ないのです。100人近い人がせいぜい2000人の人を相手に行う活動です。どうしてもパトロンのような好意による援助者を必要とするのです。)
いまこの時点で何が必要とされ何を求めてこれから活動していかなければならないかを否応なく見直す時期になっているようです。(この発言は色々の問題を含んでいることは充分承知しています。ですがその言い方がどうであるかというようなことをゆっくり問題にしていられないほど周りの環境はどんどん変わっているのです。今月のタン・ドゥンの「門」のような放送ではなくその場にいて聴かなければその価値がわからない音楽というのも一つの挑戦と言えます。こういうことの中にはたくさん失敗もあるでしょう。でもそれを恐れていてはいけないのです。といっても新しさだけで良いわけでもありません。オーソドックスな音楽と新しい挑戦との兼ね合いをどうとるかが大きな問題です。面白いといえば面白い、難しいといえば難しい、大変といえばとても大変な時代です。)
この時代アマチュアで好きな音楽をやる方がはるかに幸せだということなのでしょうか。でも私たちプロにはそれなりにやり方があるのでしょう。それをどう探して行くかが来年の大きな課題です。
今日は第9公演2日目です。今回はテンポ感も表情もとても若々しい感じです。特にテンポが速くて元気のよいのは良いのですが、いくぶんテンポが不安定に聞こえます。これは指揮の問題ではなく、オケとの相性の問題です。お客様から見るとあまり気にはならないのかもしれませんが、弾いているととても気になります。演奏自体は今日の方がずっと落ち着いていたように感じました。コーラスは田中先生が指導にあたられるようになって変わりました。昨日はあまりちゃんとかみ合っていなかったのですが、今日は安心して聴いていられました。
私は明日はN響は休みですが、市響の方があさっての本番を控えて明日は夜ゲネプロをやります。メンデルスゾーンの「イタリア」とプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」という弦楽器から見るとアマチュアの人だったら死にそうなプロです。先週の土曜日の練習では私が思ったよりずっと健闘していましたので、一安心したというのが本当のところなのですが、もっと安心していられるプロの方が良いです。
今日は本番の前に楽器屋さんに行って弓の毛を張り替えてもらったのですが、渋滞がひどくてすごく時間がかかりました。本番の後も渋滞がひどかったです。
今日待望のFinale2000のアップデートがきたのですが、不思議なことに私の環境ではFinaleを立ち上げているとオンラインマニュアルが見られないのです。Powerbookではちゃんと両方とも動作しているのですが。もう少し試してみないと何とも言えません。
今日は天皇誕生日で第9公演初日です。今日は休日なので普段よりゆっくり家を出ましたが、首都高4号線が事故で渋滞していましたが高樹町で降りたので、あっという間に着いてしまいました。
今回の第9公演はソリストがN響の第9は初めてという人が多いので、弾いていて何となく「?」が多いです。というのは私の座っている場所で聴くとあまり合っているように聞こえないのですが、指揮者が特にそのことを注意しないのですから私の座っている場所での特殊事情なのでしょう。メルクルさんのテンポは本番の時はとても速くて(4楽章)、ちょっとびっくりさせられました。毎回微妙にテンポが変わります。
私自身は体調不充分で、今日は噛みあわなかったです。
今日ゲネプロと本番の間に渋谷のヤマハの前のJ&Pに行ってCyberStudioのマニュアル本を買ってきました。今はAdobePageMillでこのページを作っていますが、ひょっとするとCyber Studioに乗り換えるかもしれません。ちょっと色々試してみようと思っています。
今日は第9の練習2日目でした。印象は昨日と同じです。明日はいよいよゲネプロ本番ですが、2時間のゲネプロの後2時間休んでまた本番という割ときつい1日です。
昨日も書きましたが練習の後会議があり、その後また別口の話し合いがあり家には思ったより早く帰ルことが出来たのですが、さすがに疲れました。明日に備えて今日は早く寝ます。
昨日も寝るころになってPowerbookを再起動したら途中でフリーズするようになり、また寝るのが遅くなってしまいました。今日は一日練習の時は体がちょっときつかったです。
いよいよ今年最後の練習が始まりました。今年は準・メルクルさんの指揮です。今年は第9のコンサートマスターは堀さんです。細かいフレージングをはっきりさせる弾き方をさせています。場所によるとかなりゆっくりしたテンポになっていますが、全体としてはすっきりとした演奏をさせようとしているようです。第2楽章のスケルツォは書いてある繰り返しを全部するという珍しいバージョンです。第3楽章も場合によると気の遠くなるような遅いテンポでやらせる指揮者がいますが、今回はすっきりとした印象です。
私は今日久し振りにN響に行ったので、練習が終わったら疲れました。でも今年もこれで終わるわけですからあと一息頑張ります。明日は練習の後会議がありその後更に話し合いがあるので、家に帰るのが何時になるのか見当もつきません。あさっては11時にゲネプロで3時に本番ですから、あまり遅くなり過ぎないようにしないととてもつらいゲネプロになってしまいます。(普段は11時にゲネプロ、7時に本番ですから間の時間にゆっくりすることが出来るのですが、今回のように11時ゲネプロ[終わりは大体1時くらい]、本番3時というとお昼を食べたらすぐ本番という感じで落ち着く暇がありません。)
私はこういう場合はカフェインの入ったドリンクをNHKの中の薬局で買って飲むようにしています。こういう物に頼るのではなく、自分で体調を管理するのが本筋なのはもちろんなのですが、なかなかうまくいかないことがあります。(こうやっている時に急にMacが不調になり、色々やっていたら気がついたら午前3時というようなことが時々起こるからです。)
今年のように第9だけの演奏会だと曲に集中しやすいので、私自身はとても有り難いです。
いよいよ明日からは今年の最後を飾る第9の練習です。今年は4回の本番で、23(祝)、24(金)、26(日)、27(月)が本番です。23日と26日がマチネーでともに午後3時からです。あとの2日は夜7時からの演奏会です。今年は第9だけですから1時間半ぐらいで終わります。特にデュトワ先生で色々の趣向を凝らした12月の定期と特別演奏会の後で、非常にオーソドックスに第9の演奏会です。
今度の演奏会を約1ヶ月後に控えて自分の練習は今までの演奏会以上に色々得るところが多いです。今までの弾き方でしっくり来なかったところが色々解決しています。こういう機会を作らなければいつまでも今までと同じ弾き方をして終わりになってしまいますが、演奏会で今までの私とは違う姿をアピールしようと思うとやはり真剣にならざるを得ません。
昨日メールニュースを見ていたら、ずっとアップグレードのなかったNow-Up-to-Date & Contactの3.8というバージョンの英語版が出たようです。昨日それをダウンロードして昨日今日と色々いじってみたのですが、カレンダーなどはフォントに日本語のフォントをしてすればちゃんと日本語になります。ただ1つ1つの項目の詳細表示は文字化けしてしまいます。そこでRelieverとFont Patchin'を試してみたのですが、Relieverはちゃんと起動しないし、Font Patchin'はエラーを起こします。(それを無視してFont Patchin'を再度起動しようとするとフリーズしてしまいます。)Font Patchin'に8.5で動くようなパッチを当てて再度試してみたら一応ちゃんと動きます。ただし名前が名字と名前が反対に表示されてしまいます。早く日本語に対応してくれると有り難いのですが。
今日の特別演奏会を聴いた人の話を聞くと、とても感動的で今まで聴いたN響の演奏会の中で一番良かったと言っていました。ダラピッコラはオペラとしては短い作品であるにもかかわらずとても重量感があり、それに続くフォーレのレクイエムへの転換がとても素晴らしかったと言っていました。2曲の間にすき間がなかったのがとても良かったそうです。実を言うと初めはこの2曲の間にコーラスが場所を替えるので、その時にオケの方が編成を替えるはずだったのですが、デュトワ先生の意向で急遽入れ替えなしに変わったようです。聴いている側から言うとこれは最高に良かったという話です。
聞いた話によるとダラピッコラのこの作品をパリで演奏した時にはお客さんが入らずとても苦労したという話でした。囚われ人はお客さんが入らないというジンクスを背負っている曲のようです。でも昨日今日の演奏会を聴かれた方からのメールや、前述の演奏会を聴いた人の話を聞くと素晴らしい曲のようです。登場人物が少なくて話に集中できるのが良かったと言っていました。今日メールをいただいた方もこういう演奏会をまたやって欲しいと言っていらっしゃいました。また今回は字幕が舞台の横ではなく上に出ていたので、とても見やすかったそうです。
いよいよあさってからは第九の練習が始まります。指揮は次世代を担う若手ホープの中の一人準・メルクルです。今年は第九だけの演奏会です。この第九の演奏会というのは時間的にちょっと中途半端で、今年のように他に何も弾かないと1時間20分弱になりますが、もう1曲何か弾くと短くてもレオノーレの3番ぐらいのものは弾きますから最低でも15分、それから休憩をとると15分ということで長いプロになります。ここにたとえば交響曲の1番などが入るととても長くて弾く側は気の重いプロになります。今年はすっきりと第九だけですが、これで充分満喫される方と、これではちょっと足りないと思う方とはっきり2分されると思います。
これは私の意見ですが、N響の演奏会はいつも少し長いという感じを持っています。美味しいものを腹八分でやめておくのが良いと思うのですが。私が弾いていてお客様の反応を見ている限りでは演奏会は長くても1時間45分では終わって欲しいです。2時間を超えるプロというのはオペラとか特別な曲を弾いている時以外は我慢の限界を超えているように思えます。その意味では今回の第九だけというのは歓迎です。
昨日書いたエラーの原因は機能拡張のコンフリクトが原因だったようです。というのはBooster機能拡張の名前の前に半角スペースを入れるという非常に古典的方法でトラブルを避けられたからです。このような方法でコンフリクトを避けるというのは久し振りに経験したのでずっと忘れていましたが、とても有効な方法です。
昨日は今日秋葉原に行ってUltra2SCSIカードを買おうかと思っていたのですが、この古典的対策が見つかったので新たな投資は一切やめることにしました。雑誌を読むとさらに速いG3ボードとかグラフィックのボードを買おうと言う特集がのっていますが、よく読むとそうやって得られる結果は大したものではなさそうです。いささか古いものだとはいえG3ボードもNesusGAというグラフィックボードを載せてはいるのです。今ガタガタ動くのはやめました。
今日は自分の練習を充分した後市響の練習に行きました。本番を26日(日)に控えているので、皆エンジンがかかっているような感じでした。アマチュアオケの宿命で、コンマスのアシスタントの人が仕事の都合で来られないようで、休んでいました。初めは私は練習を聞いているだけだったのですが、休憩後は私も一緒に中で弾きました。(本番は私はいないのですから、こういうことをしても助けにはならないのですが。)意欲的なプロを作って色々な曲に挑戦するのはたしかに意味はあるのですが、ここまで来ると足が地に着いていないという印象は拭えません。(皆さんが一生懸命やっていることまで否定する気はありませんし、私が想像していたよりはずっとまともに弾いてはいらっしゃるのですが。)
これから先に行けば行くほどこの問題が大きな問題になっていくような気がしています。難しい曲を弾く中から勉強していくというのも1つのやり方ですが、それだけではまとまりがつかないです。
今日は色々の事件があって、落ち着いて練習できませんでした。
ちょっと前にTurboMAXというボードをつけたことを書きましたが、このところどうもそのせいでエラーが出ているような気がしてなりません。もともとTurbiMAXはそれにつけたHDDからの起動はサポートしていないのですが、雑誌の記事などで実際上は起動できると書いてあるので買ったのですが、今日などは起動の途中でフリーズしてしまい、強制再起動させてPRAMをクリアして起動させ、その後起動ディスクを指定すると1回は起動できる状態になってしまいました。PRAMをクリアしたときは何ということなしにSCSIのHDDから起動するので、このUltraATAのボードがエラーの原因だとしか考えられません。このTurboMAXをつけてからMacOS8.6を入れてから、一応動いてはいるのですが、細かいエラーが続いていたのです。こうなったらSCSIのボードを入れてやるしかないようです。
午前中年賀状を作るときに見舞われたエラーが解決したと思ったら、今度は全然違うことで振り回されてしまいました。夕食を食べるころには家族に見たこともない二重まぶたになっていると言われるような状態でした。明日は良い一日であることを祈りつつ今日は寝ます。
今日は音楽に関係した人達の忘年会がありました。その席で弦の話になり、13日のところに書いたことを話をしたら、私のいつも行っている楽器屋さんにいずれはそうなるだろうと思っていたと言われました。この太い弦の組合わせは何人もの人が色々な楽器で試した結果だとのことでした。結局は今までの弾き方に問題があったということのようです。こういう試行錯誤を通して新しいことを見つけていくのです。やはり太い弦で余裕をもって弾ければ良い音が出てきます。普通はOliveEndのRigidでもせいぜい太さが16くらいのものを使うのですが、私の行っている楽器屋さんでは最低でも16の3/4、太いものを使う人の場合は17というものを使っています。私は弦が太すぎるのではないかと思い、しばらく細い弦にしてみたのですが、13日に書いたように結局響きが足りなくてもとの太い弦に戻りました。
この太さというのは実際に弾く時にはすごく大きく影響します。たとえば16の3/4と17との違いはものすごく大きいです。(16の1/2より細い弦とそれより太い弦とはまるで違うものだという話です。)私は一時期16を使ったのですが、とても楽に弾けてしばらくはとても快適だったのですが、2〜3ヶ月経ったらだんだん楽器が鳴らなくなってきました。人によると楽に弾ければ良いと考えもあるので、これは個人差が大きいのですが、私の場合は音の充実感が欲しいので少々弾きにくくても太い弦の方が良いです。
というような話に花を咲かしてついさっき家に戻ってきました。楽しい一日でした。
昨日書いたよく通る音の話の続きですが、何がきっかけで音が通るか通らないかが分かるようになったのかという質問をいただきました。残念ながらこれがきっかけというようなことがあったわけではありません。「ヴァイオリンからこんな音が出るのだ!」という経験はたくさんしています。ですが誰かの音を聞いたときに開眼したというようなものではありませんでした。
「ヴァイオリンからこんな音が出るのだ!」と書くと大きい音が出るのに驚いたように思われるかもしれませんが、そうではありません。音自体の大きさよりは響きの多さに驚かされるのです。これはStradの特徴でしょうが、ステージの上で伴奏していても、会場の奥まで音が行ってそれが反射して帰ってきた響きがわかるのです。こういう弾き方をする人こそが本当の名手なのです。
最近MacOS8.6にしてから小さいトラブルがとても多いです。今から考えると8.1というのは安定したOSでした。8.6になってから条件によって動いたり動かなかったりするソフトが多くなりました。今のOSは機能拡張がやたらに入っているし、高機能なソフトは純正でない機能拡張をインストーラーが入れたりします。こういう状態では純正の機能拡張とコンパネだけで使っている人などいるはずがないのですが、ソフト会社は他の機能拡張は外して下さいという姿勢なのです。そのくせ新しいソフトはほとんど新しい機能拡張を必要としたりしているのです。(今では何と当たっているかというテストをすることが実際上不可能なほど多くの機能拡張が入れられています。昔は何回か再起動してテストすれば何が悪いのかはすぐつかめたものです。)ほとんどの人が手に余るような高機能なOSよりは単純で速くて軽いOSの方が何倍良いことか!
今日もこの種のトラブル解決のために時間を無駄に使わされました。
今日いただいたメールの中に、ヴァイオリンの音量についてのご質問がありました。「そば鳴り」とか「遠鳴り」と言うけれど、どういうことかというご質問です。この違いは弾いている人に分かるものなのだろうかというご質問もありました。
結論から言うとこれは音が通るかどうかということで決まります。そしてそれはほとんどが弾き手の技術で決まります。楽器による違いは皆様が想像するよりずっと小さい影響力しかありません。これは楽器の弾き較べをすればよく分かります。同じ人が弾いている場合楽器を替えても音がガラッと変わるということはまずありません。オールドの楽器を持ったらそれだけで遠鳴りする音が出るというようなことは絶対にありません。上手い人は安い鈴木の楽器でも良い音を出します。どちらかというと楽器よりは弓の方が影響力は大きいでしょう。
アマチュアの方がこれを体験するには演奏会場のような広い場所で、いくつか楽器を弾いてみることです。自分で弾いてみてそれを会場で聴いてもらって意見を聞くか、他の人に弾いてもらってそれを自分は客席で聞くということをやって見たらいかがでしょう。狭い部屋で聴く印象と広い会場で聴く印象がまるで違うことが分かると思います。もちろん弾いている人自身でその違いははっきり分かるはずです。
さらに言うとこのことこそがヴァイオリニストの価値を決める大切な要素なのです。良い先生についてその先生の音と自分の音を較べてどこが違うのかが分かるようにならなければこの質問の本当の意味はわからないでしょう。誰もが聞きたい質問だし簡単に答えが出ると思われるでしょうが、とても深い問題を含んでいるのです。
今回の特別演奏会は色々面白い演出がたくさんあるようです。たとえば衣装が普段とは変わって黒のタートルネックです。また2曲をほぼアタッカ(続けて演奏すること)で弾くようです。その続きの部分ではどきっとするような演出があると聞いています。12音音楽でとてもきれいな曲ですが、演奏するにはとても難しいそうです。今日は弦と管がそれぞれ午前と午後に分奏をしたようです。私は用があってちょうど昼ごろに練習所に行きました。練習室の中をのぞいたら楽器の配置などは普段とはまるで違っていました。私も時間があったらゲネプロか本番を聴きに行こうと思っています。皆様も18日(土)と19日(日)の夕方4時からNHKホールでぜひお聴き下さい。
今日弦が古くなって音が出なくなったような感じがするので、自分の楽器の弦を交換したら前に較べて何かよく響かないような感じがしました。前に細い弦に替えたのですが、初めは楽器が開放されてよく響くような感じがしました。ですがだんだん響きの量が減っているような気がしたのです。今日新しい細い弦に交換しても音の響きが増えてこないので、試しに前の太い弦を入れてみたらちゃんと反応してくれて気持ち良く音が出てきます。このように弦の太さ一つをとってもある程度時間が経ってみないと結論はちゃんと分からないようです。今までと違うことをやってそれが良いように見えても、しばらくたってもう一度それを見直さないと大事なことを見落とす危険性が大だということです。
今の私のMacの環境をどうするかずっと迷っていたのですが、今年の冬は何もしないで見送ることにしました。一応全部のMacにG3のボードをつけているし、デスクトップにはUltraATAのボードをつけているのでもう少し頑張れそうだからです。やるとすればグラフィックのボードをつけることとIDEのHDDの20GBの物をつけるくらいです。これなら4〜5万位で何とかなりますから。
今日いただいたメールの中に元アマチュアオケのコンサートマスターの人からのものがありました。ここ5年ほどコンマスとして頑張ってこられた方ですが、アマチュアオケのあり方について考えさせられました。どこのアマチュアオケでも大なり小なり同様だとは思うのですが、コンマスなりオピニオンリーダーなり誰か意識のある人がそのオケを引っ張っていかないかぎりオケは前に進んでいきません。その時にその人にものすごいプレッシャーがかかるのです。自分がちゃんと弾けることの他に、他の人をまとめることまで仕事になってしまうからです。プロのオケであればそれはギャラとして払われるわけですから、ある意味では話は簡単ですが、アマチュアオケの場合はそれはほぼボランティアとしての活動になります。その上その手間はアマチュアオケの方が大変です。それにもかかわらず団員の人にはそれが当然のこととして受け取られるわけですから、気持ちの上でも実際の手間の部分についても大変なものがあります。
今のアマチュアオケの活動を支えているのはこういう犠牲的精神の持ち主の人達です。私がいただくメールの中にもこういう立場の方からのものがたくさんありますが、皆さんどうやれば自分のオケの方に自分の意図が分かっていただけるか悩んでいますというものがとても多いです。
私が想像するにこういうことを買って出られる方は音楽がとても好きな方であるはずですが、こういう作業を何年とさせられるうちに初めのような新鮮な気持ちがだんだんすさんでいってしまうのではないかと心配になります。初めに書いたコンマスの方など今ではもっと新鮮に音楽に迎えるようになっていると思うのですが、今はそれを実現するのが簡単ではない立場になっているのです。人はいつもこのように矛盾した課題を背負いながら生きていかないといけないのでしょうね。私も飲みながらそこら辺の本音を聞いてみたいと思っています。
私がトレーナーをしている市川交響楽団の演奏会も今月の26日(日)に市川市文化会館で開かれます。プログラムは前半がメンデルスゾーンのイタリア、後半がプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」です。このロメオとジュリエットというのはアマチュアオケとしてはとても意欲的な曲目で、これをどうこなすかこなせるかが今回の課題だと見ています。練習を通して割とこなしているようなので、私としては安心していますが。
今日は午後2時からNHKの衛星放送を見ました。前半は皇帝です。ソリストと指揮者の間でいくぶんテンポのずれがあるように感じましたが、放送を通してですから本当のところは分かりません。後半のシベリウスの1番はいかにもデュトワ先生という感じの非常にドラマチックな表現でした。今日のようにテレビを通してデュトワ先生の指揮を見ていると、弾いている時には非常に気になる棒の上への動きが、今日はとても決まって見えました。やはり同じ演奏でも弾くのと聴くのでは印象がまるで違います。弾いている時に感じる違和感というのは客席で見るとあまり気にならないもののようです。
今音大に通う学生はみな一様に先生のことで悩んでいるようです。みな自分の考えることが分かってもらえないと異口同音に言っています。はっきり楽譜の読み間違いをしていても先生がそれをちゃんと指摘していないなど信じられないことが起こっています。(同じ先生についている2人の演奏が譜読みの段階で違うように弾いているのに、先生がそれを指摘していないか気づいていないかのどちらかだというケースを私は実際に経験しています。)日本にもとても良い教育をされている先生が何人かいらっしゃるのは確かですが、残念ながらまだそういう先生は少数派です。そういう先生が正当な評価を得るようになれば自然と問題は解決するのでしょうが、今はまだ弾く上で生徒が疑問に思うことにまともに答えられる先生は非常に少ないです。
来週はN響は特別演奏会です。練習が4日、ゲネプロが1日、本番2日という非常に念入りなスケジュールです。ダラピッコラはとても演奏自体が難しいようです。デュトワ先生はこういう意欲的なプログラムに何回も挑戦されています。(今回もA定期の「門」、B定期の南米音楽の2つをされています。この2つはともにお客様の反応はとても好意的なものでした。)これからのクラシック音楽の進むべき道を模索されているのでしょう。その意味では今回のC定期は一番オーソドックスなプログラムだと言えるでしょう。私には強いて言うとこういう意欲的プロの方にデュトワ先生らしさが出ているように思えるのですが。
昨日書いた防音室の話の続きですが、弦楽器はともかくピアノの場合最低音までちゃんと響くためには部屋の広さは最低でも14.5畳はないとダメだそうです。ピアノの最低音が27.5Hzくらいになりますからその波長が12.2mになります。その半波長は最低部屋にのらないとだめなわけです。6畳とか8畳しかない部屋を防音すると壁を厚くする必要があるため、4畳半とか6畳くらいしかとれなくなってしまいます。こんな部屋だとレッスンをすると言っても生徒との距離がとれないので、生徒もこちらもとてもやりにくいです。
この防音ももともとの部屋の中にユニットをはめ込んでやるタイプと、部屋ごと新たに作る場合があります。部屋ごと新築する方が防音性能もはるかに良くなります。といってもマンションに住んでいる人の場合はそこにユニットをはめ込む以外に方法がありません。普通の部屋の場合音が外に抜けたり入ってきたりするので、少し狭い部屋でも救われるのですが、防音室になるとその部屋の大きさだけで音が決まるので条件は厳しいです。
私が防音室で弾いて最初に感じたことは、とにかく集中できることです。防音がしっかりしているので、部屋の外を誰かが歩いていてもその部屋で弾いていることを気がついてくれません。それに外の音は聞こえてきません。しばらくすると周りの出来事に気が散らないので、自分だけの世界がちゃんと出来るのです。(防音室の中で弾くことは慣れるまでは面食らうと思いますが。)私の経験から言うと防音室を作るときに大切なことは天井の高さだと思います。最低でも2メートル50は欲しいです。またいくぶんデッド気味にした方が練習にはなります。反響が多い部屋だと気分良く弾けますが、それに酔ってしまうので細かい練習には適さないでしょう。
今日はN響はC定期の本番ですが、練習所では特別演奏会の演出の練習が始まったそうです。今日用事があって練習所に行ったら、色々細工をしていました。
昨日どうもMacの調子がおかしいのでOSを入れ替えたのですが、その時にEudoraフォルダを間違えて消してしまい、最近のメールが何通か無くなってしまいました。もしかするといただいたメールにお返事を差し上げないという場合もあるかと思いますが、このような凡ミスのせいです。もうしわけありません。
日本人が音を潰すというのは、日本の住環境の所為だという話があります。もともと日本の音楽というのは西洋音楽のように音を続けて弾く(tenuto)というものではありません。バチで弦をはじくというような発音の仕方は、西洋音楽ではもっともいけない発音の仕方なのです。よく響く教会のような建物の中で弾くと、大きな音を無理に出さなくても建物に助けられるのです。ところが和室のように音が反射されないでただ外に抜けていくだけの建物では、どうしても無理に頑張らないといけなくなるのです。日本の新しいホールは概して響きの良いものが多くなっていますが、古い会場というのはよく言えば重厚な悪く言えば響きのない音しかしません。こういうところでしか演奏していないとどうしても右手で弓を押さえ込むことになるのです。
もちろんヨーロッパの会場が全部響きが良いわけではありません。ですが全体から見ると材料が本物の木を使っていることも大きな原因だと思いますが、良い響きの会場が多いです。
ところで今の東京圏で音楽をやろうとすると、防音のことを考えないといけません。これがとても大変なのです。残念ながら普通の建築屋さんは防音というか遮音の意味がわかっていませんから、「断熱材を普通の倍入れいていますから大丈夫です。」などということを言うのですが、そんな程度のことでは音は止まりません。専門の業者に頼まないと役に立つ防音は出来ません。私の家の防音室は夜その部屋の前に立っていても弾いていることは分かりません。これくらいちゃんと防音されていないと安心して夜弾けません。
ただこれをやると部屋の中が狭くなるのが問題です。特に天井の高さがすごく低くなってしまいます。どんなに狭くても最低10畳はないと折角の防音室に居られなくなってしまいます。
このように日本の住環境は音楽に適していないのです。ここで本物の音を練習の中からつかむのはとても大変です。
今日は自分の練習をしていて、弓の動かし方について再確認したことがあります。それは無理をして弾かないということなのですが、とても誤解されやすいことです。どうしても大きいホールで弾くことを考えるので、少しでも大きな音を出そうとしてしまうのですが、そこに大きな落とし穴があります。無理して弓をたくさん使おうとするとどうしても右手が硬直してしまうのです。特に弓の返しが汚くなります。でも弓巾を小さくすれば音は出ません。そこで圧力をかけすぎると今度は音が潰れてしまうのです。ここら辺のバランスが大切なのですが、これはそれこそその人の持ち味で決まります。自分に似合わない音を出そうとすると必ず破綻を来します。
聞いた話によると欧米では日本人は音が汚いということで有名だそうです。弓を弦にぶつけて、グシャッとした音で弾いて平気な顔をしているというのです。繊細さなど全然ないという話です。向こうの講習会ではよく日本人がそのことを指摘されるそうです。
というような話を前に聞いたことを思い出しながら自分の練習をした一日でした。
明日からはC定期の練習です。今度はベートーヴェンの皇帝とシベリウスの1番の交響曲です。毛色の変わった曲ばかりの今月の中では一番オーソドックスな曲が並んでいます。私は伴奏で弾く機会が多いためか、皇帝、チャイコフスキー、ショパンの1番というあたりの定番の協奏曲は良い曲だというのはよく分かるのですが、あまり好きになれません。皇帝なら4番の方が、ショパンも1番よりは2番の方が好きなのです。私のヘソが曲がっているのでしょうか。こういう定番の曲を弾き始めると何度も続いて弾くことになるので、それで飽きてしまうのでしょう。
ただこれも自分が聴く立場になるとまた別です。しばらく振りにチャイコフスキーなどを聴くとやはり面白いなと思います。でも演奏旅行などで毎日チャイコを弾かされると、やはり2〜3日すると飽きてしまいます。どんなに良い曲でもそればかりだとやはり参ります。
ピアノやヴァイオリンは曲数が多いのでその点救われていますが、曲の少ない楽器の場合はプログラムの多様性が無くなってしまいます。誰が弾いても同じ曲を弾くことになるというわけです。ピアノなどメインプロにする曲はたくさんありますが、ヴァイオリンのリサイタルの場合など選択肢はかなり狭くなってきます。ヴァイオリンソナタが何曲もあるのでまだ良いですが、ソナタ以外から探すと本当に候補は少ないです。
時間がないのでちゃんと原因を調べられないのですが、MacOS8.6になって細かい不都合がたくさん起きています。たとえば起動ディスクの名前を適当につけるとMacOSヘルプがちゃんと表示されなかったり(MacintoshHDとしたらちゃんと表示される)するのです。また今まではCD-ROMで起動するために入っているシステムフォルダをHDにドラッグしてインストールすればちゃんと起動していたのに(今までは外付けのHDDにCD-ROMのシステムフォルダをコピーして、何か事故があったときの緊急起動用にしていました。)、8.6になったらそれも出来なくなってしまいました。それでも何とか出来てしまうのがMacの良いところですが(外のHDDには8.1を入れておけば良いわけですから。)、だんだんその融通の利く範囲が狭くなっているように感じます。
今日メールで知ったのですが、バンドネオンのソロのビネリさんは奈良の演奏会が終わった後ホテルで若い日本人のバンドネオンを志す生徒さんを相手に長い時間レッスンをされたそうです。とてもエネルギッシュにまた暖かく教えて下さったそうです。その後浴衣姿のデュトワ先生に会うことが出来たそうで、もしそうだったら私も見てみたかったなと残念に思いました。
昨日の朝の話ですが、ビネリさんは11時ごろ散歩に出かけられたという話を聞きました。そのすぐ後私がホテルをチェックアウトしようとした時にデュトワ先生がタクシーでちょうど戻っていらっしゃいました。役員宿舎がたまたま同じホテルだったのでお会いすることが出来たわけです。
実は昨日の京都から三河安城への移動の時こだまに乗ったのですが、岐阜羽島のちょっと前から寝込んでしまい、目が覚めたら何と三河安城の駅に止まっていました。びっくりして慌てて荷物をまとめて列車から飛び降りたのですが、後で気がついたらPHS用のPCカードのケースを列車に忘れてきてしまいました。カード本体ではなくケースの方ですから大して影響はありませんが、それにしてもお粗末な話でした。
この次の定期はC定期で、シベリウスの1番がメインです。私は個人的事情から次とその次の特別演奏会は降り番です。でも色々の話を聞くと思うので面白い話があったらご紹介します。
今朝ホテルの食堂で朝食を食べていたら外を鹿が歩いていました。昨日会場からホテルまで歩いた時には3頭ほどの鹿に会いました。今朝も1頭だけが歩いているだけでした。

今日はこれからアイシンに向かいます。近鉄で京都に出て新幹線で三河安城に行き、そこからタクシーでシンフォニーホールに行きます。会場の近くにちゃんと食事の出来るところがあまりないので昼食をどうするかが問題です。このように演奏旅行の間はどうしてもいい加減な食事の連続になるので、意識的に野菜をそれも火の通った野菜を摂るようにしないとビタミン不足になります。演奏旅行の季節は健康管理をちゃんとしないといけないです。若いころは演奏旅行の時は洋食、それも肉料理ばかり食べていて平気だったのですが、最近は和食がだんだん多くなってきています。(10:30奈良ホテルにて)
今の文章をアップロードしようとしたのですが、ホテルの電話経由でもPHS経由でも失敗してしまいました。今日の会場アイシンワーナーのハーモニーホールはこけら落としの時に来て以来かなりの年月になります。

初めてここに来たときは一番近い名鉄の駅桜井から歩いた覚えがあります。地図の上では割と近くに見えたのですが、実際に歩いたら旅行かばんと楽器を持って歩いたのでウンザリした覚えがあります。しばらくしたら名鉄の新安城からタクシーに乗って行くのが良いということが分かりましたが、結構お金がかかるのです。今では新幹線の三河安城からタクシーで行くのですが大体3,000円くらいかかります。このタクシーの代金は乗ったタクシーによってかなり違うのです。場合によっては1,000円近く違うこともあります。この手の話は演奏旅行に行くとよく出会います。いまだに雲助タクシーが多いということなのでしょうか。
今回の演奏旅行は定期から続いてのものですから私たちの感覚としてはとても長いものに感じます。実際には4日間(休みを入れても5日間)なのですが、もっとずっと長くやっていたような感じです。今日の演奏会でこのシリーズは終わりなので、バンドネオンのソリストビネリさんは本番前に楽員と一緒に写真を撮ったり、篠崎さんと写真を撮ったりしてうれしそうにされていました。ビネリさんは歌のソロ浜田さんが演奏の後袖に戻ってくるときに、ずっと袖で拍手をし続けていらっしゃいました。これだけの名手なのにとても礼儀正しい方で、とても素晴らしい方です。今年の有馬賞は今回の主催者アイシンワーナーに送られています。これは先程書いたこけら落とし以来の縁によるものです。(家に戻って24:00)
今日は奈良の演奏会でした。朝10時ののぞみに乗り京都で近鉄に乗り継ぎ奈良には1時過ぎに着きました。4時からのマチネーの演奏会でした。今日の会場は去年紹介していますが、再度写真を紹介します。(これは去年撮ったものです。)

今日の会場の反応はにぎやかな曲については熱狂的な拍手なのですが、静かな曲になると何となく面食らっているような感じでした。今までのN響のイメージからあまりにもかけ離れているのでお客様はどう受け取っていいのか分からないという感じです。もっとも弾いている私たち自身いささか面食らっている部分があるのですから、お客様のことだけ言えた筋ではないのですが。でもこういう曲はそのまま楽しまなければいけないと考えたら、この世界にすっと入っていけるようになりました。
演奏会が終わった後はホテルまで歩いていき、ロビーに入ったら指揮者ソリスト一行がもう着いていらっしゃいました。今日のように6時過ぎにホテルに入れるのはとても珍しいので、今日はホテルのメインダイニングで夕食をとりました。普通は演奏会が終わるのが早くて8時半ですから夜9時過ぎに食べに出ることになるので、かなり慌ただしい雰囲気になるのですが、今日はゆっくり食事が出来ました。
明日はアイシンワーナーのハーモニーホールでの演奏会です。明日もマチネーの演奏会ですから夜10時頃には家に帰れます。
今日は休みです。明日あさってと昼間の演奏会ですが、明日の奈良の演奏会は開演が午後4時です。その前に午後2時半から会場練習があるので、奈良には午後1時くらいには着いていないといけません。そのためには東京を10時に出ることになります。このように朝家から奈良まで行って演奏会をやるということはかなり大変です。私は奈良に泊まるので、演奏会が終わった後移動する必要がないので良いのですが、終演後名古屋まで行く人がかなりたくさんいます。18:00に終演になるのでそれから名古屋に行くと8時くらいになります。私は終演後移動するのはあまり好きでなく、出来るだけ早くビールを飲みたいので奈良に泊まります。
今回の演奏旅行は東京の定期と同じプロですが、このように普段と趣の違うプロも珍しいので、お客様にどのように映るのかちょっと心配です。気難しくなくて楽しいプロだと受け取っていただければうれしいのですが!先輩の人に聞いてもバンドネオンと共演するのは初めてだという話です。このバンドネオン協奏曲と5つの黒人の歌は聴き物です。お楽しみ下さい。
奈良には今までの県文化会館の他に新しくJRの奈良駅前にホールが出来るという話で、今回はその新しい方のホールだと思っていたのですが、そうではありませんでした。前回ここに来たのは去年の8月23日(日)だったと思うのですが、この時は終演の頃にものすごい雨が振り出し、会館から近鉄の奈良駅まで歩いてすぐのところなのですが、とても歩いて行けるような状態ではなかったことをよく覚えています。この時はHさんが車で来ていて、私を駅まで送って下さったのでとても助かったのですが、会館前の道路がこの豪雨で大渋滞していてしばらく全然動きませんでした。
明日は演奏旅行ですが短い旅行ですからこのページに書くことにします。
今日はサントリーホールの館長佐治敬三さんの音楽葬が行われ、N響がベートーヴェンの7番の2楽章を演奏しました。色々な方面からとても多くの方が参列されていました。

この写真は私が正午にサントリーホールの前に付いた時に撮ったものです。この左には受け付けがあり、その前にもたくさんの参列者が列を作っていらっしゃいました。
こんなことを書きたくはないのですが、その前後はアークヒルズの周りは大混雑で黒塗りの車が道路にわが物顔に違法駐車していました。参列される方々が忙しいのは分かりますが、それぞれの部門のトップともあろう方達の乗られる車の駐車のマナーの悪さは見ていてうんざりしました。
夜7時からは定期2日目が普通に行われました。昨日に較べると今日は演奏会の進行がとてもテンポが良かった感じです。普段のB定期とは全然違う雰囲気で、とても明るくて軽いのりに評判は良かったという話です。でもいささか演奏時間が長すぎる印象はぬぐえませんでした。バンドネオン協奏曲の見事さには何回聴いても感心させられます。この充実感はなかなか味わえないものです。4日には奈良、5日はアイシンで定期と全く同じプロ、ソリストで演奏会をします。奈良、アイシンの皆さまご期待下さい。
今日はB定期の本番でした。今日の演奏会はとても長く、聴いていらっしゃるお客様はどうお感じになったのかお聞かせ下さい。弾いている方でも今日の演奏会は長いなと感じるからです。それにしても今回は多彩なプロです。ソロが歌とバンドネオンと2つあり、さらにそれぞれのソロの付く曲が2曲づつあるからです。
今回のソリストは2人とも素晴らしかったです。特にバンドネオンという珍しい楽器の表現力には驚かされました。実はこのバンドネオンを弾いているところを写真に撮りたかったのですが、そういう展開にはなりませんでした。
デュトワ先生はリズムの面白さを強調するように盛んにリズムを正確に弾くように言われています。最初にデュトワ先生がN響を振ったときの曲が「春の祭典」だったのですが、この時の見事さは今でもよく覚えています。最近は先生も少し変わられた様に感じますが、先生の一番の特徴はリズム感だと思います。その意味では今回のプロは先生の真骨頂が出ています。
今日から12月、サントリーホールの外もクリスマスツリーが飾られていました。今朝はそれを見ながら楽屋に入っていきました。演奏会が終わったときは雨が降っていて、駐車場まで降られてしまいました。
明日は午後1時くらいからサントリーホールの館長でいらっしゃった佐治敬三さんの音楽葬が行われます。N響は朝比奈先生の指揮でベートーヴェンの7番の2楽章を弾きます。N響の良き理解者でいらっしゃった故人のご冥福をお祈りいたします。