ひとりごと99年11月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
ページの最後に97年9月から月単位にまとめたページに飛べるようになっています。以前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。


11.30

 今回はほとんど弾かない曲というせいもあるのでしょうが、先生は最後まで時間を有効に使っています。(もっとも先生はよく弾く曲でも時間一杯使って、細かく注文を出されるケースがほとんどではあるのですが。)今回はリズムを正確に弾くように(特に同じ音価の音が連続するときに急がないようにと)何度も注意され、何度も分奏をして念を押されていました。今回の特に聴き物はモンサルバーチェの5つの黒人の歌と、バンドネオン協奏曲です。特にバンドネオンの妙技は特筆物です。N響の定期としては異色の演奏会です。
 これは私の感じなのですが、今回は先生は少し遅めのテンポで弾かせようとするケースが多く、いつもののりの良い先生とはいささか違うなと思います。前回のモーツァルトでもそう感じましたし、今回のボレロの練習中にも同様に感じました。先生も少しづつ変わられてきているのかなと思います。

 今日は新しいリンクをご紹介します。長崎市民吹奏楽団電脳指揮者烏山さんのホームページです。こちらへどうぞ。


11.29

 今日からB定期の練習です。今回の曲目はボレロ以外はほとんど聴かない曲ですが、皆とても楽しい曲ばかりです。特にプログラム前半の3曲はとても面白いです。ヒナステラは細かいリズムが特徴で、モンサルバーチェはソロの浜田さんがとても楽しそうに歌っているのが印象的でした。ピアソラのバンドネオン協奏曲はバンドネオンがこのように素晴らしい表現力を持っていることにびっくりさせられました。あまり深刻にならずに雰囲気を楽しむという感じの演奏会になるでしょう。その意味ではとても気楽に楽しめると思います。今回はデュトワ先生はオーソドックスな曲ではないものを特集されていて、先生の幅広いレパートリーをご披露しています。今回の定期は曲数は多いですが、皆短い曲ばかりですから(一番長いバンドネオン協奏曲でも22分、次がボレロで15分)、さっと切り替えが速いという感じでしょう。

 それにしても先月のシュトラウス特集の重さと今月ののりの良さとは好対照で、これはそのままサヴァリッシュ先生とデュトワ先生の持ち味の違いということになると思います。私は個人的にはこの落差に面食らっています。


11.28

 26日にモーツァルトの第29番は久し振りに弾くのではないかと書いたのですが、色々な方から3年前の2月にスクロバチェフスキさんで弾いているというメールをいただきました。私はどうも印象がないのですが、降り番だったかどうかは定かではありません。またその前に92年に十束さんで弾いているそうです。そう言われてみるとたしかに弾いているかも知れないような気になってきますが?
 モーツァルトの存在感が薄いと書いたことについては、客席では「物足りない」演奏ではなかったということで一安心しました。(私が存在感が薄いと書いたのは演奏のこともあるのですが、ステージがモーツァルトを弾くのにふさわしい状態になっていなくて、「門」の影を引きずっていることを言っているのです。舞台転換にかかる時間を省くためにやっていることですが、これで良いのかなという感じがするということです。)

 昨日今日とMacで問題が起きて困りました。1つはQuickTime4.0をインストールして再起動すると途中でNortonAntiYirusから変なメッセージが出て、そのまま起動させると何とメニューバーが出てこないのです。どうやったら良いのか分からず一度QuickTimeを3.0に戻したのですが、AntiVirusがメッセージを出すとおかしくなるのでこれを外して再度4.0をインストールしたらちゃんと起動するようになりました。
 もう一つはPageMakerでショートカットでプリントさせようとしてもショートカットが効かない状態になってしまいました。(この症状は以前のOSでも経験したことがあります。)一度終了させて再度起動してみたらちゃんとキー操作が効いたので一安心しましたが。
 この前MacOS8.6にしてからちょこちょこと問題が出ています。たとえばスキャナーのTWAINのドライバーが8.6に対応していないので、Photoshopで直接スキャンできず、専用ソフトで読み込んだ後Photoshopに渡して画像処理するという手間を余儀なくさせられています。


11.27

 今日は一日休みのはずだったのですが、やぼ用で一日忙殺されてしまいました。なかなか思うように時間がとれません。こうやってみると一番自由な時間が使えるのは学生時代なのですが、それに気づくのはたいていかなり後になってからです。私は人の2倍学生時代があったのですが、その時期が貴重だということに気がついたのはかなり後になってからでした。

 昨日おとといの演奏会の楽屋話をご紹介します。おとといの本番の時にヴァイオリンのある人が自分の場所に立ったら何とライトが点かない状態で、近くの人がすぐ気がついてライトを持ってきてもらうように合図をしたのですが、ライトが到着するまでその人は楽譜で1ページ分暗譜で弾かなければいけなかったそうです。ライトのコードが断線していたからだそうです。このような変則的な舞台だと色々な事故が起こります。

 この次の定期は南米音楽の特集です。といっても全部が南米というわけではありませんが。この前の「門」に続いてデュトワ先生の面目躍如というところです。こういうラテン系の音楽は得意中の得意というものです。今月のプロの中では最後のC定期(皇帝とシベリウスの1番の交響曲)が一番普通のプロです。こういう今までの演奏会の枠を破るようなプログラミングに挑戦するところは、デュトワ先生の本領発揮というところです。


11.26

 今日は定期2日目です。昨日の演奏会はなかなか好評のようで、お客様の中にはとても感激された方が何人もいらっしゃったそうです。テーマがとてもわかりやすいうえにとてもドラマチックな演出、演奏だったということのようです。たしかに普通の演奏会ならFMやテレビである程度のことは分かりますが、今回のような作品だとその場にいて聴かない限りは本当の効果は分からないわけですから、演奏会場に足を運ぶということの意味が従来の演奏会とは全然違います。これは今までの演奏会の常識とこれからの演奏会のあり方に対する問いかけと言えるでしょう。
 それに対して前半のモーツァルトの存在感がいささか薄いのが気になりました。デュトワ先生がテンポを押さえ気味にしていらっしゃる上に柔らかい音ということを強調されているので、今回反響版のなかったことと相まって何か弾いていても物足りなさを感じたのです。今回の第29番の交響曲というのは久しく演奏していないと思います。ひょっとすると私が入団したころ以来ではないかと思います。
 今日本番前に指揮者控室の前でデュトワ先生にお会いした時握手をしていただきました。先生はいつもにこにこされて陽気な方です。


11.25

 今日は定期初日でした。「門」の時の舞台転換に時間がかかるので、1曲目のモーツァルトの時もこの写真のように「門」の舞台道具が残ったままでの演奏になりました。

 

 もう一つ気になったのはこの広いホールでモーツァルトを弾くのに反響版を使っていないことです。「門」への舞台転換のために反響版を使わないようになったのだとは思いますが。こんなに小さい編成の曲をこのような状態で弾いて大丈夫なのでしょうか。もし聴かれた方がいらっしゃったらご感想をお聞かせ下さい。

 何度も書いた通り私は1曲目だけが出番だったので帰りの車の中で「門」を聴きながら帰りました。この作品をステージを見ないで音だけ聴いてどうこう言っても片手落ちというものです。劇音楽ですから音だけ聴いているとステージ上で何が起こっているのか全然わかりません。曲自体はとても分かりやすく現代曲から予想されるような響きではありませんでした。会場の中でどのように音が広がっているのかがFMでは知る由もないので、この曲はやはり会場に座って聴くべき曲です。
 帰りは渋谷から箱崎まで下の道を通って時間をかけて帰ったのですが、家に着いたときには「心中天網島」が始まったところでした。

 今日の感想を書いたところでメールを読んだら、今日の演奏会の感想を何通かいただいていました。皆さんいつものオーソドックスな演奏会と違ってこのような演奏会も楽しいというご感想でした。


11.24

 今日はホールでの練習でした。タン・ドゥンの「門」の方が進行が大変なようで、モーツァルトは割と軽めの練習でした。10時からの練習ですが、楽員は9時以降に楽屋に入って欲しいということで、それまでは照明のセッティングをやっていたそうです。
 デュトワ先生は新作をとても積極的に取り上げる方で、アメリカ旅行の時はグバイドゥーリナ、12月は今回のタン・ドゥンとダラピッコラととても意欲的です。確かに今まで通りの演奏会の形式だけでは行き詰まってしまうのかもしれません。ほとんどの演奏家が今までの路線を進んでいくのに対して、舞台の後ろをスクリーンにして映像を流したり半分劇のような進行をしたり、これが功を奏するかどうかは明日からの本番の出来次第というところです。明日の本番をごらんになった方はぜひご感想をお知らせ下さい。

 昨日EGBridgeの新しいバージョン11のアップグレードが来ました。このバージョンから郵便番号を入力して変換するとじゅうしょが出るようになりました。たとえば「2720021」と入力して変換すると「千葉県市川市八幡」という具合です。そのかわり遅いCPUの機種だととても重いそうです。また辞書フォルダの大きさが63.8MBというとてつもない大きさです。HDDとCPUに対する要求は大きいですが、便利なことはたしかです。こうなるとデスクトップのHDDは少なくても10GBくらいはないと使い物にならない時代のようです。私がMac IIciを使い始めた時は内蔵のHDDは何と100MBしかなかったことを考えると隔世の感があります。

 現在はこのページはPageMillで作っていますが、ホルンの山本さんのホームページを見るとGoLiveの方が色々なことが出来そうなのでどうしようか迷っています。両方を使われている方がいらっしゃいましたらどちらが良いのかご意見をお聞かせ下さい。お願いします。


11.23

 今日は自分の練習でいっぱいでした。それが終わってからメールを見ていたらAction Utilitiesの新しいユニットAction MenuとAction WYSIWYGが出たという案内が来ていたので面白そうだと思ってそれをいじり始めたら調子がおかしくなってしまいました。
 明日は10時からNHKホールで練習ですからもう寝ないといけないので今日は失礼します。


11.22

 今日からA定期の練習です。といっても今日は一日中タン・ドゥンの「門」の練習になってしまい、午後からのモーツァルトの練習に出かけた私はお昼に焼肉定食を食べただけになってしまいました。今回の「門」は演奏する以外に色々な仕掛けがたくさんあるので、とても練習に時間がかかるようです。デュトワ先生はとても幅広いジャンルの曲を手がけられるので、今月も今回の他のプロも次のB定期は南米シリーズ、特別演奏会はダラピッコラというふうに多彩なプロになっています。今日は練習についてはなんの報告も出来ません。

 今日は話題をもう1つ、来年の1月16日に演奏会を開きます。こちらをごらん下さい。


11.21

 今日はいただいたメールへのお返事の意味を込めて、お答えします。

 1つ目は12月5日のN響アワーでシェリングのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の放映があるという件についてです。これは私も曲目紹介号を見て知っていたのですが、メールをいただいてシェリングと共演したときのことを思い出しました。私はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴くのはあまり好きではないのですが、オイストラフとシェリングの演奏は例外です。今度の放送は私もぜひ聴いてみたいと思っています。ですがその日はアイシンワーナーのハーモニーホールでのマチネーの演奏会なので、放送時間中に家に帰れるか分かりません。シェリングの演奏は学生時代この曲を勉強したときに何度も参考に聴きました。
 なぜ私がベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をあまり好きではないと言うかというと(嫌いという意味ではありませんし、駄作だと思っているわけではありません。素晴らしい部分のあることも充分わかりながら大好きとは言いきれないのです。)、ヴァイオリン協奏曲はピアノ協奏曲の4番あたりと比較するとどうしても見劣りするような気がして仕方ないのです。(私はピアノ協奏曲は5番より4番の方がずっと好きです。)これはピアノソナタとヴァイオリンソナタを較べても同じことが言えると思います。

 2つ目は昨日の定期のご感想をいただいた中に土曜日の演奏会は全体にとても良かったが、「しかし、休憩前の演奏に関しては、一寸不満が残りました.それは、オケが強く演奏すると、歌がその中に埋もれてしまって聴えなくなってしまうのです.ハンプソンさんの歌ったのは、オーケストラ伴奏付きの歌曲であって、歌入りのオーケストラ曲ではないと思います.」という部分があるのですが、これはとても難しい問題を含んでいるのでここに取り上げさせていただきます。
 これは要するにオケと歌のバランスが悪かったということなのですが、ソロのハンプソンさんはとても素晴らしい歌だと思いますし、あの曲でよくあそこまで声が通るなとステージの上で弾いていて感じさせられました。そうなると伴奏役のオケが音が大きかったということになります。単純に音の大きさの問題ではなく、音質や音域間のバランスのとり方に問題があったということでしょう。(シュトラウスの厚いオーケストレーションにも一因があります。)ソロがよく引き立つような演奏になるということは、オケがソロを弾き立たせられるような伴奏をよく出来たということになるわけで、今回はその点で問題があったということです。私たち自身のこれから精進すべき部分なのでしょう。

 明日はいよいよ12月のA定期、タン・ドゥンの「門」の練習が始まります。私は初めは次の定期は2曲とも出番だったのですが、「門」が曲降りになっている人がこれを弾いてみたいというので出番を替わったので、私は前半のモーツァルトだけが出番です。


11.20

 今日ホールに行ったら昨日会場で聴いていたお客様はあまり事故に気がついていないという話を聞きました。仮にそうだとしても弾いている本人にとってはとても居心地の悪い事件ですから、今日は皆気合いが入っていました。今日は順調に昨日よりもずっと良い演奏が出来たと思います。マクベスも今日はとてもまとまっていました。昨日事故の起こったところも今日は何ということなしに過ぎ去りました。こうやってみると一段と昨日の事故の原因は何だったのだろうと悩んでしまいます。
 今月はシュトラウスの特集でしたが、今月のような曲目だとやりがいがある反面、インテルメッツォ、「イタリアから」、ホルン協奏曲第2番、マクベス、歌曲4曲などどの定期にも普段弾かれない割にとても難しい(曲を消化するのが大変な)曲のオンパレードでとても大変でした。お客さんの反応を見てもこれだったら家庭交響曲やアルプス交響曲、ヴァイオリン協奏曲というもっと普通の曲の方が良かったのかなと思いました。
 次はいよいよデュトワ先生登場です。サヴァリッシュ先生とは得意とする音楽のジャンルといい、練習の持って行き方といいすべての点で好対照を見せる人です。来月は第九と特別演奏会があるためにまだ11月なのに12月のA定期をやることになっています。

 今日帰りに秋葉原に寄ってPowerbook用のPowerBattery24を買いました。これでどのくらいの時間バッテリーが持つのかはまだやってみていないので分かりませんが、もともとのバッテリーまで入れれば相当長い時間もつだろうと想像できます。内蔵のバッテリーではないのでPowerbookの他に外に600gのバッテリーを置かなければいけないのですが、旅行中にバッテリーの上がる心配をしなくて良くなるのは大歓迎です。


11.19

 今日はC定期の初日でした。今日は珍しくてとても恥ずかしい事件が起きてしまいました。というのは1曲目のマクベスが始まって早々のところで、オケがバラバラになってしまい弾き直したという何年に一度というようなことが起こりました。今日の演奏会はFMで中継されているので聴かれた方も多いと思いますが、私も弾いていて「あれっ!」と思った瞬間に皆お互いに探り合ってしまったという状態になってしまいました。その直前にサヴァリッシュ先生のモーションが小さくて分かりにくいなと思ったのです。ここ何年というか10年近くこのようなことは起こらなかったのですが、今日は休憩時間も皆なんでこのようなことになったのか分からないという感じで話をしていました。
 このような危ない時というのはたまにあるのですが、大体は本流が何なのかよく聴いていれば分かるのですが、今日は何かフェードアウトするような感じになってしまいました。そのせいか1曲目は探り合ったまま終わってしまいました。歌になったらソロがマイペースで進行しているので、ここで私たちも気を取り直したというかフンドシを締め直したという形です。ソロのハンプソンさんは素晴らしかったです。最後のツァラトゥストラになったらやっと調子が出てきたという感じで、やっと安心して弾けるという状態になりました。
 昨日書いた心配が現実のものになってしまったという悲しい1日でした。それにしても何が原因なのか私の場所ではいまだによく分かりません。今日聴いて下さった方にはとても申し訳ない結果になってしまいましたが、明日こそは頑張ります。申し訳ありませんでした。


11.18

 私がPowerbook2400を買ったのとほぼ同時期にやはり2400を買われたYさんは今ではG3 Powerbook 400を使っていらっしゃいます。画面の表示の大きさや質、スピードどれをとってもうらやましい限りです。

 左が私の2400、右がYさんのG3 Powerbookです。軽いことだけが2400の取り柄です。OS8.6まででしたら2400でも何とかなりますからしばらくはこのまま頑張ります。

 ところで今度の定期は一番いやなのはマクベスです。一人で弾くのは何とかなっても合わせて弾くとなると難しいです。音の動きがよくのみ込めていないからだと思います。こういう場合は私たちもアマチュアの皆さんと同じ悩みを抱えることになります。歌の4曲のソロのハンプソンさんはとても素晴らしいです。声を無理して搾り出すのではなく、楽に声を会場に送っているという感じです。昨日も書きましたが2曲目と4曲目は編成が小さいので、本番の時は弾かないで静かに座っていないといけません。これはつらいです。
 最後のツァラトゥストラは表題の内容をもっとも大切にした表現をするように細かく注意されています。この前のティルもすごく話の筋を重視されていました。英雄の生涯の時もそうだったと思うのですが、私は降り番だったので何とも言えません。この演奏を聴いた人の話では、演奏自体はとても良かったとのことですが、取り上げたのがオリジナル版だということもあって最後が今一つ盛り上がらなかったようです。(でも先生はそんなことは百も承知でオリジナル版を選んでいるのですから、その点については練習の最中に説明されていると思います。)


11.17

 今日の練習ではサヴァリッシュ先生は予想した通りin tempoで弾きなさいということを何回も言われていました。たとえばツァラトゥストラの冒頭のティンパニーなど絶対にin tempoでと言われています。日本人指揮者だとよく思いきりrubato(ルバート テンポを自由にすること)しまくって弾かせるというケースが多いですが、チャイコフスキーでもドヴォルザークでもまた今回のシュトラウスでも本国の人は楽譜に書いてある通りに弾きなさいということを強調し、テンポを変えろと書いてないところではそのままどんどん弾くように指示されるケースがとても多いです。こういうところをin tempoで弾けないとその演奏は演歌風だと評されることになるのです。またin tempoと言うのは考えるほど簡単なことではありません。自分ではin tempoで弾いているつもりでも自分の癖でテンポが変わっているケースも多いからです。今月のシュトラウスはよく弾かれるものとは一味も二味も違うものになっています。
 今日はまずツァラトゥストラを練習し、次はマクベス、それから歌の4曲を練習しました。マクベスは全体的にはそれほど難しくはないのですが、細かい音符のところだけはとても難しいです。当然のことながら指使いなどしっかり決めてかかっていかないととても弾けません。最後にやった歌の4曲はそれぞれ楽器編成が大きく変わります。弦楽器は1曲目と3曲目は全員で、2曲目と4曲目は後ろ4人は休みです。私はこの2曲は弾かないでずっと静かに待っていないといけません。本番中はステージ上にいるのに弾かないでじっとしているのは弾いているよりずっと気が疲れます。


11.16

 いよいよ明日から今月最後のC定期の練習です。曲目はこちらの通りです。歌の4曲はあまり歌われない曲だと思います。(ピアノ伴奏ではどうだか知りませんが、オーケストラ伴奏では殆ど演奏されないと思います。)マクベスもN響では殆ど弾いた記憶がありません。ツァラトゥストラは割とよく弾かれます。10月のB定期と11月でシュトラウスの曲で有名なところは殆ど弾きますが、目立つところではアルプス交響曲、ヴァイオリン協奏曲が弾かれていないのが残念です。ヴァイオリン協奏曲はかなり前に堀さんが弾かれたことがあります。(指揮が誰の時か覚えていませんが。)名演でした。今回また弾かれなかったのがとても残念です。
 同様にあまり弾かれないヴァイオリン協奏曲の中では私はニールセンの物が好きです。とてもファンタジーにあふれた第1楽章の始めやフィナーレのテーマが好きなのですが、同じ北欧の作曲家シベリウスの名作と較べるとどうしても影が薄くなってしまいます。
 来年の3月までの曲目を見るとヴァイオリン協奏曲では1月の地方公演でサラサーテのカルメン幻想曲(梅津美葉)、A定期でバルトークの1番とラプソディー(ジョルジュ・パウク)、C定期ではブラームスの二重協奏曲(Vn:ジェームズ・エーネス Vc:ミクロシュ・ペレーニ)、2月のA定期ではバーバー(パメラ・フランク)、3月のオーチャード定期と地方公演ではシベリウス(渡辺玲子)、後半の地方公演ではメンデルスゾーン(チー・ユン)がヴァイオリン協奏曲として取り上げられています。私見ではジョルジュ・パウクの演奏が一番の聞き物でしょう。
 珍しいという意味ではバルトークの1番がその最右翼です。バルトークというと2番しか演奏されませんから。


11.15

 昨日書いた1400が起動しなかった件は(起動していくとHappyMacが現れると画面が真っ暗になり、HDDも回転音がしなくなるというものです。)、原因はしばらく使わなかったのでバッテリーが放電し切ってしまったからのようです。G3ボードの所為かと思ってもとのCPUボードに入れ替えてみましたが、症状は同じです。バッテリーマネージャーのリセットをやってバッテリーをしばらく充電してから起動してみたらちゃんと動作しました。またCPUボードをG3に戻してやってみましたがこれもOKでした。あまり触らないのでPowerbookに愛想を尽かされたようです。こうやっているうちにいやでもトラブルに強くなっていくのですが。

 しばらくさぼっていたN響の定期の曲目紹介、ソリストの紹介、演奏会の予定をアップデートしました。来年の1月に地元でリサイタルを開くので、今その練習をしています。今回は今までと少し感触が違います。いろいろ新しいことに気がつきますが、それが演奏上で良い方向に作用するかどうかがこれからの勝負です。夜練習が終わってからこのページのアップゲートをやるとどうしても遅くなってしまいます。特にN響の練習がある日は自分の練習が出来るころにはクタクタになってしまうので、練習時間をちゃんととることが一番大切になります。

 やっとN響の公式のホームページが出来ました。こちらをごらん下さい。またNHKホールのページもこちらにあります。こちらはホールでの催し物が紹介されています。


11.14

 実はこのところPowerbook関連で事故続きです。少し前に1400が起動しなくなってしまいましたし、昨日は2400の方のEtuernetのカードが反応しなくなってしまいました。昨日は「今日の成果をバックアップして寝よう」と思ったら、ついさっきまで動いていたカードが反応せずHubのライトも消えたままになってしまっています。いろいろやっているうちに時間が過ぎ結局寝たのは3時でした。

 というようなわけで今朝8時頃に起きてオペラシティーに行く前に新宿の南口のソフマップに行ってTDKのEthernetのカードを買いました。(今日は家からオペラシティーまで30分位で着いてしまい、ソフマップの前に行ったらまだ開店していませんでした。)家に帰ってからやってみたら、めでたく動いてくれて安心しました。

 今回のシュトラウスプロの4連戦の最後の日でした。(といっても2日間の定期のあと1日休みはありますが。)この忙しくて難しい曲ばかりのプロは4日目ともなると皆参ったという顔をしています。曲の難しさだけではなくサヴァリッシュ先生の指揮というのはさらに緊張させられます。今日はホルン協奏曲の時はとても聞きやすくて助かりました。(聞きやすいというのはホルンの動きがよく聞き取れたということです。)サヴァリッシュ先生の得意技なのですが、静かに始まる時に大きな音にならないように殆ど息をさせないような振り出し方をされるのです。我々弦楽器以上に管の人はやりにくいようです。
 サヴァリッシュ先生はティルのようにストーリーのある曲をもっとも得意とされているようです。今回の英雄の生涯やツァラトゥストラも同様ですから、先生の良さが一番発揮されるというものでしょう。それにしても先生がシリーズとして取り上げられるメンデルスゾーン、シューマン、R.シュトラウスはどれもいつも弾き詰めで、細かい音符のオンパレードです。これを1ヶ月間ずっと弾くのは大変です。


11.13

 今日は鎌倉芸術館の演奏会でした。今日も車で行ったのですが今日は電車の方が正解でした。行きはまあまあだったのですが、帰りは横浜まで戻るのに1時間半くらいかかってしまいました。その後は横羽線は空いていたので1時間かからずに戻れました。

 ホールで2回定期が終わった後で、いくぶん気が抜けていたような気がしました。今回のプロは前半が50分の「イタリアから」、後半がホルン協奏曲とティルというバランスがあまり良くない感じです。でも「イタリアから」は曲の軽いのりから言ってこれをメインプロにするのは無理だという判断だと私は想像しています。ドン・キホーテとかアルプス交響曲、家庭交響曲だったらメインにできるのでしょうが。弾く側の都合だけで言うとこれだけシュトラウスの曲が連続すると、とてもきついです。今日の反応などを見ているとお客様の方もいささか未消化の状態のような気がするのですが、どんな感じだったのでしょうか。
 今日の会場鎌倉芸術館は会場で聴くとだんだん響きが良くなっているという話です。確かにステージ上でも響きはまとまっている気がしました。97年8月21日、98年12月12日にここに来ているようですが、その時の感想を見てもだんだん響きが良くなっているというように書いています。会場の響きについての判断は会場が出来てから何年も経たないと素性は分からないようです。いよいよ明日オペラシティーの本番で今回の曲目は終わりです。たった4回それも今日までで3回なのにもっと何回も弾いた感じです。


11.12

 今日は休みです。明日は鎌倉、あさってはオペラシティーです。私個人的には今回のプロの中ではホルン協奏曲が一番緊張させられます。ソロが割と細かい動きで動いているときなど時々拍子が分かりにくくなるのです。特に3楽章の最初などソロに合わせて棒を振っていただけないので、こちらとしてはとても大変です。このホルン協奏曲がほとんど演奏されない理由はここら辺にあるのでしょう。こんなに伴奏が難しい協奏曲は他にはないと思います。
 練習の時には自然に楽にとおっしゃるのですが、実際に本番の時になるとすごい緊張感で呼吸も出来なくなってしまいます。ティルの冒頭などその例です。何ということなしに弾かなければいけないのですが、なかなかそのようには行きません。

 今日は天皇陛下在位10周年記念の行事のために皇居周辺は通行止めになっているそうですが、幸いなことにN響は休みでしたから私自身は影響を受けませんでしたが、今日本番などがあったら大変だったでしょう。


11.11

 今日は定期2日目でした。ところで昨日書き忘れたのですが、昨日定期演奏会が始まる前に普段通りサヴァリッシュ先生が登場された後、さきごろ亡くなられたサントリーホールの館長であり日本リヒャルドシュトラウス協会の会長である佐治敬三さんに黙祷を捧げました。N響はサントリーホールのこけら落としの時から縁があります。その時の指揮者が今回と同じサヴァリッシュ先生です。クラシック音楽の良き理解者でありN響を支えて下さった方の一人である佐治さんのご冥福をお祈りいたします。
 今回のR.シュトラウス特集を聴かれた方は概ね良い演奏会だったと言う感想をお持ちです。皆さんの感想を総合するとサヴァリッシュ先生の間の取り方が素晴らしいということのようです。今回のティルについても独特の間のとり方が見られました。前回の英雄の生涯については良かったという人とあまり印象に残らなかったという両方の意見が寄せられました。今回の定期については全体としては良かったと私は感じました。(ホルン協奏曲などでは合わせの点でいくぶん問題ありでした。)今回は土曜日に鎌倉、日曜日にオペラシティーで同じプロを弾きます。なかなかきついプロです。

 この前ご紹介した横山さんに続いてホルンの山本さんもホームページを立ち上げたようです。山本さんのページはなかなか凝った趣向があります。(我が家の家族というページでは写真の上にカーソルを持っていくと写真が変わり、クリックするとさらに変わるという趣向です。)N響の人たちのホームページをまとめてご紹介します。こちらをごらん下さい。N響もホームページを立ち上げたようです。アドレスを確認してからご紹介します。


11.10

 今日はB定期の本番でした。とても緊張感のある演奏会でした。1曲目の「イタリアから」からとても弾くところが多くて難しい曲で、2曲目のホルン協奏曲がこれまた難曲中の難曲です。ホルンの人に聞いたところこの曲はソロが難しいことはもちろんのこと、オーケストラにとってもとても難しいのでほとんど取り上げられることのない曲のようです。N響では今から10年以上前にやはりサヴァリッシュ先生でやっているそうです。私は覚えていませんがその時の印象の強い人は何人もいました。以前に較べてサヴァリッシュ先生はオーケストラに自由に弾かせるように変わってきているように感じます。前はどんなに細かいところでも棒で振られていたのですが、今回はオーケストラに自由に弾かせるという要素が強くなっています。
 今回はティルがいつもとは違ってとても迫力があるという話をゲネプロを聴いていた人から聞きました。ティルの話を音で彷彿とさせるというのがサヴァリッシュ先生の第一義で、流れをとても重視されています。客席で聴かれてどうだったのでしょうか。感想をお聞かせ下さい。

 ところで今日本番を弾きながら突然以前に「シンコペーションのリズムをどうやって勘定しているのですか?」という質問をもらったことを思い出しました。これについてはこちらをごらん下さい。

 もう一つご紹介することがあります。音楽之友社から教育音楽 中学高校版11月号の別冊として、molto Orchestra(もっとオーケストラ!)という本が出ました。その中でセカンド・ヴァイオリンというコーナーに私が登場しています。よろしければぜひお読みになって下さい。


11.9

 今回の定期の協奏曲ホルン協奏曲はヴァイオリンのパートはとても難しいです。特に第1ヴァイオリンはめちゃくちゃ難しそうです。第1,3楽章とも第1ヴァイオリンはとても細かくて速いパッセージをずっと弾いています。易しい協奏曲よりよほど難しいことが書かれています。今回の定期の曲はどれもヴァイオリンは弾くのが大変です。ティルは何回も弾いているのでまだ良いのですが、他の2曲はほとんど弾かれない曲ですから曲になじみがありません。曲の仕掛けが分かっていないので、それをのみ込まないといけません。私自身は交響的幻想曲「イタリアから」は今一つ歩調が合いません。その原因が何なのか分からないのですが。
 今回の3日間練習は皆とても疲れたと言っています。もっともサヴァリッシュ先生の時はいつも同様です。私たちはよく「ボロ雑巾を最後まで絞るように弾かされた。」というのですが今回もまさにそういう感じです。でもそれぐらい熱を入れられるといやでも本番は良い演奏になっていきます。明日もそうなると思います。(中から見るといろいろ問題はあるのですが。)

 今日久し振りにPowerbook1400を起動させようとしたら、バッテリーが空になっていたらしく起動途中で画面が黒くなってしまい一切のキー操作を受け付けてくれませんでした。バッテリーマネージャーのリセットをやってやっと起動できるようになりました。聞いたところでは48時間充電してから使って下さいということでした。(内部のリチウムバッテリーまで放電してしまっているようだからです。)本当にびっくりさせられました。


11.8

 今回弾く「イタリアから」は14年ほど前にやはりサヴァリッシュ先生で弾いたことがあるようです。フィナーレのテーマは「フニクリ・フニクラ」で、4楽章(Finale)を弾いたら前回弾いたことを思い出しました。今回ティルを練習しているときもすごく楽曲分析のようなことを説明されます。今までの先生はそういうことはほとんど口にされなかったのですが、今回は身振り手振りを交えて説明されます。陶磁器をおいている店の中でいたずらをして外から笑いながらその店の様子を見ている部分など面白く説明されています。また最後にティルが処刑される部分の説明も面白いです。今回の定期はサントリーですから場所によってはサヴァリッシュ先生の表情が見えますが、これはとても面白いでしょう。
 サヴァリッシュ先生はここ何年か前に一時期元気がなくなったかなと思った時期があったのですが、今回はとても元気が良くてすっかり昔の先生に戻られました。

 N響の人のホームページがもう一つ立ち上がりました。ヴァイオリンの横山さんのホームページです。こちらをごらん下さい。


11.7

 今日は私は今回のサヴァリッシュ先生の最初の練習でした。今日の練習を通して先生が少し変わられた様な気がしました。というのは今までの先生は曲の内容の説明などを特にされることはほとんどなかったのですが、今回はティル・オイレンシュピーゲルの話を細かくされてここはこういう場面だということをすごく細かく説明されたのです。今までの先生のイメージと少し違うものを感じました。私たちから見ると先生がこの曲をどう感じていらっしゃるのかとてもよく分かるのである意味ではとても有り難いのですが、先生が変わられたという感じを強く持ちました。ティルがこういういたずらをしているのからそれを表して欲しいと説明されるとよく分かります。練習を聞いている人がいつものティルとは違うと言っていました。ティルは他の定期のメインプロ英雄の生涯、ツァラトゥストラに較べると短い曲ですが内容的にはいろいろな要素が入っていてそれらに負けないくらいの内容があります。
 「イタリアから」という交響的幻想曲はちょっと変わった感じの曲ですが、聴いて楽しい曲です。前に一度弾いたことがあるかもしれないのですが、曲頭は覚えていません。この曲はシュトラウスの曲の中でもほとんど弾かれない曲です。
 サヴァリッシュ先生の練習というのは最初に弾いたときはテンポが合わないという感じが強いのですが、それはどうも先生がN響の癖がよく分かっているので、遅くなりそうな所はことさら速く振ったりされるので弾く方と1拍ぐらいずれてしまうことがあるのでそう感じるのだと思います。N響の癖を知っているという意味ではデュトワ先生以上にN響を知り抜いていらっしゃいます。デュトワ先生とは違うところでN響のいちばん良いものを引き出してくれる人だと思います。


11.6

 今日はしばらくぶりに市響の練習に行きました。この前ちょっと聞きに行った時はとても苦労しそうな感じがいっぱいでしたが、今日は割とまとまってきているなという感じで安心しました。初めはロメオとジュリエットをやりました。前回までは「こんな曲アマチュアオケが取り上げるのは無理だよな。」という印象でしたが、今回は皆が大変だと思っているせいか細かいところまで良いというわけではありませんんが、割とまとまっている感じです。後半の「イタリア」の練習の時は私も一緒に弾きました。ボーイングなど何ヶ所か直しました。横で聞くのと中で弾くのとではやはり全然違います。指揮の早川先生が毎回の目標テンポをきちっと決めて練習を組んで下さっているので、練習がしやすいようです。それにしても部分的には手に余るところがあるようですが。
 今までだと本番の時はお手伝いが出来たのですが、今年は市響の本番とN響の第九の本番が重なっているので、お手伝いできません。


11.5

 昨日の定期はおおむね好評のようです。堀さんのソロが美しかったというメールを何通もいただきました。英雄の生涯のソロは易しい協奏曲よりずっと難しいです。この曲を弾くといつもソロがすごいなと思います。ツァラトゥストラもヴァイオリンソロがあります。R.シュトラウスの曲はコンサートマスターのソロ以外も一人一人違うことを弾くところが何ヶ所もあります。ファーストヴァイオリンの前の方の人たちも皆なかなか大変なソロを弾いています。これもこの曲を聴くときの楽しみの一つです。こういう曲の場合セカンドヴァイオリンの後ろの方も1プルトごとに全然違うことを弾くところがあります。すぐ前の人の弾くことが自分にとっては助けにならないのです。
 今日の演奏会を会場の前の方で聴かれた方からのメールの中に、サヴァリッシュ先生の息遣いがすごくはっきり聞こえたというものがありました。息をしないで指揮をする人は名指揮者の中には一人もいません。大なり小なり息の音は聞こえるものです。目立つか目立たないかの違いだけだと思います。今日の演奏会では曲の終わりでの拍手はフライングもなくとても良い感じだったそうです。(これも指揮者の能力の一つです。名指揮者は皆背中でお客さんの拍手を止めてしまう迫力があるものです。)惜しむらくはドン・ファンの途中で携帯の音が聞こえたそうです。演奏会の時は携帯の電源を切って下さいね。(といっても楽員自身が携帯を持ってステージに上って本番中にならしてしまうというドジをしたケースがあるので、お客さんのことばかりも言えないのですが。)

 明日はN響は休みです。そしてあさって日曜日からは次のB定期の練習です。


11.4

 1日にUltraATAのHDDに交換したことを書きましたが、あまりにも今までとスピードと容量が違うので内蔵のSCSIのHDD(4GB)をUltraATAに替えようかと迷っています。OSを8.6に替えておおむね順調なのですが、Finderがいくぶん不安定なのとフロッピーから何かをインストールしようとするとよくエラーが出るのが問題です。フロッピーの方はShrinkWrapでディスクイメージを作ってそれからインストールすればできるのでいまのところは問題ありません。Finderの不安定は起動時によく現れます。ソフトについてもほとんどちゃんと動きます。(いまのところ唯一の問題はPowerbookにインストールしたインスピレーションが普段使っている機能拡張のセットだと起動したときにエラーを起こして使えないことです。OS8.6すべてに後いくつか付け加えた状態だとちゃんと動きますが、インスピレーションを使うときは再起動しないといけないのが玉に瑕です。)

 今日は定期初日です。今月のようなシュトラウスの特集というのは弾く方はとても負担が重いです。シュトラウスは弦楽器に合った曲なのでその意味では弾きやすいのですが、弾くことは決して簡単ではありません。その上指揮者がサヴァリッシュ先生なので大変です。今回はとても張り切っていらっしゃるそうで、いつも以上に元気がよいという話でした。
 N響の練習は朝10:00〜15:15までなのですが、サヴァリッシュ先生は大体14:15には練習を終えられます。早く練習を終えると言っても短い時間のうちにとても多くのことを要求されるので、普段より1時間早く練習が終わってもクタクタになります。特に昼食後の練習はこちらは食後でいくぶん緩むのですが、先生自身はお昼を食べないで午後の練習に臨まれて緩みがちになる私たちをぎりぎり締め上げられる感じがします。
 先生はN響とのつきあいが長いので、どこまで要求できるかがとてもよく分かっていらっしゃるので、N響の出来る範囲内で最高のものを引き出されるのです。今度の日曜日からはB定期の練習で私も出番になるので、今から覚悟を決めています。でも前回のシューマンプロもその前のメンデルスゾーンプロも良かったですから、今回のシュトラウスプロも期待できると思います。


11.3

 今日は文化の日でNHKで午前中に2つの音楽関連の番組が放送されました。1つは3チャンネルの今年の日本音楽コンクール、もう1つは1チャンネルのスターンの「情熱のレッスン」です。日本音コンの方ではこのページでも書いた弦の切れたところが放映されました。スターンのレッスンの方はなかなか面白くて両方の番組ともビデオにとっていたのですが、スターンの方は結局全部見てしまいました。中国のトリオは達者ですが基本的な部分で違和感があります。日本のトリオが見ていていちばん安心して聞けるという感じです。韓国トリオは最初の弾き方では問題外という感じですが、最後は健闘していました。(いささか不自然ではあるのですが。)こちらが11時に終わってからは日本音コンの方を見ました。ヴァイオリン部門では大宮さんが弦が切れているにもかかわらず明るくインタビューに答えているのが印象的で、将来を期待できそうな人材です。途中ちょこっと聞いたチェロの1位の人が良かったです。

 午後になってから自分の練習をしたのですが、スターンの注意が途中で思い出されてなかなか良い影響を受けました。言ってみれば当たり前のことしか言っていないのですが、自分で弾く段になると何となくいい加減に通り過ぎてしまうことに厳しい注意をしているのを思い出したのです。ちょこっと一言言われただけで突然うまくなるほど簡単ではありませんが、良い手がかりになることは確かです。

 昨日練習所に行ったときに聞いた話によると、今回の英雄の生涯は原典版という珍しい版を使っていて曲の最後が普通に弾くのとはかなり違うようです。サヴァリッシュ先生はその点について練習中に5分くらい話をされたそうです。インテルメッツォというのはものすごく難しい曲のようで、昨日練習所に行ったら「根津さん、涼しそうな顔をしていていいね。」(私は今回降り番だからです。)と言われてしまいました。


11.2

 昨日は用事で練習所に行った後家に帰ってレッスンをして自分の練習をしたら真夜中になってしまいました。そこでいよいよデスクトップのOSを8.6にしようと思い、昨日帰りに手に入れたTurboMAX(UltraATAのHDDを内蔵させるためのPCIカード)とSEAGATEのBarracuda(20GB)を内蔵させました。今までは8500には初めから入っていたSeagateの2GBと後から足したQuantumの4GBを内蔵のSCSIにつなげていました。それに外にIDEのHDDをSCSIで使えるようにした8GBのHDDをつないでいました。もともとのSeagateを外して同じSeagateのUltraATAのHDDに入れ替えたのです。これは雑誌にもよく載っていますが手間は大したこともなくHDDのスピードが上がったのでとてもうれしいです。昨日は明け方までソフトのインストールをしていたのですが終わらず、先ほどやっと普通に使えるようになりました。
 といっても一本道でうまく行ったわけではありません。先程再起動をしたら起動音がするだけで少しも先に行かないのです。(HappyMacが現れないでHDDの動く音もしないのです。)いろいろやったあげくTurboMAXがちゃんとスロットに刺さっていなかったのがわかりましたが、一瞬これで終わりかなという気分になりました。
 CPUのボードはG3/300MHzに、グラフィックのボードはちょっと古いものですがNexusGA(去年の1月につけました。)、そして今回のUltraATAのHDDと手を入れているのでしばらくはこのまま使い続けます。今までのデータを新しいHDDに移してやっと順調に動かせるようになりホッとしました。古いPowerMac(604あたり)を使われている方にはこのTurboMAXはお薦めです。

 昨日今日とほとんど時間もなく、時間が出来たらMacの前に座っていた私です。


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