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私は今はMacはデスクトップが8500にインタウェアのボードで604e/200MHzにしたもの、Powerbookは2400と1400を使っています。2400だけはG3化したのですが、8500と1400についてはそのままにしてあったのです。(いつでもG3のボードが買えるようなので。)ところがこのところG3のボードがあまり出てこなくなったような感じがするので、慌てて今日安いボードを買うことにしました。8500については300MHzのもの、1400については233MHzのものというコスト重視の買い物にしました。
なぜこのようにG3に興味がないと言っていたのに急に買ったのかというと、車のナビゲーションシステムが今はWindowsにしか対応していないので、SoftWindows98を買おうと思ったのです。その場合スピードの点からG3でないといくぶんキツイものがあるのではないかということで急遽方針を変更したのです。(今新しいG3MACを買っても置き場所がありません。VAIOやThinkPadも考えたのですが、ナビだけに使うには高すぎます。中古も考えましたが、ふんぎりがつかなかった。こんな程度ならSoftWindowsで充分ですから。)
今日ある方から大変長文のメールをいただきました。その中で2点とても面白い指摘があるのでご紹介します。
1.演奏旅行のスケジュールについて
「N響のスケジュールは客観的に見て決してハードなものではないようです。体力差もあるのでしょうが、たとえば外来オケの来日スケジュールや外国ツアーと比べると一目瞭然です。しかしながら根津さんのHPでは、しんどさが強調されているようです。」という点について。
たしかにスケジュール自体は外国のオケの方がキツイ事は承知しております。ですがそれに対しては手当が支給されています。N響の場合は手当てなどありません。またこれは前から団に要望していることなのですが、行き帰りの飛行機がほとんどエコノミー席でちゃんと休めないこともあります。またエキストラを入れることについての感覚が日本とは全然違います。
2.指揮者のレパートリーについて
「ひとりごとのなかで、よくデュトワ先生とサヴァリッシュ先生を対比されていますが、なかなか二人の特徴が表れていて面白いです。その一方で、リハーサルにおいては、いわば管理型という点で共通しています。
ところで、レパートリーですが、演奏演目はあくまでも楽団事務局の意向をふまえてのものですので、決してサヴァリッシュ先生はドイツロマン派を中心とした狭いレパートリーしか有しない指揮者ではありません。
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一方、デュトワ先生もモントリオールでオール・シュトラウスプロを企画されたりしますし、N響との最初の欧州ツアーではシューマンを取り上げられました。北ドイツ放送交響楽団との来日公演ではシュトラウス、ブラームス、ベートーベンをメインにしたプログラムでした。」
その通りだと思います。お2人ともN響のキャラクターを考えてサヴァリッシュ先生はドイツ物を、デュトワ先生はそれ以外のものをやられるのでしょう。またN響の歴史がこれに深く関係しているのでしょう。サヴァリッシュ先生が来られたころはN響はドイツ物を中心にやっていたので、サヴァリッシュ先生はN響の良さはドイツ物の時に出るとお考えなのだと思います。デュトワ先生はその路線とは違う観点で意識的にサヴァリッシュ先生の路線を避けているように私には思えるのです。(逆にサヴァリッシュ先生もデュトワ先生の路線を避けているようです。)お2人の場合は団の要望よりお2人のご希望の方が強いという話ですから、この選曲はサヴァリッシュ先生なりデュトワ先生のご意向であると言えると思います。
私の言い方がN響の今のやり方をを前提としていっているので、その意味では言い方が不正確なのかも知れません。(私はN響団員ですからどうしてもそうなってしまいます。出来るだけその枠に捕らわれないように気をつけているつもりではあるのですが、やはりご指摘のような問題があるようです。これからも気をつけて行こうと思います。でも結局全然直らなかったりして!............?)
今日は法事があって忙しく、アメリカ旅行のレポートで手いっぱいになってしまいました。
今朝久保さんからまたメールが来ていて、今回の演奏旅行で楽器を運搬するトラックというかトレーラーの写真が来ていました。日本ではこれに比べると遥かに小さいトラックで移動しています。こんなに大きかったら荷物まで一緒に運んでもらえそうです。こちらへどうぞ!
昨日林さんという方からメールをいただき林さんの主宰されている「エフゲニー・スヴェトラーノフのページ 」を知りました。(ひょっとすると前に一度のぞいたことがあるのかも知れませんが、アドレスを控えておかなかったのでアクセスできなくなってしまっていました。)その名の通りスヴェトラーノフ先生のファンの皆さんの掲示板があったりして活気のあるページです。皆様も是非ごらんになって下さい。
朝ひょっとしてメールが来ているかなと思って、読みに行ったら久保さんと山本さんから写真着きでメールが来ていました。ありがとうございました。こちらをどうぞ。
今日のN響アワーではマタチッチ先生の指揮を特集していました。ベートーヴェンの7番と自作の「対決の交響曲」でした。画面を見ていたら今から15年も前のものでしたから私自身も含めて皆とても若いし、もう卒業なされた諸先輩がたくさん映っていました。肝心の音の方はたしかに今とはかなり違います。でもずっと聞いていると一概に今の方が良いとも言えません。録音、ステージ上の配置などの問題があるので音だけ聞いても何とも言えません。それ以上に私には懐かしさの方が大きくて冷静には聞けませんでした。(あの頃は娘が3才くらいで何をしていたとかいうようなことを思い出してしまいました。)今見ても細かく振るというタイプではありませんが、見ているだけで何をしたいかが分かるという実に人間味溢れる指揮です。
また今日夕方車を運転しながらFMを聞いていたら、コンドラシン・コンクールの録音が放送されていました。人によって出てくる音がこんなに違うのかと再確認しました。でも指揮のコンクールは弾くオケによって結果は全然違ったものになるでしょう。聞いていてオケが上手くないところなど指揮者に同情してしまいました。その意味では器楽のコンクールでも協奏曲を弾く場合は指揮者とオケに決定的に左右されますが。コンドラシンはN響に来たことがありますが、その時ブラームスの4番でcresc.、diminuendoを書いてある通りに正確に弾くように何度も注意されたことを思い出します。(そのコンドラシン先生は日本から帰られてすぐ亡くなってしまいました。)
昨日はプライベートで大問題があり、夜家に帰って夕食の時ちょっと酒を飲んだらそのまま寝込んでしまいました。今朝メールを見たら打楽器の久保さんとチェロの三谷さんからメールが来ていました。それはアメリカ旅行のページをごらん下さい。
前にPowerbook2400cの電源アダプターの断線が問題になっていましたが、私は強引にやらないので今の所なんの事故もないのです。ですが突然断線されると困るのでもう1つ買っておこうかなと思っていたところMADSONLINEというところのPowerbookよう汎用電源アダプターがあるという記事を読み、通販で早速手に入れました。本体側に差す部分が少しきついのが気になる程度で、2400用の純正の小さい方のものと大きさなどはほとんど同じですが、コードが斜めに出ていることや本体への部分がL字型になっていることなどなかなかよく考えられています。また電源コードが1.6mと25cmの2種類がついています。これはG3/3400/1400/2400用と書いてあるので、2400以外のPowerbookの方にもお薦めです。(今日この接触のきつい部分が抜けることがあるので注意するようにというメールが来たのはちょっと気になりますが。)
昨日先に書いた大問題が解決したので色々なことに着手しようと思っています。(自分の教本の手直し、ホームページのヴァイオリンの項目の手直しなどです。)
今日午前中にひょっとしてアメリカからメールが来ているかなと思ってメールの確認をしたら、ホルンの山本さんから第1報が入っていました。しばらくアメリカ旅行については1999年アメリカ旅行のページをごらん下さい。この第1報の入ったことをお知らせしました。(12:45)
いよいよ今日からアメリカ演奏旅行が始まりました。まだこの時間は飛行機の中ですから、メールや写真はまだ着いていません。今回のアメリカ旅行では最大の問題がホテルの部屋でも禁煙の部屋が多く、喫煙の人たちが喫煙できる部屋をめぐってくじ引きをしたそうです。飛行機の中も禁煙が当たり前になっていますし、これからももっと禁煙については厳しくなっていくでしょう。明日になれば何か情報が手に入ると思うので、手に入り次第ご紹介します。
昨日Mac用のPIMソフト「コマンドアイ」を買って色々やってみたのですが、今使っているNowUp-to-Dateから乗り換えられるという感触は得られませんでした。表計算やデータベースの機能まで持っていて期待できるかと思ったのですが、実際やってみると制約が多そうです。最近は新しいソフトが出たと言ってもすぐに欲しいと思うような物はほとんどありません。特にバージョンアップしなくても現行の機能でも使いきっていないものばかりです。今必要とするのは機能が多いことではなくスピードではないでしょうか。そこそこの機能できびきび動くことこそが一番大切なのですが。
いよいよ明日からアメリカ演奏旅行です。前は練習所から成田までバスで行く人が多かったのですが、最近では成田エクスプレスや自分の車で成田に行く人が多くなりました。今回くらいの旅行でも成田の駐車場に車を預かってもらうだけだと9000円くらい、帰国時に空港まで車を持ってきてもらって13000円くらいだそうです。
国内旅行の場合は持って行くものも決まっているので荷物は15分もあれば用意できますが、さすがに海外になると着替えも目的地の気候が分からないので色々の場合を想定していかないと行けないので大変です。また自分の部屋で夜食をするための用意もしたいので、旅行用の鍋とレトルト食品、コーヒーの用意なども要ります。またモバイルの用意も国内旅行の場合はいつも持っているカバンだけで足りるのですが、海外旅行のように長いとCD-ROMのドライブとOSインストール用と基本ソフト(Netscape、Eudora、PageMill、Fetch等。基本的にはFetchは要らないのですが、時々PageMillがちゃんと動かないことがあるのです。)のCD-ROMを持って行きます。またすぐに対応できるようにCitiDiskにインターネット関連のソフトとデータを入れたものももって行きます。またモデムカードやデジカメと充電用の電源ユニットも持って行きます。こうなってみると旅行カバンも小さいもので済ますことが出来なくなってしまいます。
いつも持ち物は最低限にしようと思って荷物を作るのですが、結局はあれもこれもということになり、旅行が終わってみたら一度も使わなかったというものが2つや3つはあります。それをもって行かなければもう一回り小さいカバンで充分だったということばかりです。私は楽器も自分で持ち歩くので、旅行カバン、身の回りの品を入れるショルダー、モバイルのカバン、楽器ということで荷物だらけになってしまいます。
N響の演奏旅行では不思議なことに滞在時間の短いホテルがすごく良いホテルということがよくあります。前もベルリンの1泊の時にマリティムの良い部屋が当たりました。今回もワシントンのホテルが一番良いようなのですが、ワシントンのホテルは演奏会の終わった後チェックインし、翌日朝早くチェックアウトするまでのホンの短い時間しかいないのです。スケジュールの都合とはいえすごく損した気分になります。今回はパソコンを持っている人が何人もいるので、日本にいても色々の情報を教えてもらえます。便利な時代になったものです。
今日も収録でした。手際が悪いために7曲収録の予定が5曲収録したところで終わってしまいました。今日の収録ではカメラの人の声は静かでした。(まるでこのページを読んでいるかのように。)でも手際の悪さは何とも言いようがありません。(昨日の時点で時間が足らないことは明らかなのになんの工夫もしていないのだから、間に合うわけなどありません。高い費用をかけているという話なのに。)
デュトワ先生としては珍しく英雄、魔笛序曲などを録りました。時間のないせいもあるのかも知れませんが安全運転に徹しているという感じでした。やはり昨日のプロの方が本領を発揮できるというものです。
あさっていよいよN響はアメリカ旅行に旅立ちます。15:40のノースウエスト航空12便で行くようです。最近VAIOを買った人も何人もいるようで、画像を送っていただける人が何人かいらっしゃいます。このページで色々ご紹介できると思います。デュトワ先生は1日早く明日アメリカに発たれるようです。
今日はサントリーホールで収録がありました。今回の収録は色々な意味で期待外れでした。今日は春の祭典に始まる収録でした。これは我々の方にも色々問題があるとは思うのですが、前に私たちが経験した春の祭典とは別の種類のものでした。何年前になるのか覚えていませんが当時春の祭典がこのように整然と振られた経験がないので、私たちはあっけにとられたものでした。先生の指揮に馴れてしまったからかもしれませんが、前回先生があれほどピシッと振られたのとは違って細かいところが全然合わないのです。(今回はエコーを会場に流しているような気がしました。聞こえ方が普段とは違いました。妙に他のパートの音がふくらんで聞こえ合わせにくく感じました。)
また収録の進み方が時間ばかりかかって弾く方としてはイライラの連続だったことも演奏が低調だったことに拍車をかけました。たしかにカメラワークは大切でしょうが、一度通して弾いた後ビデオを見ているであろう時間が異様に長くかかるのです。その上マイクのセッティング替えも優柔不断で時間だけ無駄に過ぎていくのです。
更に本番の収録中にカメラの人がべらべらしゃべっているのです。弾いていて腹が立ってきます。(終わりの頃になってやっと少し良くなりました。)リハーサル中ならともかく本番中にこちらがピアニッシモで弾いているときに調整室とベラベラ話すということなど失礼の極みです。毎回この種のことは問題になるのに以前として直っていません。また一度録音をとっても必ずもう一度弾かせるのです。1回の録音だけだと不安だということなのでしょう。たしかに最初の演奏が良くない時もあります。でももう一度やっても良くならない時もあるのです。ロンドンデッカのクルーだったらそんな無駄なことはしませんでした。サントリーホールなどNHKは何回も収録しているのだから今更カメラの位置決め、音のバランスチェックなどしなくてもベストのポイントにもって行けて当たり前ではないのでしょうか。(ロンドンデッカの収録の時は初めてのトリフォニーホールでマイクセッティングを変更したのは1回、それも1分位しかかかりませんでした。)何度も弾き直させることによって弾く方が緊張感をなくすことが分かっていないようです。(たしかに去年行った北京の放送局に較べれば格段に上手いことは確かですが。)
今日も収録の練習でした。今日は最初にデュトワ先生がN響で初めて振った春の祭典から練習しました。先生もあの当時とはかなり変わられています。あの当時はどんなところでもピシッと振られるタイプでしたが、今では即興性を重視するような行き方に変わられています。毎回微妙にテンポや表情が変わって行くので、よく棒を見ていないとずれてしまったりします。エルガーの威風堂々など自由と言えば自由ですが、ちょっと音量が大きすぎてコントロールが効いていないきらいがあります。昨日やった曲に較べると今日の曲の方が先生の良さが出ています。
ただ今までの先生のやり方だと曲の終わりで音の出を待つようなことは絶対にされなかったのですが、今回はフレーズの最後ですごく待つ感じが強いです。これは曲のせいか先生が変わられたせいか分かりません。以前春の祭典を振られたときはとにかくクリアな指揮でした。音量のコントロールも非常に細かくすごく整理されたという印象だったのです。今回はそれに比べるとふくよかというか豊潤というか随分スタイルが変わったなという感じです。
先生のようにラテン系の指揮者(先生はスイス人ですからラテン系というわけではないのですが、得意とするジャンルがラテン系なのでラテン系といいました。)は、棒と発音がぴたっと合わないとダメだというタイプですが、最近はその点少し変わっていらっしゃいます。シェヘラザードの最後などドイツ系の指揮者と同じようなタイミングになっています。(棒が下りてからオケの発音まで一呼吸あります。というか待たないと発音が合わないようなタイミングで振られています。)私自身は前の先生のやり方の方が先生の雰囲気に合うような気がしています。
今日は一日収録の練習でした。いつものデュトワ先生のお得意のジャンルとは違って、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという曲になると得意な曲に対する時とはいささかスタンスが違います。音楽史を通してという見方をするとこういうドイツ音楽のクラシック音楽は避けて通れないのですが、先生の良さはもっとずっと後の時代の曲を演奏する時の方がよく出てくる感じです。こういうジャンルになるとサヴァリッシュ先生の方が活き活きとしています。どちらかというと明日の収録の曲目の方が先生の本領発揮というジャンルです。春の祭典は先生がN響で初めて指揮されたときの十八番の曲です。その時の感慨をまた新たにしたいです。
でき上がる番組は先生のインタビューを通してクラシックの世界に入っていくというものですから、クラシック音楽の概観というべき性格になるのでしょう。普通の音楽番組と違って音が主役というものではないのですから、先生の解説が主役で音はそれを助けるものという役割です。
今日聞いた話だと今回のアメリカ旅行の演奏会はとても長いものになりそうです。B定期は終演が21:15くらいになったそうです。協奏曲が短いバーバーの時でさえこの有り様ですから、シベリウスの協奏曲にアンコールがつき更に休憩時間が20分になったりしたら、2時間半の演奏会になります。(日本国内の演奏会では2時間15分以上はやらないという了解があるのですが、海外旅行は例外というか規定がないのでこういうプロでも通ってしまうのです。)1曲目のグバイドゥーリナの曲が30分近くかかる大作で、弾いていてもかなり長く感じるという話です。またプロコフィエフの交響曲もあまりお客さんには受けなかったという話でした。(それは容易に想像できます。)アメリカの客層は想像できないのでひょっとすると受けるのかもしれませんが、ヨーロッパだったらいくぶん難しい選曲ということになると思います。ただプロコフィエフは先生のもっとも得意とする作曲家ですから、そこで真価を問うというのは当然といえば当然なのですが。アメリカはヨーロッパほど通が多くないという話ですが、もしそうだとすると今回の曲目は不発に終わりそうな感じです。この心配があたらないことを祈っています。
いよいよアメリカ演奏旅行が始まります。明日からは4日間NHKの教育テレビの「デュトワ/子供のための音楽事典」の収録があります。それが終わるといよいよ22日に出発です。帰ってくるのが5月4日で連休の終わりの帰国ラッシュと重なります。大変なことになりそうです。4〜6月のフィルハーモニーの'98N響ベストコンサートトップ10という座談会には前にも書いた通り私も参加させていただきました。この座談会についていうと定期会員の皆さんと楽員はほとんど同じように感じていると言えます。ただ細かい部分については立場の違いのせいか意見が異なっています。この立場の違いというのは私が聴衆として聴いていても感じるのですから、常について回っている問題だと思います。
私の個人的にトップ3に上げる98年の演奏会は何かというと、第1位はプレヴィン指揮の5月のA定期(ベートーヴェンの弦楽四重奏第14番)、第2位はチョン・ミュンフン指揮の9月のB定期(チャイコフスキーの第4番)、第3位はサヴァリッシュ指揮の11月C定期(シューマンのライン)です。定期会員の皆さんが3位に上げた中国旅行の凱旋公演は演奏としては弾く側の状態があまりにも悪すぎて(中国旅行のスケジュールのきつさのため帰国した後の定期公演では7割くらいの人が風邪を引いていたのです。そういう私自身は定期2日目には熱でダウンしてしまいました。2日目には40度近い熱があるのに頑張って出たSさんが本番中に倒れるというアクシデントもあったそうです。)トップ10にも上げられないと思います。デュトワ先生の場合は常任なので他の人のように客演で来て強い印象を与えるということがやりにくい立場なので、他の人との比較は難しいという感じです。
今日はまず初めに上に書きましたアドレスの変更について、お知らせが遅れたことをお詫びします。かなり早い時期からアドレスをne.jpに変更していたので特に書かなくても大丈夫と思っていたのですが、今日その件についてメールを頂いたのでトップページとこのページにアドレス変更のご案内を書きました。ご案内が遅れたことをお詫びします。
今まで何度もOSのアップグレードで色々なトラブルに見舞われましたが、いつでもイニシャライズして新規にシステムを入れ前のシステムからのドラッグをしないですべてを新規にインストールするのが一番問題の起きない方法なので、8.5.1もそうしようと思っているのですが、なにせ時間がないので途中で止まっています。7.6の頃からインターネットのソフトが時々壊れて起動しなくなるトラブルが起きて、再度インストールするということが何回もあります。特にFetchとブラウザ(NetscapeもExplorerも)がよく壊れます。再度インストールすれば良いのであまり気にはしていないのですが、旅行中に壊れると困るのでHDDカードにインストールできるように準備しています。
結局常に1つ前のOSを使っているのが一番安定して使える一番良い方法です。環境の方はいつもOSより何ヶ月か遅れて対応しているからです。雑誌に書いてあるのを信用してアップグレードをすると必ず何かトラブルに巻き込まれます。(特に音楽関係のソフトはトラブルが多いです。)
あさってからはNHK教育テレビ40周年記念の「デュトワ/子供のための音楽事典」の収録が始まります。バーンスタインがすでにこういうことをやっているにしてもこういう企画はとても良いものだと思います。こういう企画を通してクラシック音楽に興味を覚えてくれる人がいるのなら大成功な訳ですから。以前のプロムナードコンサートのような演奏会はなくなってしまったのですから、テレビでそれに相当するような番組を放映して新しい聴衆を発掘するのは良いことです。収録予定の曲目を紹介すると、
ストラヴィンスキー/春の祭典
エルガー/威風堂々
R.コルサコフ/シェラザード
ドヴォルザーク/新世界より
武満徹/ノーヴェンバー・ステップス
ヨハン・シュトラウス/美しき青きドナウ
レハール/金と銀
ベートーヴェン/英雄
モーツァルト/魔笛序曲
ハイドン/交響曲第104番ロンドン
ハイドン/交響曲第22番
ただしいずれも抜粋です。(短い曲は全曲ですが。)部分的ではありますがデュトワ先生のベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンが聴けるのは面白いと思います。
昨日は一日大変でした。午前中は私たちの仲人遠藤先生の告別式に参列させていただき、午後から夜にかけては練習所に行きました。N響にも組合というものがあり先週からいわゆる春闘がありました。今のご時世で経済的な部分で前進があるとは思っていませんが、こういう時代であるからこそ理念の部分で理解して欲しいということで随分話し合い、将来のビジョンの部分で前進が得られたということで昨日妥結しました。今は世界展開を始めるための投資をしている段階であるということで、作曲家に作品を委嘱するというのもそのための1つの重要な柱であるということでした。
今回のB定期の練習の時は毎日練習終了後夜遅くまで話し合いました。今日はB定期初日ですが、出番の人はとても大変です。この定期はアメリカ旅行と同じプロですから、ヴァイオリン協奏曲のソリストが替わる以外は変更ありません。(今回B定期では渡辺玲子さんがバーバーを弾きますが、アメリカではニューヨークとボストンでパールマンが同じバーバーを弾き、他の場所ではサラ・チャンがシベリウスを弾きます。)
昨日練習所に行ったら12日にご紹介したGramophoneの記事のコピーが貼ってありました。コピーしてきてその内容をご紹介しようと思っていたのですが忘れてしまいました。今度練習所に行ったとき(今週の土曜日日曜日)に忘れなければコピーしてきます。
昨日更新しなかった理由をまずご報告します。(13:00)
先週から春闘の団交が続きさすがに気疲れしました。今日の定期にその影響がなければ良いのですが。デュトワ先生はこの前の旅行でもプロコフィエフを選び、CDのカップリングでも「ロメオとジュリエット」を選び、今回のアメリカ旅行でもプロコフィエフを選ばれています。一番先生に合うのがプロコフィエフなのかもしれません。先生は意識的に今までのN響のレパートリーの枠を打ち破るような曲ばかりを選ばれています。それはN響にとってはとてもプラスに作用しています。ただ私の個人的希望としてはデュトワ先生にもドイツ音楽を少しは取り上げていただきたいです。たしかに第9を指揮されたことはありますが、それ以外のそれこそサヴァリッシュ先生がもっとも得意とするジャンルの曲は一度も指揮されたことがありません。国際派のデュトワ先生が真夏の夜の夢とかシューマンの交響曲をどのように料理されるのか興味があります。(もっともサヴァリッシュ先生がラヴェルを取り上げるなどということは絶対に考えられないのですから、それこそ指揮者の個性なのでしょうが。)
もう一つ私が面白いと思うことはデュトワ先生が指揮されるときピアノよりヴァイオリン協奏曲の方が多いことです。私自身ヴァイオリン弾きですからヴァイオリン協奏曲が取り上げられるのはうれしいですが、割合からいうとピアノ協奏曲の方が多いのが普通です。今回のアメリカ旅行でも協奏曲はすべてヴァイオリン協奏曲です。その中で特にバーバーとシベリウスの協奏曲が取り上げられるケースが多いような気がします。先生がお好きなのでしょうか。私自身はバーバーは特に魅力的だとは感じないので、不思議に感じるのです。
以前外付けHDDにOS8.5.1をインストールしたのですが、このところ時間がないのでそのまま放ってあります。そろそろ8.5に移行してみようかなとは思っているのですが、色々の問題点が指摘されているのでどうもふんぎりがつきません。今の所8.1でなんの問題もないのでそのままにしています。(23:00)
今日も用があって練習所に行きました。今回のB定期はグバイドゥーリナの委嘱作品があり、とても編成が大きいようです。練習所の駐車場が一杯で車を入れる場所がなく路上駐車を余儀なくさせられました。アメリカ演奏旅行の目玉としては注目に価する曲と言えるでしょう。今までのドイツ音楽中心の方向と違ってこれからの一つの方向性として、作曲家へ委嘱することがこれから多くなるようです。
N響の世界展開の1つの主軸になる演奏会が今回のニューヨーク公演です。その意味で今回のカーネギーホールでの演奏会はとても大切な意味があります。去年発売されたプロコフィエフのCDがイギリスのGramophoneという雑誌でなかなか好意的な批評をされているそうです。特に弦楽器の響きについて高く評価してもらっているようです。最近は世界的に新しいCDを出しにくくなっているそうで、次の良い企画が続くことを祈っています。
先週の土曜日に私たち夫婦の仲人をして下さった芸大の遠藤先生が急逝されました。あまりに突然のことなのでびっくりしました。
今日久し振りにN響アワーを見たのですが、我がN響の音が随分変わっていることにびっくりしました。今日はスヴェトラーノフ先生の特集でした。N響と相性が良いようで、2月の本番の時の事を聴きながら思い出しました。強さと柔軟性の両方を兼ね備えた良い音が聞こえてきてうれしくなりました。是非お元気で何度も再来日されることを祈っています。本願の時にも楽屋で話していたのはダッタン人の踊りがぞくっとするような素晴らしさがあるということでした。
昨日の話の続きですが、演奏が良くない時責任のあるのは指揮者かオケかという話はとても難しいです。良い演奏の時は指揮者が立派だと褒められ、演奏が良くないとオケが指揮者に応えていないという批評を読むことが多いです。ですが話はそんなに単純ではないのです。たとえば演奏が良くない時指揮者が邪魔をしているというケースも多々あります。ただそれは客席から見ていても分からないでしょう。音を出すのは我々で指揮者は絶対に音を出しませんから間違えるのはどうやっても我々な訳で、指揮者が振り間違えても弾き間違えれば悪いのは我々なのです。(ですからお客様には支持されてもプレーヤーには支持されないという人もいるわけです。)
たとえば会場練習の時までは2つぶりにしていたのに本番になったら突然4つぶりにする人もいます。それでも弾き間違えれば怒られるのはこちらなのです。それに指揮者だってたくさん振り間違えます。そういう事は批評の際にすべて不問に付されているのです。私たちから見れば「そんなのありか?」という気分です。指揮者もプレーヤーも同等に責任はあるのです。良くない演奏の時にオケが一方的に悪いというケースはほとんどないというのが私の見るところです。別に私も演奏が良くない時にそれはすべて指揮者の責任だとは思いません。弾いている方の怠慢もあれば単純なミスもあるのはよく承知しています。でもどんなに指揮者が良くても私たちが良い音を出せなければ演奏は良くなりません。演奏が良いと言うことは指揮者も確かに良いのでしょうが弾く側も頑張っているからこそ良い演奏になるのです。名指揮者は我々に名演奏をさせるインスピレーションを起こす力を持っている人なのです。そこまでちゃんと考えたら批評など簡単に書けないと私は思います。たとえばいかにスヴェトラーノフ先生だって相手がアマチュアオケだったら名演奏など出来ないでしょう。というか多分ついて行けないでしょう。たとえ何割だとしても我々が弾いたからこそ良い演奏になったという部分はあるのです。そこまでよく見てから批評を書いて欲しいというのは私たちの希望です。
ここ2日ほど更新できなかったのですが、4月8日は用事で家に帰ったのが遅く帰ったと同時に寝込んでしまったのです。昨日9日はFTPサーバーに1日拒否されて入ることが出来ずに結局更新が出来ませんでした。それで丸2日更新できませんでした。
まずおととい8日はホールでN響の音を聴いたのですが、前と較べて音がすごく変わっているなと感じました。特に今回のA定期は練習最終日にホールを使っているので、それがすごいプラスになっているなと感じました。会場練習で初めてホールで弾くのと違って、練習からホールでやっていると弾く側も思い切って弾けるのがよく分かりました。
ところでオケと指揮者の倦怠期の話ですが、私はどちらに責任があると思っているわけではないのですが(離婚の場合と同様うまくいかない場合にどちらか一方だけに責任のあるケースは珍しいと思います。)、自分の立場がプレーヤーですからどうしてもプレーヤー寄りに物を考えます。本当の一流オケというのは指揮者が誰であれ自分のレベルを保てるオケなのでしょう。その意味ではまだN響は一流とは言えません。特に良くない指揮者の時の出来の悪さは場合によって目を覆うほどの時もあります。ですが逆に超一流の指揮者の場合には素晴らしい音が聴かれます。
私たちが楽屋でよくする話に「向こうの指揮者は大したことのない人でもちゃんとあるレベルを確保している。日本人の指揮者はそれさえ出来ていない。」という話があります。これは逆に言えばプレーヤーについても同様で「日本のオケは向こうのオケが確保しているレベルを確保できていない。」ということも言えるのですが、それは音に対するイメージの問題だと思います。日本でやっている指揮者は日本の「指揮者は大先生」という習慣に馴れきっていて、日本では指揮者に苦言を呈する人はほとんどいないので何でも自分の思い通りになると勘違いしている人が多いです。これはプレーヤーについても同じですから私たち自身も考えなければいけない問題なのです。この問題を解決できるようになって初めて日本人も一流になれるのでしょう。(指揮者もプレーヤーもともに)
そのことを認めるとしても、向こうの指揮者は皆が素晴らしいというわけではありません。またどんな人でも何年経っても同じにやっている人など一人もいません。ですから10年前に名指揮者に見えた人でも今見れば普通の指揮者ないしはC調指揮者に変身という場合もあります。(もちろんその逆もあります。)また客席から見ると良く見える指揮者もいるのです。ですから指揮者は同じにやっているのにオケが変わったというようなことはないと思います。両方とも同じように変わっているのです。
8日に聴いた感じからいうとN響もC定期の時と同じオケとは思えない位良い演奏をしていました。その意味では同じ指揮者でもオケが変わるとも言えますが、逆に言えば同じオケでも指揮者が替わると全然違う音が出ます。それを知っているから指揮者もオケの事情が変わるとそれに対する姿勢が変わるのです。
今日の話はあまりわかりやすく思われないかもしれません。でもこれ以上は私にも言い様がないし分かりません。
今日はホールでの練習です。来月のA定期も最後の日はホールの予定です。ヨーロッパのオーケストラは演奏会場で練習するところが多いですが、N響の場合は練習所で練習し会場で弾くのはゲネプロからです。これはホールで練習するとホールの使用料がかかるし、NHKホールはN響だけが使っているわけではないからです。N響の専用ホールが出来ると練習からそこで出来ることになり、演奏の質も更に何段階も上がるのですが、現状では難しそうです。ヨーロッパのオケは楽屋に自分のロッカーがありそこにステージ衣装を置いておけるのでとても楽です。これは今私達の最大の夢です。
ただし今定期と名のつく演奏会をするホールはNHKホール、サントリーホール、オーチャードホールと3ヶ所に分かれています。特にオーチャードホールの楽屋はとても不便です。ここはお客さんの側から見ると良いのでしょうが、出演者のサイドから見ると最悪です。まず楽屋が狭くて舞台から遠いのです。舞台と同じ階には私達の楽屋はなく、1階ないし2階上にあるのです。ところがエレベーターはなかなか来ないのです。結局3階分くらい歩かないといけないのです。また舞台袖が狭くて楽器のケースを置く机もなくここは不便この上ないです。ここを本拠地とするオーケストラは本当にお気の毒さまです。
去年の秋MacOS8.5が出ましたが、私はまだ使っていません。というのは不具合の話が色々な所で問題になっているからです。ですが使わないのも残念だからと昨日HDの1つに8.5を入れてみたのです。一からインストールするのが面倒臭いので、Clean-Install Assistant 1.0Jというソフトを使って簡単にやってみたのですがちゃんと動作しません。(機能拡張マネージャがちゃんと動作しないのです。「OS8.5.1全部」にすればちゃんと動きますから、後で付け加えたものが悪いのは分かっているのですが、何が悪いのか探す気はないのでHDを初期化してシステムから入れ直すのが一番の早道でしょう。)やはりまっさらな状態でOSから入れ直さないといけないようです。それにしても8.5をインストールしてから8.5のアップデーターをかけ、更に8.5.1のアップデーターをかけないとまともな状態にならないというのは本当に頭に来ます。CD-ROM1枚でちゃんとインストールできないようではダメですよね。
今日ある方から昨日書いた「倦怠期」についてもっと詳しく書いて欲しいと言うお話があったので、近いうちにそれについて続編として書きます。(明日は何時に家に帰れるか分からないので明日とお約束は出来ないのです。出来るだけ早く書きます。)
今日からA定期の練習が始まりましたが、私は別の用事で昼過ぎに練習所に行きました。午後の休憩時間の時の皆の表情を見ると消耗が激しいように見えました。いつも妥協しないで自分のペースで練習されるデュトワ先生の練習は気が抜けないので一日練習するとすごく気疲れします。それだからこそデュトワ効果が生まれるのでしょうが。
デュトワ先生のいらっしゃる前にサヴァリッシュ先生がずっとやられていたころは私自身はサヴァリッシュ先生のやり方(指揮の仕方という意味ではなく練習の仕方、本番の振り方)はあまり好きではなかったのです。そこでデュトワ先生がいらしたときにはとても新鮮に映ったものでした。ですがデュトワ先生がいらして何年か経つとサヴァリッシュ先生のやり方がとても新鮮に見えたりするのです。これは私達のわがままなのかも知れません。言ってみれば夫婦の倦怠期みたいなものかもしれません。ですからこの試練を通り抜けられると初めて本物のベストカップルと言えるのでしょう。サヴァリッシュ先生との期間に較べてデュトワ先生との期間はまだ短いのでまだ倦怠期の試練を通り抜けたとはいえないのでしょう。それ以上に残念なのは日本人の指揮者でこの時の試練を通り抜けられる人がとても少ないことです。
今度のアメリカ旅行では今までの旅行にはなかった大きな問題があります。それは禁煙の国アメリカのためにホテルでも喫煙の出来る部屋があまりとれず煙草を吸う人の間でその部屋を巡ってくじ引きが行われました。前のヨーロッパ旅行の時から楽屋が禁煙ということが多く、移動のバスも煙草については色々問題がありました。バス3台で移動するのですが、1台が禁煙、1台が喫煙、1台が自由という奇妙な分け方から始めました。これでは喫煙2台ではないかということで禁煙の1台が異常に混むという時期がありました。今では禁煙2台喫煙1台になっています。また飛行機でも問題がありました。10時間以上の飛行ですからどうしても吸いたくなるのでしょうが機内の喫煙のラインのところでモクモクとやるので吸わない人から文句が出ます。今度のアメリカ旅行では機内は禁煙だそうで、吸う人はとても苦痛な旅行になりそうです。(私は吸わないので委託も痒くもないのですが。)
タバコに関する出来事で一番強烈な思い出は、確かバーミンガムだったと思うのですが、日本から飛行機で着いたその夜午前3時頃ホテルのエレベーターホールの吸い殻入れでぼやがあり外に避難させられたのです。私はあまり時差には悩まされないほうですが、さすがにこの時は参りました。この事件のおかげでこの時の旅行は散々でした。
この他にも問題があります。それはスケジュールの問題です。国内旅行では移動は午前10時以降と決まっているので良いのですが、海外旅行は規定が出来ていないのでとんでもない時間にホテルを出る事があります。たとえば演奏会が真夜中24:00頃終わるのに翌朝の移動が午前8時だったりするのです。またそういうときに限って超一流のホテルだったりするのです。今回もニューヨークの演奏会以降はとても強行軍です。5月1日ボストン、2日ワシントンが共に飛行機での乗り打ちです。(1日はニューヨークから飛行機で移動してボストンで夜演奏会、2日はボストンからワシントンに飛行機で移動して演奏会、3日は早朝にホテルを出て日本に帰るという予定です。)
このところプライベートに少々忙しく、ホームページに手を入れる時間がありません。もう少しお待ち下さい。
今月の定期は出番の関係であと2つの定期は降り番になってしまいました。
昨日の演奏会を聴きにいらした方は気がついたと思うのですが、最後のラ・ヴァルスの時デュトワ先生がオケの中を通ろうとされたのですが場所がないので前を歩かれたのです。金曜日にラフマニノフの時に使ったピアノを舞台の一番前の台にのせてその台を下に降ろしたので、先生はオケの中を通られたのです。ところが土曜日にはピアノをオケの後ろに置いたので私達は舞台の前に通る場所があるので先生は当然そちらを歩かれると思って通り道を作らなかったので先生はある場所を変えられたのです。このように曲によって編成が変わるときはこの種の不具合が起こることもあります。
ステージ係の人にとってはこの前のような曲目だと1曲ごとに編成が大巾に変わるので大変だと思います。休憩があると楽なのですが、昨日のC定期は4曲なので1曲目と2曲目、3曲目と4曲目のセッティングは素早くしないといけないので大変です。場合によっては譜面がどこかに行ってしまうこともあり、練習の時なら何とかなりますが本番だと短い時間の間に譜面を探さなければいけないので大変です。
また舞台が狭いときはイスが置かれているまま座ってもちゃんと弾けないこともあります。いつも私の座っているあたりは一番被害を被る場所なのです。セカンドの5〜7プルトはイスの並べ方によってトップが見えなかったりコンマスが見えなかったり更には指揮者が見えないこともあるのです。この指揮者が見えないというのは大変困るのですが、たまにはヘボ指揮者の場合むしろ見えない方が幸せということも稀にはあります。ちゃんと指揮できない人の時はよほどテンポが不規則に変わる曲でなければ音を頼りに弾いたほうが楽ということもあるのです。
指揮者によって棒の動きと発音のタイミングが微妙にずれる場合もあります。デュトワ先生の場合はかなりの早振りタイプの指揮者ですから、棒を見て一緒に弾いたりすると一人で飛び出してしまいます。その反対にオケ似合わせて棒を振るというタイプの人もいます。(ラジオ体操の様なものでオケの弾く音に合わせて棒を動かすという素人がCDを聞いて指揮の物まねをするのとほぼ同じレベルの指揮しかできない人もいます。こういう人は私達から見ると指揮者の役をしていないのです。(それでもしっかり指揮者のギャラを取っていくのですよ。)デュトワ先生はその正反対の積極的に自分からリードしていくタイプの振り方をされます。(先生の本当のテンポは足の動きを見ていれば分かるという話もあります。CDに入れたプロコフィエフの6番のフィナーレの初めも早振りされてテンポが分かりにくいところでした。)
今日は定期2日目です。今日の定期を聞いた人の意見では、1曲目のディヴェルティメントは今一つ盛り上がりに欠けていて、会場の人も寝ている人が多かったという話でした。2曲目のプーランクは人によって面白かったという人とあまり面白くなかったという人の2つにハッキリ別れています。ラフマニノフの交響的舞曲が一番良かったという話でした。これで盛り上がって終わりかと思ったらもう1曲あるのでちょっと長すぎる感じだという意見でした。ディヴェルティメントがあまり評判が良くなかったのは意外でした。交響的舞曲が思ったより好評だったのは私には意外でした。弾いていてもこれが終わって会場の時計を見たらもうこれで充分じゃないのという時間でした。普通の定期ならこれで終わりの時間でした。終わりの盛り上がり方の点から言ってもこの後にラ・ヴァルスは重いです。ディヴェルティメントについてはテンポが遅くて面白くないという批評が多かったです。ホンのわずかに遅いかなという程度なのですが、聴いている人はのってこなかったということです。プーランクはソロとオケが合っていないと言われました。
弾いていての感想を言うと、今回のような曲その中でも特にストラヴィンスキーとプーランクは日本人の感性とかなりかけ離れた曲だということが一番の感想です。どちらも曲からちょっと距離を置いてクールに見ながら盛り上がっていかないといけないと思うのです。その点が今一つ音にちゃんとならなかったようです。(ストラヴィンスキーの方は冷めすぎ、プーランクの方は少し興奮し過ぎの感がある。)どの曲も舞曲の性格を強く持った曲ですから聞いていて楽しいことは楽しいでしょうが、曲の持つ本質的な部分が音にしきれなかったというのが反省点です。
今日の演奏会は私自身は思ったほど消耗しなかったのですが、お客様の反応を見る限りやはり曲が重すぎる感じがするようです。3曲目のラフマニノフが終わった時点で普通の定期なら終わる時間です。それからラ・ヴァルスがあるわけですから1曲余計という感じは免れません。いつもだともっと最後は盛り上がるのですが、今回は肩透かしを食らった感じです。やはり昨日私の書いた心配が的中した感じです。
前半の2曲は共に聞いて面白い曲だと思いますが、後半の2曲は重すぎます。ラフマニノフで終わりにしてちょうど良いという感じです。
最近のデュトワ先生は初来日の頃とは少し変わられてきたような気がします。前はオーソドックスという感じでしたが今は楽しさを表に出していらっしゃいます。曲によってはとてもよく合う場合もありますが時によっては先生はそう思っていらっしゃるのではないのでしょうが何かはぐらかされるような感じがすることがあります。でもこの時とともに変わっていくのはどの演奏家や指揮者にもついて回っている問題で、皆こうしてどんどん大家への道を歩いていかれるのでしょう。たとえばオイストラフなど若い時の演奏と円熟期の演奏を較べるととても同じ人の演奏とは思えません。いつも同じスタイルで押し通せた人の典型はハイフェッツでしょう。その伝でいくとデュトワ先生もスタイルを変えつつあるということなのでしょう。
今回のアメリカ旅行は私は降り番です。出番の人に現地での写真や情報を送ってもらうように頼んでいますので、メールが入り次第ホームページに載せるつもりです。直接私がレポートできないのですが、色々情報をお伝えできるようにするつもりです。
いよいよ明日からC定期が始まります。ラヴェルのラ・ヴァルスでは細かいcresc. dim.を忠実に守るように何度も注意されました。何度もおっかなびっくりではなく思い切り表現するように注意されました。ラフマニノフの交響的舞曲も同様な注意が多いでした。デュトワ先生の練習でいつも感じるのは先生はいつも練習が終わるときに私達に宿題を残して終わるのです。これが宿題だと言って言い残すのではないのですが、ちゃんと合っていなくてもそれをわざわざ指摘しないでそのまま放っておいて練習を終えるのです。今日もラフマニノフなどそういうところが何ヶ所かあります。でも不思議なことにゲネプロ、本番と進むとそれがちゃんと直るのです。これは先生の余裕のなせる業なのでしょうか。ストラヴィンスキーのディヴェルティメントでも同じです。プーランクの2台ピアノの協奏曲は有名な曲ですが、定期で取り上げられるのはとても珍しいと思います。今回は児玉麻里、桃の姉妹のソロでさすがに息の合った演奏です。
1つの定期でこれほど普段弾かない曲のオンパレードも珍しいです。これは私の個人的感想ですが、今回の定期は聴いていて楽しい反面疲れるのではないかなと心配します。でもいかにもデュトワ先生の十八番を惜しみなく披露している感じです。デュトワ先生のファンの方は必聴(?)の演奏会でしょう。やはりストラヴィンスキーの曲は得意中の得意のようです。
次の定期もストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を取り上げます。