ひとりごと98年11月分  

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11.25〜12.1

 N響は中国旅行です。ライブレポートはこちらをごらん下さい。
 北京のホテルの電話事情が不明なので、本当に北京でインターネットにつなげるかは今のところ不明です。明日は夜11時半くらいにホテルに着く予定なのでそれからトライしてみます。もし接続できなかったらお許し下さい。


11.24

 今日はサヴァリッシュ先生の最後の演奏会です。最初の定期で弾いたニ短調の交響曲の第2稿に当たる第4番がメインです。もっとも今日の一番の呼び物は4つのホルンのためのコンチェルトシュチュックでしょう。練習の時聞いていても4台のホルンは勿論オーケストラの方もとても難しそうな曲です。ホルンの人に聞いたら音域も広くてとにかく難曲だということでした。4人が同様に弾けないといけないのであまり演奏会で弾かれることはないそうです。今月の定期はどれも時間的には短いのですが、実際に弾く分量が他の作曲家に較べて多いので、弾き終わるとぐったり来ます。今日の1曲目「ヘルマンとドロテア」序曲も短い曲ですが、弾いているととても長く感じます。(内容が充実しているからで、単調でつまらないからではありません。)

 今日は楽屋は明日からの中国旅行の話で持ち切りでした。中国の情報については良い話が少なくて、心配な話ばかりです。北京のホテルがあまり良くないのではないかとか、水に気をつけないといけないとか、治安が悪いとかとにかく嫌な話ばかりです。上海も上海ガニでないものでも上海ガニと言って売っているという話もあります。明日からの北京のホテルの電話のジャックがどうなっているか分からないので、最悪の場合北京からはアップできないかも知れませんが、一応考えられる場合に対応できるよう用意はしています。


11.23

 今日はシューマンの4番から練習しました。曲全体の出来から言うと今回の第2稿の方が良いように思います。前回とは譜面が違う所為もあるのですが前回の方がボーイングはやりやすいです。シューマンの交響曲の場合オリジナル通りに弾くことよりキザミの所など表と裏で弾き分けたりすることの方が多いのですが、サヴァリッシュ先生はほとんどオリジナル通りに弾いています。前回のラインなどではキザミが大変なところははっきり弾けるようにテンポを少し落として、次のフレーズからもとのテンポに戻して譜面通りに弾かせています。私が入団したころミハエル・ギーレンさんで第2番を弾いたときには、序奏でセカンドまでファーストと同じ音形を弾かされましたし、キザミの部分など表は譜面通り、裏は8分音符で弾くなどの手を入れられた譜面が与えられました。想像では基本的楽想はピアノで作っているので、ピアノでトレモロで弾くようなところを全部キザミで書いているのだと思います。ピアノの場合は1人で弾くのでバランスの問題はどうにでもなるのですが、オーケストラの場合はそのバランスがとりにくいのです。弦がメロディーをキザミで弾いていくのと同時に管楽器がメロディーを吹くというようなケースがとても多いのです。それでオーケストレーションが厚いという評をもらうことになるのでしょう。このオーケストレーションの上での問題点はあるのでしょうが、楽想(音楽的イマジネーション)は素晴らしいです。

 こういうロマン派の曲になるとサヴァリッシュ先生は素晴らしいものがあります。たとえばデュトワ先生はこの手の音楽は決して取り上げられません。逆にバルトークなどはサヴァリッシュ先生は取り上げられません。シューマンとかメンデルスゾーンとかの曲は耳になじんでいるので、よほど傑出した腕で処理しないと貧弱に聞こえてしまうのです。こういうドイツ音楽をきちっと指揮できるというのは指揮者の基本的部分でしょう。ですがこういう物ばかりやっていると飽きてくるのも事実です。そこではデュトワ先生が取り上げられるジャンルがとても新鮮に見えてきます。このように人それぞれに色々なものを取り上げるので弾く側も聴く側も楽しめるというものでしょう。色々な名指揮者に来て戴けるN響にいられることはとても幸せだと再確認しています。


11.22

 もうすぐ中国旅行ですからその準備が大変です。国内旅行ならタカは知れていますが、いくら隣の国とは言え外国ですから持っていくものはよく考えて準備しておかないといけません。水と食べ物の問題が一番大きいです。(下痢をしないようにすることも大切です。)北京の気温も問題です。ホームページ関連の準備も色々大変です。

 ブルネルロさんの演奏を聴いていて感じるところがあり、楽器と弓の持ち方を少し変えたのですが、とても具合が良いです。どうして気づかなかったのだろうかと不思議です。分かってみれば当たり前のことが悩んでいるときは気がつかないのです。見ていてもスムースに動いているという話です。

 明日はオーチャード定期の練習です。曲目は「ヘルマンとドロテア」序曲、4つのホルンのためのコンチェルトシュチュック、交響曲第4番というものです。最初の定期でやった交響曲の第2稿に当たるものです。こちらの方が馴染みがあるので弾きやすいです。(第1稿の方はサヴァリッシュ先生だからあそこまで持っていけたのでしょうが、普通の人だったらあまり面白くない曲だという印象しか持たなかっただろうと思います。細かい部分はやり過ぎかな?とは思いますが、全体としてはさすがです。)


11.21

 チェロのブルネルロさんの楽器はMagginiだそうです。銅銀さんがブルネルロさんと並んで記念写真をとったそうです。本番も2日目になると合わせの点での不安もほとんどなく弾けました。今日も昨日と同じアンコールでした。
 サヴァリッシュ先生がN響に来始めたころと今のN響とは随分変わってきていると思います。以前と違ってドイツ系以外の指揮者もどんどん来るようになり(デュトワ先生などその例です。)、今ではオケの自主性をもっと強く持とうという機運が高まってきています。今はその過渡期で棒がすごくテンポを動かしたりすると、棒についていこうとするグループと自分のペースを守ろうとするグループに割れてしまうことがよくあります。また特に弦についてはエキストラが多いことも合わなくなる原因の一つです。もう少したたないとオケがまとまっていけないのではないかと思います。
 オーケストラは何十人という人達の集団ですから、同じことに対しても皆が同じ反応をするとは限りません。ルバートを指揮したからといってオーケストラがそれにいつも完全についていけるとは限りません。ただそれを棒で支持できるという棒のテクニックには頭が下がります。そんなことのできる人は滅多にいるものではありませんから。またN響は欧米のオーケストラと違って指揮者が無理を言ってもそれに合わせていく、また合わせられるオケですからそういうことが通るのですが、言われたことにはそうやって合わせられても自分から音楽を作れなくては一流のオケとは言えないだろうという反省も色々な人から出てきています。そういう意味まで含めて今は過渡期なのです。
 今日の演奏会は終わってお客さんの拍手を聞くと、しんみりと良い音楽を聴いたという拍手に聞こえました。細かい点では色々事故や問題がありましたが、サヴァリッシュ先生のもっとも得意とするシューマンの良さは表現できたと思います。この次の来日時にはR.シュトラウスのシリーズをやられるそうです。


11.20

 今日はC定期初日でした。結論から言うと良い演奏会だったと思います。特にチェロ協奏曲は圧巻でした。弓のコントロールは見事なものでした。アンコールの無伴奏組曲第6番のガヴォットも素晴らしかったです。いささか残念だったのは本論の協奏曲で指揮とソロがいささかうまく噛み合わなかったことです。(本番の時はかなり良かったとは思いますが。)一言で言うのは難しいのですが、点で合わそうという感じのサヴァリッシュ先生に対して、ソロのブルネルロさんの方は自由に歌っているので私達としてはソロがよく聞こえないとどうしようもないのです。(ソロの音が小さいというのではありません。弱音を大切にしているからです。)
 前回いらしたとき(去年)は先生も少し変わったのかなと思ったのですが、今日など前と少しも変わらない先生の面目躍如です。特に3楽章のリートのような楽章は先生の独壇場です。細かい音形でも同じテンポで進むのではなく流れに合わせてテンポが速くなったり遅くなったりするので、オーケストラでそれを表現するのは至難の業です。本番でも何ヶ所か中でずれるところが見られました。(それも計算のうちかも知れませんが、私にはちょっとテンポの揺れに無理があるように感じられました。)
 いくつか問題はあるのですが、全体としては先生の得意とするシューマンの世界が表現できたと思います。
 これは余談ですが、ブルネルロさんのチェロの頭(スクロール)は普通のものと違って獅子の頭のような模様のもののようです。

 来週行く北京の気温は最高気温が6°、最低気温は-8°という情報が流れています。どんな服装をして行ったら良いのでしょうか。夜は外に出ないのが一番良いという話になっています。


11.19

 今日も一日厳しい練習が続きました。特に印象的だったのは2楽章の初めの部分で、アクセントの位置が間違っているという指摘でした。2拍目の付点8分音符に一番重さがのってしまいがちなのですが、1拍目が一番重くなければいけないということです。確かに1拍目と2拍目のアクセントの違いは決定的に違います。今までこの事は何となく通り過ぎていたような気がします。

 また2楽章はスケルツォなのにゆっくりしたテンポで変わっているが、踊りのリズムを出すようにとのことでした。全体的にはシューマンのスタイルからは少し外れていると言われました。もっと丸い音弾かないといけないということでしょう。
 3楽章は原曲はピアノソロ用の曲だから、70人からのオーケストラが1人のピアニストのようにまとまってルバートをかけられるようにとのことでした。
 私はサヴァリッシュ先生についてよく感じるのですが、先生が流して指揮していらっしゃる時の方が音楽が流れて魅力的に聞こえるのです。あまり「ここをこうする」という意識が強すぎない方が良い結果が出るような気がするのです。前のN響だったら先生のやり方が一番良かったのでしょう。今は世代も変わりオケの質も変わってきているので、曲の作り方が変わってきています。

 午後はマリオ・ブルネルロさんのチェロ協奏曲でした。最初に通したときはテンポの変わり方がよく分からず、ちょっと強引な弾き方をする人だなと言う印象でした。しかしずっとやっていくうちにどうやりたいのかが分かってきたらそんなに合わせづらいわけでもなさそうです。ただリズム的にちょっとひねった曲ですから、一筋縄では行かないところが何ヶ所かあります。
 今回のプロはそんなに長いプロではないのですが、シューマンの曲は休むところがないので長さの割には疲れるプロです。シューマンは弾く曲ではなく、聴く曲だというのが私の持論です。


11.18

 今日は久し振りにN響に行きました。ラインから練習が始まり、フィナーレ、4楽章と逆順に練習していきました。完璧主義のサヴァリッシュ先生らしく細かい微妙なタイミングにまで細かい注意が飛んでいました。4楽章の最後の3小節は街の雑踏からケルンの大聖堂に入ってその荘厳な雰囲気に圧倒された様子を表しているように弾くようにと言われました。フィナーレは前の楽章の楽想の断片が色々な形で出てきます。指揮者によるとシューマンのオーケストレーションに色々手を入れるところですが、サヴァリッシュ先生は譜面通りに弾いて効果が上がるように考えられています。見事な手腕です。あまりどこをどう処理しているのかを説明すると本番を聴いての楽しみがないのでこれ位で止めておきます。

 ホルンのYさんのところにもFinale98英語版のアップグレードのCDがきたようですが(私のところにも昨日来ました。)、どうも色々問題があるようです。私はPowerbook2400にインストールしてみたのですが(OSは8.1、CPUは603e/180です。)、一応動作はするのですがMIDIの扱いが今までのバージョンのものと違っていてやりにくいです。(今までは内蔵スピーカーで聴く時にチェックボックスをクリックするだけで聴けたのです。)更にOMSにエラーが起こるとすぐフリーズします。Yさんの場合はもっと重症で、ファイルを開いてそれを閉じた途端に「Finaleは突然終了しました。」のメッセージを出して終了してしまうようです。(Yさんの環境はOSは8.5、CPUはG3カードを入れています。)機能拡張マネージャーでMacOS8.5のみにしてもダメだということです。(後から入れた機能拡張とぶつかっているのではないということです。)更にFinale97でも異常終了するそうなのです。私の場合は97では何の問題もなく動いています。私とYさんの違いはOSとCPUですが、どちらかがおかしいのでしょう。G3のPowerbookはMIDIはうまく動かないそうですから、G3が影響しているのかも知れません。この話を聞いてG3のボードをどうしようかまた考えています。Finale98は今日HDから外しました。日本語版の時にちゃんと直して欲しいですね。


11.17

 明日から今月のC定期の練習が始まります。今回はゲノヴェーヴァ序曲、チェロ協奏曲、交響曲第3番「ライン」です。このラインはこの前の市響が弾いた曲です。市響の時は休みが全然なく、細かい音符が刻みになっているところがとても多いので、大変だという話でした。私達の感じから言うとラインはシューマンの曲の中ではよく弾く曲ですから、割と楽です。勿論部分的に難しいところもありますから気は抜けませんが。(ハイポジションに飛びつかないといけないところもあります。)ゲノヴェーヴァはあまり弾かない曲ですから気をつけないといけません。

 おととい幕張メッセで市響は三角帽子の第1組曲とフィナーレを弾いたそうですが、その前の日の弦練の効果があって良い演奏が出来たというメールを頂きました。ぎりぎりになっての弦練だったので効果があったのでしょうか。ゆっくり仕掛けを分かるように何度も弾いたのが良かったのでしょう。本番直前の練習はよく効果が上がりますが、普段の練習も同様に効果が上がると良いのですが........?

 今日は流星群が見えるというのでさっきから時々部屋の東側の窓を明けて空を見ているのですが、今のところは何も見えません。(23:23)見えるといいのですが。


11.16

 私の家のレッスン室はピアノを壁に平行に入れていましたが(普通はそうですよね。)、弾いている時に指が見えないというのでピアノを斜めに置いてみたのです。すると見た目だけでなく響きががらっと変わってしまいました。今まではピアノから出た音がぴしゃっと壁に当たって跳ね返っていたようで、ピアノを斜めに置いたらピアノから出た音が斜めに壁に当たるからでしょうが、堅くないがよく響いている良い音が出るようになりました。物事を自由に考えてみる必要があるということでしょうか。ついさっきまで配置替えをしていたのですが、とても楽しかったです。弾いている方でも替えて良かったと感じているようです。部屋に余裕のある方は試してみたらいかがでしょうか。ヴァイオリンの場合は体の向きを変えてみるというところでしょうか。ピアノほどはっきりと変わることはないですが、気分転換にはなります。

 今日ある方からこちらにG3カードと604eのCPUの本体との相性についての情報があると教えていただきました。MacWireでこの情報があることは知っていたのですが、今日これをちゃんと読んでみました。このようにかなり基本的な部分で問題があるようだと困りますね。やはり手を出すのが早すぎたというところでしょうか。


11.15

 今日はN響は岡山の演奏会でした。(私は降り番です。)ピアノ協奏曲の途中で携帯電話の呼び出し音が鳴ったというアクシデントがあったそうです。今日はそのことについて書きます。お客様の方の携帯電話が鳴るとか、時計のアラームが鳴るというのはよくあることなのですが、今日は我々ステージの上の人間の方のアクシデントについて書きます。私達も皆様と同様ほとんどの人が携帯(勿論PHSも含みます。)を持っています。すると本番直前に電話をしているとたまにそのまま電源を切り忘れてステージにのることもあります。すると運悪くピアニッシモの時に電話がかかるということもあります。以前本番中に出演者の携帯が鳴ったということもあります。(こういう場合張本人は始末書を書いているようです。私は今までやったことがないので知りませんが。)また腕時計のアラームの切り忘れも時々あります。こちらは携帯以上に事故が多いです。(携帯は向こうからかからなければ何も起きませんが、時報は時間が来れば必ず鳴るからです。)
 またこの携帯が鳴るということはスタジオで録音しているときに不思議とよく起こるのです。大抵本番中ではなく練習の時にかかるので今まで実害はないのですが。特におかしかったのはトリフォニーホールでプロコフィエフの録音をしている時、デュトワ先生の携帯が鳴りだしたときです。まあ自分の携帯が鳴ったのですから仕方ないのですが、これがもし我々の誰かの携帯が鳴ったのだったらきっとクソミソに言われただろうねとその時皆で話をしていました。
 私達も自分でやるミスですからお客様の携帯のことに文句を言える筋合いではないのですが、出来るならこういうことがないように願いたいです。私自身はこういうことが起きないよう本番の時はステージの上には絶対携帯は持っていきません。それに電源を入れっぱなしにはしないように気をつけています。(でも何かの機会にミスをやらかすかも知れないので大きいことは言えないのですが。)

 以前旅行中に問題を起こしたG3ボードが戻ってきたと昨日電話があったのですが、今どうしようかと思案中です。というのは今の603e/180のCPUはとても快調で何の問題もなく動いているので、中国旅行の前にG3にしてまた何かあったら向こうで何も出来なくなるので、帰ってきてからG3にしようかなと考えています。(この前の旅行中動かない我が2400をショルダーバッグに入れて持ち歩くのは拷問に近いものがあったからです。本体は2kgですが、アクセサリーなどを含めると5kg近くなるからです。私は楽器も自分でもっていく主義ですから〔団に預けないということです。〕、旅行カバンと楽器の他にPowerbookを入れたバッグということになるのです。)今回は持っていくものは厳選して出来るだけ軽くしようと思っています。まだ何の準備もしていませんがもうすぐ行くことになるのですよね。(どの程度に防寒の準備をしないといけないのか分からないので困っています。)


11.14

 今日は午後市響の弦練に行きました。弦練は久し振りでした。明日メッセで弾く三角帽子の第1組曲と終曲の気になるところをやるということでしたが、何回かやるときれいに揃うのですが、1回目からちゃんと出来るかどうかが問題です。テンポが速いという先入観念が強いらしく必要もないところで速く弾く癖がついています。12月20日の本番にはこの他にラヴェルのスペインがあり、これも難物です。市響も色々本番が多いようでゆっくりした練習からやっている暇があまりない状態です。これはアマチュアオケの宿命ですが管楽器の人達の出る場所が少ないので、そのために新しい曲で編成の大きいものをやらざるを得なくなるのですが、これは両刃の剣です。こういう難しい曲は練習にはなるのですが、一方で弾き方が雑になりやすいです。たまにはハイドン、ベートーヴェンとかをちゃんとやったほうがオケのアンサンブルのためには良いのです。
 今日の練習を通してアドバイスをするとしたら、
1.難しいところをゆっくり倍くらいのテンポで全部の音をちゃんと出す。
2.弾く時は拍子をちゃんと数える。(拍子は常に動いているのです。)
3.乱暴に弾いて汚い音を出さない。
といったところを気をつけて弾けばよいということになります。今日聴いていて一人一人はよく¥弾く人がそろっているのに、全体としてはあわないと言うのは1,2を気をつければ良いでしょうし、アンサンブルですからいつも音を潰さないように3に気をつけて下さい。


11.13

 13日の金曜日という縁起の悪い日ですが、何も起こりませんでした。
 ところで最近レッスンをしていて感覚を伝えることの難しさを実感しています。たとえば楽器の持ち方一つをとっても体に力を入れないで左肩に楽器をのせると言っても、まずほとんどの場合わかってもらえません。非常に強く感じるのは演奏する人は基本的に自分で問題を解決しようと思っていないといけないのに、ほとんどの生徒は先生が問題を解決してくれると思っていることです。先生が上手い方法を教えてくれると思って、自分で解決しようという意欲が欠けているのです。楽器の持ち方でも難しいのですから、弓の動かし方などほとんど分かってもらえません。特に自己流でやっていて自分で分かったつもりになっている人が一番困るのです。物の見方(観点)が自分を基準にしているので、理想が低すぎるのです。たとえば弓を動かす前に指をしっかり押さえておくということだけでも、いくら言ってもしばらく経つと忘れてしまうのです。移弦の準備を早くするということも同じです。
 その動きのコツをつかむためにゆっくりリズミカルに練習しろと言っても、ゆっくりなら出来るという態度がアリアリと見えてしまうし(実は全然出来ていないのにもかかわらず)、拍子は全然数えていないなど音楽をやるための前提条件を無視しているとしか思えません。
 音楽大学を受験しようという人でもその傾向があるのですから、アマチュアの人に分かってもらおうというのは難しいのかも知れません。演奏は頭でするものではありませんが、本当の意味で賢くないと、そして良いセンスを持っていないと良い演奏は出来ません。生まれつき良いセンスを持っている人もいますが、後天的に練習を通してセンスを磨くことも出来ます。練習するとき屁理屈は助けにはなりませんが、どうしたら良いかは理解していないといけないのです。子供は演奏において何が必要かを理解できないので、いやでも何回も練習させて条件反射として覚えさせないといけないのです。(だから子供を教えるのは大変なのです。更に言うと同じことを何度も間違える「頭の悪い人」はいくらやっても上達しません。大人子供にかかわらず。)大人は曲を丸ごと体で覚えるということが出来ません。(頭で理解すれば全てをコントロールできるというふうに錯覚しているとしか思えないケースがとても多い。)なぜ上手く弾けないかというと、最終的には自分に自信が持てないからです。その自身を生み出すものは練習です。だから上手くなるのには時間がかかるのです。1つのことを色々なケースに応用することができる人と、毎回毎回注意されないと忘れてしまう人では当然進歩の度合いは天と地ほども違います。


11.12

 風邪も一応治りました。昨日聴きに行けなかったのはとても残念でした。今日は2日目です。明日は1日休みで14日はびわ湖ホール、15日は岡山でマチネーです。

 今日はN響について新しい情報が4つあります。(定期会員について、モントリオール響のハッチンス氏について、来年のアメリカ公演について、プロコフィエフのCDについて)こちらをごらん下さい。


11.11

 楽しみにしていた定期なのに今日は風邪を引いたようでくしゃみが止まらないので、行くのを止めました。家族が代わりに聴きに行きました。特別に印象的というわけではないがなかなか楽しめた演奏会だと言っていました。アンコールがあり(シューマンのアラベスクだったそうです。)前半が終わったら8時15分ぐらいだったそうです。長い演奏会になりそうです。良い曲だがちょっと地味だなという感じだそうです。
 シューマンの曲というと短い上行音形が特徴的だと言うのが私の印象です。たとえばチェロ協奏曲の3楽章などソロの上行音形などとても印象的です。何かへの強いあこがれの表現なのでしょう。ヴァイオリン協奏曲の3楽章のテーマも上行音形の繰り返しです。またピアノ協奏曲も含めて3曲とも全部短調です。それにピアノとチェロ協奏曲はイ短調、ヴァイオリン協奏曲はニ短調とシャープやフラットの少ない調だというのも特徴です。交響曲も割とストレートな調が多いです。ライン(Es-Durフラット3つ)など例外です。チャイコフスキーのようにフラットが5つというような曲はほとんどありません。イ短調の曲というとグリーグのピアノ協奏曲がありますが、シューマンもグリーグもティンパニーで始まるという共通点があります。内容的にはシューマンの方がずっとあると思いますが。

 昨日極私的2400ページを見てインタウェアから2種類のG3ボードが出ることを知りました。240MHzと320MHzのものが出るようです。320MHz版は2.5Aの消費電力で、240MHz版の3.0Aを下回っています。これが出るまで待つべきだったかなと思いましたが、インタウェアの動向は全然情報がなかったので待ちきれませんでした。まあ今となってはオリジナルのまま使うのが一番だろうと思っていますが。


11.10

 明日はB定期を聴きにサントリーに行こうかと思っています。久し振りに聴衆としてN響の演奏会を聴こうと思っています。シューマンのピアノ協奏曲は私の好きな曲ですので、とても楽しみにしています。ソロのブロンフマンという人はとても技術のしっかりした人だという印象があります。(指がまわるだけの人という意味ではありません。音楽的に正統派で雰囲気だけで弾くのではなくしっかり弾く人だと言う意味です。)
 私の好きなピアノ協奏曲をいくつか挙げると、モーツァルトはKV488とニ短調、ベートーヴェンはなんと言っても4番、それから明日聴くシューマン、ブラームスの1番、2番です。戴冠式、皇帝、チャイコフスキーなどは何となくもうご馳走さまという感じです。ショパンなどは協奏曲よりソナタの方がずっと本領が発揮されているような気がしてわざわざ聴く気になりません。でもアルゲリッチがデュトワ指揮のもと弾いたショパンの1番は素晴らしいと思いましたし、聴いて良かったと思いましたが。でもこのような気にさせられることは稀なことです。強いて言うと私は1番より2番の方が好きです。他に「アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ」もオケ伴が原曲ですが、ソロで弾く版で聴いても不足を感じません。


11.9

 今日からN響はB定期の練習ですが、私は降り番です。今回はびわ湖ホールという初めての会場の演奏会があるのですが、行けなくて残念です。今回はピアノ協奏曲と交響曲第1番「春」です。色々悩んでいた奏法の問題は解決しました。ごく自然に構えることで全て解決しました。楽器は肩と鎖骨にのせる感じで持つ、弓は弦に直角に構える、ということの2点です。分かってみれば大したことはないのですが、悩んでいるときは当たり前のことを守っていないのです。楽器は持つものではないというと禅問答のようですが、その通りなのです。この感じは文字では表現できません。それだからこそレッスンが大事なのです。(本やホームページをよんだだけで上手くなるほどヴァイオリンは単純なものではありません。)でもこのおかげで私は弾くことがとても楽しくなりました。(それに長い時間弾いても疲れなくなりました。)


11.8

 今日は習志野フィルハーモニーの定期演奏会を聴きに行きました。習志野文化ホールで午後2時からの演奏会でした。指揮はN響のチェロの三谷さんでした。三谷さんは学生時代に指揮の勉強もされたそうで、今日もなかなか堂に入っているのにはびっくりさせられました。特に弦の音が汚くならないように細かく注意されているようで、弦が汚いアクセントを出すようなことはほとんどありませんでした。

 今日もう一つ印象的だったのはエルガーのチェロ協奏曲を弾いた趙静(チョウチン)という人です。まだ19才の中国からの留学生だそうですが、とても見事な演奏でした。芸大あたりのチェロの学生も真っ青になるような腕前です。今は東京音大の学生という話です。びっくりしたのは技術もさることながらスケールの大きさです。とても19才とは思えない日本人にはないタイプの演奏家です。そのうち世に出てくる人でしょう。
 昨日市響に行ったすぐ後なのでどうしても比較してしまいました。結論から言うとどちらもそれなりに健闘しているというところですが、習志野フィルの良いところは結束力の良さです。皆がとても良く合わそうとしているのが分かりました。特に音の出し方について指揮の三谷さんが細かく注意されていることが良く見て取れました。

 今日は色々な意味で参考になりました。


11.7

 今日はN響は公休です。朝からレッスンをした後市響の練習に行きました。
 色々な指揮者が次々指揮台に登場してきますが、それを見ていてことドイツ音楽についてはサヴァリッシュ先生は大したものです。先生の持ち味はN響で一番良さが出るのではないかと思います。というのは先生はすごく細かく指揮棒で色々指示を出されるのですが、ヨーロッパやアメリカのオーケストラでこういうやり方をするとまずプレーヤーがついてこないと思うのです。それぞれのオケで自分たちのやり方がはっきりあるので、指揮者があまり細かく指示すると協力しないのです。たとえばウィーンフィルなどその典型だそうです。N響は歴史的に日が浅いほうなので(日本で見ればもっとも歴史は長いですが、世界的に見るとまだ若いオケです。)、先生のような指揮者にしごいてもらうことによって上手くなっていったのです。今までは指揮者に指示されることを直して守っていくことで上達していっていたのですが、今ではそろそろ指揮者に言われなくても自分たちであるレベルを守ろうというふうにN響も変わってきています。その意味ではN響も過渡期なのです。その意味でサヴァリッシュ先生は今までのN響のやり方の一番良い部分を体現している方なのです。
 現状では先生との共演はある意味でN響のベストの面が出せると思います。ただこれからは更にその先のレベルに進んで、自分である程度のことは直してしまうようにならないといけない時期です。そうなって初めて世界に通用するオケと言えるのでしょう。

 今ではオーケストラという存在自体が段々変質してきています。というか実演の形としての演奏会の意味と、CDなどのメディアの存在の意味が変わろうとしているからです。今のオーケストラの存在を続けていくという前提で言うと、大ベテランの大指揮者に振っていただく他に若い有望な指揮者をどんどん発掘して将来継続的にN響で振ってもらえるようにすることが大事です。

 またこれは私見ですが、演奏会にも色々なキャラクターのものを開く必要があると思います。つまり演奏会の差別化です。(悪い意味ではなく、演奏会の付加価値を色々持たせるということです。)定期演奏会もたとえばA定期はスタンダード、C定期はポピュラーコンサート、B定期は通好みという昔のやり方もそれなりに意味がありますし、新しいお客さんを開拓するための昔のプロムナードコンサートのようなもの(最近始まったオーチャード定期もそのような意味合いから始められました。)を考える必要もあるでしょう。また若い人をクラシックに呼び込むための試みとして、テレビを使って訴える試み(デュトワ/子供のための音楽辞典)も計画されています。
 同じ定期の曲目でこれからクラシックに入ろうとする人と、音楽のかなり分かった人にも同様に受けようとするのはもともと無理なのですから、対象とするお客さんをもっとはっきり絞り込む必要はあるでしょう。


11.6

 今日は定期2日目でした。サヴァリッシュ先生の指揮というのは指揮の技術という意味では最高の部類に入ると思います。(その件についてどこが最高なのかという質問がありましたのでそれについてご説明します。)指揮はいつどれ位の音量でどのような表情で弾かなければいけないかを我々プレーヤーに示すものです。その意味では指揮者というのは私達プレーヤーのためにいるのであってお客様のためにいるのではないのです。サヴァリッシュ先生はどれくらいの音量でということとどのような表情でということを棒だけでなく視線や体全体の動きでリズミカルに表現できるのです。特に表情を曲のテンポに乗り遅れずに棒で示せるということについては絶妙なものがあります。但しこれは弾いている我々にだけ分かることです。客席で背中だけ見ていても指揮者が何をやっているかは絶対に見えません。
 ただその指揮の技術と出来上がった音楽のスケールということはまた別の問題です。色々なことが出来るためにかえって我々の中に混乱が起きるということもあるのです。というのはルバートとしてプレーヤーの自由に任されるテンポの変わり目を先生は全部ご自分で指揮されるので、必要以上にこちらは緊張を強いられるのです。先生自身は自然ということをすごく言われるのですが、先生が全てを指揮されるために逆に流れが止まるという部分もあるように私には思えます。ドイツ音楽については正統派でとても上品な音楽だと思いますし、我々もその点については他の指揮者の場合などに「サヴァリッシュだったらこんな風にはしないよね!」というような話になるくらいドイツ音楽の解釈についてはすごい人だと思っています。
 今日も帰りにSさんと4番の第1稿という曲もサヴァリッシュ先生だからここまで聞かせられたのだろうという話になりました。この技術と音楽感でもう少し自由に弾かせてもらえたら超一流の指揮者になるのじゃないかなという話になりました。
 もう一つ感じたことは今回はテンポが幾分ゆっくり目だということです。2番の第1楽章の最後でも前だったらもっと速く弾かされるだろうなと思うようなところでも、がっちりテンポを守っています。

 デュトワ先生とは全然違うキャラクターです。デュトワ先生はドイツ音楽はほとんど取り上げられません。モーツァルトもベートーヴェンもやられていません。もっと国際派という感じで幅広いジャンルにわたって取り上げられています。そのまるで違うキャラクターのサヴァリッシュ先生とデュトワ先生が2月続けて登場するのですから、N響はとても幸せです。


11.5

 今日の定期は良かったと思います。色々なミスや不ぞろいなところはありますが、全体としては良かったと思います。全然休みのないシューマンの曲ですから、協奏曲のない今日のプロはとてもきつかったです。本番の前にコンサートマスターの篠崎さんと話をしたのですが、今回のような1人の作曲家に焦点を合わせた企画は大賛成だと言うご意見でした。楽屋での反応について言うと、まず普段の定期より疲れるという点は共通しています。また交響曲第4番の第1稿についてはあまり好きではないという点も共通しています。やはり第2稿の方が良い出来ではないかという意見が多かったです。

 今回はサヴァリッシュ先生は少し変わったような気がします。今までのスタイルと基本的には変わっていないのですが、細かいところの注意の仕方や練習の仕方が微妙に変わっているのです。ピアニッシモを要求するときの動作や、曲の初めに我々を集中させるための予備動作などは同じスタイルですが、何となく今までとは違います。もともと私はサヴァリッシュ先生がもっと私達を自由にしていただけると良いと思っていましたが、その点については今回も同意見です。また弾き出しの時など息もできないくらいの緊張感をもってぎゅーっと絞られる感じなどやはり好きではありません。でも指揮のテクニックはすごいものがあります。

 今日は疲れました。頭がまわっていません。明日もう一度書きます。


11.4

 今回の交響曲第4番の第1稿は第2稿と色々な所が違います。たとえば第1楽章の主部はどちらも2/4で書かれていますが、第2稿では音符の単位が16分音符なのに対して第1稿では8分音符で書かれています。第1稿は1小節に音符が4つに対して第2稿では8つ入っていることになります。すると第1稿では音符4つごとにアクセントがつくことになります。サヴァリッシュ先生の意見ではこれでは音楽が流れないのでシューマンはこれを書き直したのだろうというのです。特に終わりの部分では第2稿に対して第1稿は行進曲風のより強いハッキリしたキャラクターとして弾かないといけないと特に注意されました。ブラームスは第1稿の方が好きだったそうです。それに対して第2楽章はホルンのパート以外は第1稿と第2稿は同じだそうです。第4楽章も色々な所が違います。今回は第1稿で、24日のオーチャード定期は第2稿を弾きます。比較しながら聴くと面白いでしょう。全体としては第1稿の方が素朴で強い感じがします。
 今日練習の最中にずっと私の気持ちに引っ掛かっていたことが解決しました。途中から急に楽に弾けるようになりました。

 サヴァリッシュ先生の指揮は以前は私は神経質に感じていたのですが、最近は先生のやろうとしていることはもっともだと思うようになりました。ただ私達に分からせるために幾分大げさに表現しているのです。去年より今年の方が更に抵抗なく受け入れられます。指揮のテクニックという意味ではすごいと思います。私の希望としてはこれでもう少し私達を泳がせてくれたらなと思います。でもシューマンの複雑なオーケストレーションを見事に整理して見せてくれています。デュトワ先生にはない一面が今回は出ています。皆様も今回は楽しめると思います。


11.3

 今日からサヴァリッシュ先生の定期の練習が始まりました。今回は奥様が同行されず、先生はご機嫌があまり良くないと言う話を聞きました。今回はオールシューマンプロで、この次の来日の時はR.シュトラウスプロで行くという話です。今回ヴァイオリン協奏曲だけが取り上げられないということを聞いたら、一応ソリストを探すところまで話は行ったそうですが、結局流れてしまったようです。

 今回の3曲はいずれも重い曲です。この重くなる原因の一つは8分音符のメロディーなどを16分音符などの細かいきざみにして弾かせることだと思います。もう一つは同じメロディーを弦と管が同地に重なって弾くということもあります。これがシューマンの特徴でもあります。交響曲第4番の第1稿という珍しいものが今回取り上げられています。普通弾かれるものと譜面の上ではかなり違います。メインプロの交響曲第2番は私が入団したころミハエル・ギーレンの指揮で弾いたことをよく覚えています。このときはギーレン先生が譜面にかなり手を入れてメロディーがはっきり聞こえるようにしたのが印象的でした。サヴァリッシュ先生はシューマンには特に思い入れがあるように感じます。普通なら地味でかなり重い曲の連続になるので、1回の定期ならともかく1月の定期全てシューマンというのはまずやりません。でも今日の練習をやってみてさすがにわざわざやるだけのことはあると思いました。特に今回は協奏曲がないので特に重いという印象が強いです。

 最近弾き方を少し変えているのですが、その所為か右肘の辺りに違和感があります。ですが出てくる音は新しい弾き方の方がずっと良いので、早く馴れようと思っています。楽器の持ち方にも良い影響があるようですし。


11.2

 何人かの方にここ何日かアクセスできないと言われましたが今では直っていると思います。原因はプロバイダーの方のサーバーのHDの問題だったようです。(私自身がPowerbookが不調で起動さえ出来ない状態だったので、このことを知らなかったのです。)

 今日初代Powerbook2400/180(2400/240ではないと言う意味)を持っているUさんとYさんに会いましたが、Uさんは私と同様CPUカードの不調に悩まされたようです。Yさんは特に問題はないそうですが、OS8.5にしたら色々問題があるようです。どうも現状ではG3でないMacはそのまま使っている方が正解のようです。また8.5については色々問題噴出で、少なくともバグ修正版のバージョンがでるまでは8.1で行った方が良いようです。今日帰りに新宿のソフマップに行ったのですが、8.5は思った通りあまり出ていないような感じです。雑誌にチョウチン記事などがたくさん載っていますが、実際はフォントの問題とかウィンドーがちゃんと表示されないとか色々あるようです。無駄に時間を使いたくないのなら、今は静観が正解だと思っています。(特に今安定してつかえている人は絶対に手を出すべきではないでしょう。)
 今2400のG3ボードは交換のために店に預けていますが、このような状態だと今まで通り603e/180で行った方が良いかなと思っています。高い授業料でした。(やってみて16万かけるほどの効果もないし、動作が安定しないのでは危なくて使えません。)

 ところで今日は来年の大河ドラマのテーマ取りがありました。作曲は池辺晋一郎さん、指揮は秋山和慶さんでした。「元禄繚乱」というタイトルです。大河ドラマらしい曲です。池辺さんは私が昔都立新宿高校に入学したとき新宿から芸大に入学されたという縁のある先輩です。もっとも私が新宿を卒業し東大に行き大学紛争などで1年棒に振ったので、私が芸大に入ったときには池辺さんはソルフェージュの先生でした。この前の九州旅行の大分の演奏会の時にも演奏会の終わった後会場の出口で池辺さんにお会いしました。(池辺さんはNHKの取材でいらしていたそうです。)とても気さくに声をかけて下さる方です。


11.1

 30日からホームページのアップデートをさぼってしまったのをおわびします。

 おととい演奏旅行から帰ってから、その足でパスカルに行きPowerbookの様子を診てもらい、どうもG3のボードがおかしいということでもとの603eのボードに差し替えてもらいました。それからは何事も起こらず順調に進んでいます。その後演奏会(2回本番があった。)を聴きに行き、それから家に帰ってPowerbookのHDをイニシャライズしてシステムを再度入れました。おとといはそれで午前3時になってしまいました。
 昨日は朝から演奏旅行中にレッスンをしていないので生徒が次から次ときて朝から夕方までレッスンが続きました。その後おとといの続きでPowerbookにアプリケーションをインストールしました。それで気がついたら2時過ぎです。やっと一応使えるようになりました。
 今朝はなにもなかったので昼まで寝ていました。午後になってインターネット関連の設定を全部やり直しそれから用事で渋谷まで行き、今になってやっと落ち着きました。(23:48)
 なぜHDをイニシャライズしなければいけなかったかというと、後ろのリセットスイッチで何度もON/OFFを繰り返したからでしょうが、システムとファインダーのアイコンが書類のものになってしまっていたのです。さすがに気持ちが悪いのでノートンをかけてなおしたのですが、再起動すると元の木阿弥です。したがってもう一度イニシャライズする羽目に陥りました。G3のボードのように新しいことをすると必ず何かが起こるのです。旅行中と帰ってからの大騒ぎにかかった時間と労力は一体誰が弁償してくれるのでしょうか。ボードだけ交換してもらってもこちらはおさまりません。でも原因がハッキリしたので良かったのですが。

 ところでおととい若い子達の演奏会を聴いて、一生懸命弾いている事に感銘を受けました。確かにバランスなど糞食らえというようなオーケストラとしてはとても聴いていられない演奏でしたが、張り切って弾いている姿はとても好感が持てました。ソロが一生懸命バランス音色を考えて弾いているのに、ホルンの無神経な引き伸ばしの音ですべてをぶち壊しているのはソロがかわいそうでした。(更に悪いことに張本人は「ホルンって聞こえにくいのよね!」と言って、自分が邪魔をしていることに気がついていないのです。指導者の能力を問われる出来事です。)他の管楽器も弦楽器も問題は色々ありますが、全体としては楽しい演奏会でした。さすがに将来の演奏家の卵の演奏会でした。この勢いの良さというのは私達が忘れがちな音楽で最も大切なものです。(ここが弾きにくいとかそういうことばかりに気が行ってしまい、弾いて楽しいということがおろそかになってしまうのです。これってプロの一番陥りやすい悪い点ですよね。自分でもすごくそう思います。)

 明日は来年の大河ドラマのテーマ取りです。そして明後日からいよいよサヴァリッシュ先生のシューマンプロの定期の始まりです。いよいよ芸術の秋と言う感じです。A、B、Cとオーチャード定期が全部シューマンプロです。シューマンの曲というのはオーケストレーションのせいか、肝心なテーマが厚い音の重なりに埋もれてしまいやすいのですが、そこをどう処理するかが見物です。


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