実はもう1998年になっています。今日の午前中に今年の学生音楽コンクールの全国大会の放送がありました。毎年大みそかの日にあるのですが、今日は忘れていて聴き始めたのがフルート部門からでした。主にピアノ部門を聴いたのですが、皆それぞれに頑張ってやっている様子がよくわかりました。結果については放送された部分だけを聴くと納得できない場合もありますが、全部聴いていないので本当のところは分かりません。ただこの放送を聴いていて一つ気になったのが、各人の演奏の前に批評を述べることです。まず音を聴かせて、それから批評を述べるというのなら分かりますが、まず批評を述べ聴いている人に先入観念を植え付けてから音を聴かせるというのはフェアでないと思うのです。それにその批評もたびたび当たっていません。
いくら弾いているのが学生であっても、このように言われるのではかわいそうというのが私の印象です。以前のようにアナウンサーによる番組進行の方がずっとすっきりしていて良いです。
前から騒いでいたHDDを内蔵させる件ですが、今日再度挑戦して成功しました。前に買った6GBのHDDではないのですが、4GBのQuantumのFireballをHDTでフォーマットして、それを内蔵させて今まで動いていた他のHDDの内容をドラッグしてコピーし、それからそのHDDから起動しようとしていつもうまくいかなかったのです。そこでまず内蔵させる時ターミネーターをOFFにしたらちゃんと起動するようになりました。(でも起動の最後でループ状態になってうまくいかなかった。)そこでシステムから新規インストールしたらちゃんと動くようになりました。今はそのシステムで書いています。結局ポイントは2つあって、内蔵バスのHDDのターミネータはOFFにすること、システムはドラッグ・インストールしないことです。やっと今になってうまく行くようになりました。(1998.1.1 03:00)
今日は昼から秋葉原に出かけました。どうしてもHDDを内蔵してみたかったので、雨の中を行ったのです。今日は12月30日なので秋葉原は混んでいるかと思ったら、人は割と出ているのですが、あまり物がぽんぽん売れているという感じではなく不景気を絵に描いたような情景でした。結局HDDの内蔵は失敗しました。どうやっても新しいHDDから起動できないのです。理由は全然わかりません。
今日夜になってやっと年賀状が出来上がりました。やっと年を越せそうです。今年は28日が日曜日だったせいもあって、帰省ラッシュは楽なようです。ただ帰りは3,4日に集中しそうです。私は親が隣に住んでいることもあって、帰省を経験したことはありません。ここ2〜3日は音楽とは縁のない生活を余儀なくさせられそうです。最近弾き方についてちょっと感じるところがあったのですが、それを確認できるほど弾く時間がありません。
弾き方についてまとめられるようになったら奏法のページに書きます。
年末の大掃除や買い物が始まると、ほとんどヴァイオリンを弾く時間がありません。その中で今年最後のレッスンで生徒がやってくるので、時間のやり繰りに困ります。私はまだ年賀状も書けません。どうしようかと思っています。
今日第9の合唱団の方からメールをいただいて、デュトワ先生の棒を見ていると飛び出しそうに思うのだがというご質問があったので、それについて書きます。
デュトワ先生の棒は基本的にはin tempoで振られるのですが、時々突然速振りされるように見えるのです。1説には先生の足はちゃんと動いているので、足を見ていればよいという話もあります。(私のところからでは先生の足先は全然見えません)ではそのような場合どうやって弾くのかというと、半分は慣れ(先生の棒で何回も本番をやっているのである程度の対応はできます)、半分はオケ自体の結束でやっています。オケの結束というのはお互いに聞きあい、またコンマスや各パートの首席に合わせて弾くということです。N響はそういう結束は堅いオケなので、余程のことがあっても何とかずれずに行けます。ただそういう場合はとても神経を使わされ疲れます。
これは私の個人的感想ですが、デュトワ先生はどちらかというと流れにのって指揮しているときはとても弾きやすいのですが、ご自分からテンポを作っていかれるときに「あれ!」と感じるときがあります。たとえば遅い2つ振りだと思ったら実は遅い4つ振りだったり、「1,2,3,4」と行くはずが「1,2,34 えっ!」(3拍目がなくてすぐ4拍目になだれ込んでいるように見える)というようだったり。曲の表情の指示は大変わかりやすいのですが、たまにテンポがわかりにくいことがあります。今月の「イタリアのハロルド」の時は私の印象ではデュトワ先生がズーカーマン氏のテンポに合わせていたようだったので、このような「?」はありませんでした。
N響も今日の本番が仕事納めでした。そこで今年登場した指揮者で印象に残っている人をあげるとスヴェトラーノフ先生が印象に残っています。今回はロシア物だけでなくマーラーの夜の歌を取り上げましたが、これは今回の先生の演奏の中で特に私の印象に残っています。大体年をとるにしたがってテンポが停滞していくものなのですが、あのお年にもかかわらずテンポが良いのです。(といっても今回は前回よりゆったりした感じではありましたが)一見すごく怖そうに見えますが、実はとてもユーモアにあふれた方です。それに練習の時全身で振るため足を踏み外してひっくり返り、我々は一瞬どきっとしましたが、しばらくして立ち上がり何事もなかったようにまた振り続けられたのにはびっくりさせられました。先生については9月にずいぶん書いたのでそちらをごらんください。
それからもう一人印象に残ったのが広上淳一氏です。4月のC定期に出られたのですが、「ペール・ギュント」というとてもポピュラーな曲をとても聴かせる名演奏をしたのです。日本人の指揮者として久しぶりに期待できる新星として登場しました。(といっても彼は以前定期に新人指揮者として一度出ています)前回と比べて今回ははるかに成熟して、楽屋でもこれからの彼に期待できるという意見で一致しました。
その他デュトワ、サヴァリッシュのお2人も強く印象に残っています。この2人は持ち味がまるで違い2人を足して2で割ったらどんな人になるのだろうかという感じです。ドイツものばかりをやるサヴァリッシュ先生とドイツ物はほとんどやらないでリズムを中心とする曲を好んで取り上げられるデュトワ先生。フランクの交響曲をやられるサヴァリッシュ先生、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」をやられたデュトワ先生という様に例外的なプロもありますが、やはりシューベルト、ブラームス、メンデルスゾーンプロのサヴァリッシュ先生に対して、「ダフニスとクロエ」、「春の祭典」、「イタリアのハロルド」といったプロのデュトワ先生というのがそれぞれの特徴でしょう。私にいただくメールを見てもサヴァリッシュ先生にもっと出演していただきたいという意見がかなり多いです。
来年の指揮者では5月のアンドレ・プレヴィン先生が楽しみです。
今年もそろそろ終わりです。今日は今年協演した演奏家でもっとも印象に残った人を取り上げます。今月のソリストだったので印象が強いのかもしれませんが、なんと言ってもピンカス・ズーカーマンがもっとも印象に残っています。
ヴァイオリンだけでなくヴィオラも素晴らしい音で弾きこなす名手です。イツァーク・パールマンと年代的にもよく似ている人ですが、あらゆる点で対照的に見えます。パールマンは楽しく愉快にパフォーマンスを含めて楽しませてくれる人ですが、ズーカーマンはそのようなことはあまりしません。また使っている楽器もパールマンはStradですが、ズーカーマンはdel
Gesuです。これは私の個人的印象なのですが、パールマンの演奏会は楽しいですが、サイダーのようなというかビールのようなその場のさわやかさが印象的です。それに対してズーカーマンはその時は普通にしか聞こえないのですが、後になるとずっしり印象を残すというタイプだと思います。これも私の印象ですが、パールマンはズーカーマンをすごく意識していて、意識的にズーカーマンとは違う路線を進んでいるような気がするのです。パールマンも年をとるにしたがって演奏スタイルは変わってきましたが、ここ何年かは協演していないので今はどうなのかわかりません。今活躍しているヴァイオリニストの中で強く印象に残っているのは、ツィンマーマンとズーカーマンです。残念ながら日本人ではとても追いつかない何物かを持っていると思います。
端的に言って、もっとも違うのが音のパワーです。2人ともオーケストラの中で協演してその音を聞いていると、オーケストラの音の上を越してソロの音が伸びていくのです。(日本のソリストの場合この2人のような印象をオケの中で弾いていて持つことはほとんどありません。)これはどんなに良い楽器を使っている日本人でも追いつかないボーイングの技術の賜だと思います。結局左手より右手の技術がものを言うのです。
明日は今年でもっとも印象に残った指揮者について書きます。お楽しみに!
N響の第9公演も後半戦あと2回の本番を残すのみとなりました。コーラスのメンバーの方からメールをいただきましたが、私は降り番なのでお話しできず残念です。私自身は3日ぶりにヴァイオリンを弾いたのですが、かなりリハビリが必要です。やはり毎日ちゃんと弾いていないとてきめんに出てきます。週1のアマチュアの方がうまくならないのは当たり前です。練習しなくてもちゃんと弾けるというようなケースはよほどの大家でもなければないでしょう。年末はいつも雑用をしなければならず練習が思うようにできないので困ります。
最近起動HDDを変えてからどうもEGBridgeの変換が今一つしっくりこなかったのですが、原因はどうも漢ぺき君の所為らしいです。この漢ぺき君の辞書を常時使用する設定にしておくと文節の区切りがとても変なところで切られます。これを外したら今までの状態に直りました。これは使うときだけ鉛筆メニューからONにするのでないとダメのようです。
今日夕方旅行から帰ってきました。明日午前中からまたレッスンが始まります。昨日は六日町に泊まり、おいしい食事を食べてきました。六日町市内からさらに少し外れたところでしたので、とても静かでした。東京の雑踏とは縁遠いところで、こういうところにいると落ち着くでしょうが、音楽をやるということから言うとまるで場違いという感じです。やはり東京に戻ってくると落ち着くのは貧乏性なのでしょうか。明日からいつも通りの生活に戻ります。今日は戻ってきたことの報告だけです。
皆さまは今日はクリスマスイブをどのようにお過ごしでしょうか。今年もあと残り1週間です。風邪を引かないように健康にはお気をつけ下さい。
昨日今日と音楽とは全然縁のない生活を送っていると気が楽なような気が抜けたような変な気分です。今日は朝から金沢を観光して(兼六園、金箔工芸、飴屋等)昼過ぎの列車で来たときの逆コースで湯沢に向けて走っています。金沢は家内が小学校のころ住んでいたので、その場所を一度是非見たいということで昨日その昔住んでいた泉野町と通っていた弥生小学校を見てきました。金沢には岩城さんが振っているアンサンブル金沢があるので、行きも帰りもヴァイオリンを持っている人を見かけました。(現実に引き戻される気分です。)今日はもう一日ゆっくり温泉に入っておいしい食事をしようというつもりです。明日東京に帰ると途端に普段のレッスン漬けの生活が待っているので、後一日は鋭気を養います。
昨日演奏旅行ライブレポートのページに書くと言いましたが、演奏旅行ではないのでいつも通りこちらのページに書きます。
実は今日は家族旅行で金沢に行きます。上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこからほくほく線に乗り換えました。今その車中です。湯沢の辺りは下の写真のように遠くの山にかすかに雪が見られます。

3日間は音楽を離れてゆっくりする予定です。
昨日の市響の本番のあと打ち上げパーティーは1次会のみ参加しました。練習に出席できるメンバーが確定しないという問題のために、一度練習してできるようになったことでも、次の週には違う人が出てきてまたゼロからやることになるというようなことは日常茶飯事でした。これはアマチュアオケの宿命ですから、あらためて言ってみても仕方ないのですが、大きな課題です。また曲についてはどの曲も気を抜けなく、特に「寄港地」はちょっと敷居が高かったと言えるでしょう。確かに皆さんよく弾いていましたし、決定的事故はなかったので、その意味では成功でしょう。特にヴァイオリン〜チェロの各パートリーダーの皆さんはファイトのある方達で、ずいぶん特別練習に付き合っていただきました。ですがただ弾く以上の部分についてははっきり時間がたらなかったと言えます。ちょっとした8分音符の長さとか、弓の場所配分等統一されていませんでした。
昨日の演奏会は実際は演奏時間は短いのに、すべての曲が気を抜けないので私など、N響で弾くときの倍くらい疲れました。でも終わってみて今回は楽しかったです。
それに昨日の打ち上げで市響の人の朗報が3つ紹介されました。それぞれおめでた、ご結婚、ご栄転です。皆さんそれぞれにとてもファイトあふれる方達です。これからもお幸せに進んでいって下さい。
今日は市響の本番でした。結果から言うと私が予想していたよりずっと良い出来でした。最後まで問題点を駄目押しをしたことが、良い結果につながったと思います。ただ基本的部分で直さなければいけない部分は依然として解決しないまま残されてしまいました。ここしばらくの宿題です。一番問題になりそうだった「寄港地」は指揮の金子さんが本番の時いくぶんテンポを抑え気味にして振って下さったことで、落ち着いて弾けました。今日は私は弾いていてすごく気疲れしました。どこかでずれてしまうのではないかと、とても心配でした。弦楽器の各パートのリーダーの皆さんの努力で弦は一応の線まで行ったと思います。またゲネプロの結果から振り方を急遽変えて、良い結果を引き出した金子さんにも感謝します。
今日の結果を見てアマチュアオケも一つの転機を迎えているような気がします。楽しみとしての面と、より良い演奏を求めて前進して行く面をどう妥協点を見つけるかというアマチュアオケとしてはその成り立ちまで問われるような問題を解決しないといけないような時期になっていると思います。どのアマチュアオケでも大なり小なり同様の問題を抱えていると思います。前からいる人に権利があるわけでもないし、単純に演奏技術だけで切れる問題でもないし、オケのメンバー全員の了解点を探すのは至難の業でしょう。
市響について言うとオケ全体に演奏を良くしていこうという機運が高まってきているので、今は全体にうまく行っています。コンサートマスターとチェロの首席の福原さんご夫妻のリードが良いようで、皆さん演奏を良くするよう努力しています。早く成果が出るといいです。
明日から2日間旅行に出ますので、22,23の両日は演奏旅行のページに書きます。
(と書きましたが、演奏旅行ではないのでこのページに書くことにしました。12.22)
明日はいよいよ市響の演奏会本番です。今日は夕方6時半から市川市文化会館で会場練習がありました。まずステージのセッティングをしました。そして6時半に練習が始まりました。(N響の方は今日から第9の練習です。明日はNHKホールで練習です。そしていよいよ明後日から第9の本番です。)

左の写真がステージのセッティング、右の写真が練習の始まりの時にインスペクターの時田さんが話をしているところです。
練習の結果について言うと問題点はあまり直っているとはいえませんが、皆さんの意気込みだけはいよいよ明日本番なので大したものです。譜面の書き込みなど一応書いてあっても正確な場所が書いてないし、休みの時は拍子を数えていないし基本的なところに問題は残ったままです。ですが今更言ってみても遅いです。まああとは明日本番で止まらないことを祈るのみです。明日は朝9時半からゲネプロです。
今日の練習でも全員集まらなかったですが、社会人のアマチュアですからなかなか集まるのが難しいにしても、大丈夫かなと思うのは私だけではないと思います。弦練でも人が集まらないのはいつものことでした。
私の感じでは「寄港地」で何か起きそうな予感があります。何もなければ良いのですが。では明日に備えてお休みなさい。
そういえば私のホームページのアドレスは今までhttp://www.path.ne.jp/~a-nezuでしたが、これからはhttp://www.path.ne.jp/a-nezuのように「~」を入れなくてもつながるようになったそうです。昨日スリースカンパニーに行ったときインターネットの担当の人に聞きました。
今日は前に書いたHDDの問題を解決するため、3時頃にスリースカンパニーに行って7時過ぎまで色々やってもらいました。結果的には少しも進展しなかったです。前にも書いた6.4GBのHDDを3GBの2つのパーティションに分けたものを内蔵バスに載せてそこから起動しようとするとどうやっても起動しません。パーティションのサイズを変えても同じ症状です。前にも書いた通りOS8のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れておくと、不思議なことにこの6.4GBのHDDから起動するのです。(CD-ROMで起動しているのではないです。)結局外付けとして使うしかありません。これはOS自身の問題か、インタウェアのボードの問題かどちらかだと思います。(感触としてはOS自体の問題ではないのでしょうか)
問題が解決しなかったのにがっかりしたまま、N響の忘年会に重い8500を持っていきました。総勢17人が集まる忘年会でした。スリースカンパニーから歩いて5分くらいの渋谷駅前の寿司屋で行われました。明日からは第9の練習が始まります。(私は降り番ですが。)
今日メールで小節を勘定するのに指を折ると10が単位になるが、4を単位にしたほうが良いのではないかということを言われている人がいました。私の個人的意見としてはやはり指を折って10を単位にしたほうが良いと思います。私たち弦楽器も4を単位に勘定できますが、何十小節もあるとき4を単位にしているといちいち10進法に換算しなくてはならず少しも数えやすくありません。指を折って勘定しなくてはならないほど長い休みの場合は手は楽器から離しているからです。参考までに言うとホルンの人も指を折って小節を数えていますよ。
今日も定期でした。感想は昨日と同じですから重複するので書きませんが、とにかくズーカーマンという人はすごいです。N響の演奏会もあと第9公演を残すのみとなりました。今日帰りに楽屋の出口のところを通ったらデュトワ先生にサインをもらおうという人がたくさん列を作っていました。さすがにすごい人気です。私は今年の第9は降り番なので今日が今年の仕事納めです。明日はヴァイオリンの板橋さんの主催する忘年会があります。
昨日コンサートマスターの篠崎さんがズーカーマンさんのまねをしようとすると音をただ潰すだけになってしまうとしみじみ言われていました。弓のコントロールがすごいのでしょう。ちょっとまねの出来るようなものではありません。
またズーカーマンさんは舞台に出る前に袖で音程を合わせた後とてつもなく大きい音で指ならしをして(それもブルッフを弾く前に「イタリアのハロルド」の1節を弾くのです。例のオーケストラの中の人が弾くいやなソロの1節を。)、ステージの上で私たちも笑っていました。とても面白い人です。
ところで私は都立新宿高校の出身ですが、その新宿高校のオーケストラのホームページがあるそうです。新宿高校のオーケストラと言うのは私の大先輩、作曲家の池部晋一郎さん(私が新宿高校に入学した年に池部さんが芸大に入学されていると思います。)が作られたものだと思います。今ではこのオーケストラのOBで作っているOBオケも活動しているようです。そのホームページです。ぜひごらんになって下さい。(ページによっては表示がおかしいところがありますが?)
今日はB定期の本番でした。ズーカーマン氏の音にはただただ感激するのみでした。本当にめったに聞けない音です。コンサートマスターの篠崎さんに聞いたら、ズーカーマン氏のヴァイオリンはGuarnerius
del Gesu、ヴィオラはGuarneriファミリーということだそうです。音の明るさ、pp(ピアニッシモ)の音の静けさ、音の太さがとても印象的でした。
またズーカーマン氏はとてもユーモアのある人で、練習中もいつも冗談を言ったりやったりして楽しい人です。たとえば「イタリアのハロルド」の4楽章の中間部では、ヴィオラソロは弾くところがないのですが、練習の時はズーカーマン氏は自分からヴィオラセクションの中に入っていって、ヴィオラの人の隣に座って一緒に弾いたり、譜面をめくってあげたり、とても楽しんでいらっしゃいました。また本番の時はセカンドヴァイオリンの首席の村上さんの隣に座ってじっと見ていたそうで、本番が終わったら村上さんは入団試験の時のように緊張したと言っていました。とても体の大きい人なので、ヴィオラを持っていてもヴァイオリンくらいにしか見えません。
ほぼ同年代のイツァーク・パールマン氏とは持ち味が全然違い、とにかく楽しくパフォーマンスをされるパールマン氏に対して、しみじみとしたズーカーマン氏の演奏はまた違った趣です。(パールマンは今は知りませんが以前はStradを弾いていました。楽器についても好対照です。)
今日の演奏会はズーカーマン・デーで、最初のバルトークの「舞踊組曲」はあまり存在感がない感じでした。
今日はズーカーマン氏のヴィオラを満喫しました。素晴らしい音と表現力で感動しました。皆さまも是非この音を堪能して下さい。必ずご満足いただけると思います。絶対に期待を裏切られないと思います。デュトワ先生もズーカーマンさんには一目置いているのがよくわかります。
今月の定期を通して私はデュトワ先生の求めているものが、今年の4月のヨーロッパ旅行の時と微妙に変わってきているように感じます。同じような曲目を選んでいらっしゃるのですが、演奏上でこだわっていることがかなり違うのです。今日のいろいろな注文でも前とは違うなと思いました。(ただしこれは私の個人的印象です。)これも私の個人的印象なのですが、先生のテンポは速いときと落ち着いたときの2種類があるような気がします。テンポが速いときはとてもついていくのが大変です。いつも棒だけを見ているわけではないので、目を棒に戻したときに1拍先にいかれていることがよくあるのです。多分錯覚なのでしょうが、よくそういうことがあります。
N響のMac軍団では今Newerから出るであろう初代のPowerPC用の750のボードが話題になっています。というのは8100でNuBusのボードを使っている人が結構いるのです。PCIになって取り残されたと思っていたこれらの機種の人が救われるからです。私の場合は持っているのが8500なので関係ないのですが、750のボードがたくさん出れば自然と安くなっていくでしょうから楽しみです。250MHzくらいの750のボードが10万以下になったらためしてみようと思っています。また自分の演奏をCDにするためのライターも話題になっています。いくらあっても足りない今日この頃です。そういえばYさんがAppleの純正のカラーのレーザープリンターを買われたそうです。24日に納品になるそうで、皆早くそのプリントを見てみたいと楽しみにしています。
アマチュアオーケストラのページに「拍子の数え方(今どこ弾いているの?)」と題して拍子の数え方について書きました。参考にして下さい。
今朝都営線の泉岳寺駅から練習所に行くとき、副理事長の原さんとお話しできたのですが、「デュトワ先生は日立の小さいコンピューターをもっていらっしゃるよ」とのことでした。デュトワ先生はN響は早くホームページをつくるべきだと盛んにおっしゃっていらっしゃるようです。私のようにプライベートでやるのなら簡単でしょうが、オフィシァルなホームページとなると大変でしょう。
今日は午前中「イタリアのハロルド」をカラオケで練習し、午後は「舞踊組曲」とブルッフのヴァイオリン協奏曲を練習しました。ズーカーマン氏は舞踊組曲の練習の時しばらく聴いていらっしゃいました。ズーカーマン氏のソロはさすがに素晴らしい音で、ここまで行くと楽器が何かなんて全然関係ない世界です。普通ヴァイオリン協奏曲だとオーケストラは音をセーブしないとソロにかぶってしまうのですが、今日はオーケストラの音を突き抜けてズーカーマン氏の音が聞こえてきます。
今日の練習ではデュトワ先生はすべての部分をゆっくり確実に弾くように部分練習を随分されました。弾く側から言うとこういう練習は大変ですが、こういうことはちゃんとやったほうが全体の出来は間違いなく良くなるので、私は大変良かったと思いました。やはり急いで弾いているためにリズムが崩れている、またずれているところがかなりあります。明日はイタリアのハロルドをソロ付で練習します。
このイタリアのハロルドの最後の楽章の終わりのところには第1,第2ヴァイオリンとチェロが3人だけソロでオーケストラの外で弾くという部分があります。私も10年以上前デルヴォー氏の指揮の時この曲を演奏した時このいやなソロを弾いたことがあります。普段こういうソロはそれぞれのパートの首席の人が弾くのですが、この曲の時はオーケストラの後ろの方に座っている人にお鉢が回ってくるのです。今回もそうです。
弾く側というのはわがままなもので、今月のような曲ばかり弾いていると妙にベートーヴェンやモーツァルトの曲を弾きたくなります。家に帰ってベートーヴェンのソナタを練習したら妙に落ち着きました。これがサヴァリッシュ先生の時だとフランス物など弾きたくなるのです。本当に勝手なものですな!
今日は「イタリアのハロルド」とバルトークの「舞踊組曲」の練習でした。いつも通り最初はとても速いテンポで通して弾きそれから各部をゆっくり練習するというスタイルで練習しました。この最初の時にどうなっているのかわからないような速いテンポで通すというのはデュトワ先生のいつものスタイルです。いつも練習が進んでも場所によってオーケストラが急いでしまうことがあるのはこの最初に早くやることに原因があるのではないかと私は思っています。最初の印象が強すぎてどうしても急いでしまうのです。
でも今日は部分練習の時はゆっくり各部を確認しながら練習したので、今回はひょっとすると割と良いかもしれません。今回の曲目はブルッフ以外はオーケストラが気を抜けない曲なので、とても疲れます。(肉体的にではなく精神的にです。)
今回の定期はズーカーマン氏がヴァイオリンとヴィオラの両方ソロを弾くというのが何と言っても注目です。今日はまだカラオケ(ソロなしのこと)で練習していますから、まだそのすごさは楽しめませんが、とても楽しみです。
実は今月の初めのC定期は堀正文さんがコンサートマスターの予定だったのですが、検査のために急に入院されたそうで、山口さんがコンサートマスターを務められました。堀さんの様子等詳細については私は知りません。
今日はMuse音楽教室(私と家内が主宰している)の第26回勉強会でした。発表会以外に人前で弾く機会を持たせるため(発表会の予行演習の意味もある)半年に1回くらいやっています。今日の会は幼稚園生から中学生までの人たちを対象にしています。勉強会や発表会についてはこちらをご覧下さい。
その後私は市響の練習に行きました。来週はもう本番なので、私も本番で一緒に弾くので今日の練習は自分ためにも全部弾きました。感想はいつもと同じですが、さすがに本番が近くなると皆さんの気合いもかなり違ってきます。でも結局ゆっくり練習して自分を納得させられるかどうかで、ちゃんと弾けるかどうかが決まってくるのはいつも言っている通りです。とにかくゆっくり練習とリズム変奏を徹底してやることです。
ここ何日か悩まされていた大容量ハードディスクについての要約はこちらに。(このリンクは削除しました。)
今日は「春の祭典」の2日目でした。今日は個人的には第1部の終わりで1ヶ所プッツンしてしまったところがあり、面白くありませんでした。(譜面から目を離してまた譜面を見ようとしたとき、どこだったか目がついていかなくてPizziccato一つ落としてしまいました。残念です。)以前は第2部の中間部のリズムの難しいところで、大抵誰かが飛び出したものですが、今はほとんど誰も飛び出しません。だからこそ絶対に間違うわけにいかないので気分的にはすごく負担です。練習の時には飛びだす人がいましたが、ゲネプロぐらいからは誰も間違いません。
デュトワ先生は第2部の速いところでテンポを押さえようとしているように見えます。第1部の終わりのすごい速さと結びつかないです。全体の印象は良いのですが、テンポのことだけが気にかかります。
おとといから気になっていたQuantumの6GBのハードディスクの問題は今日外付け用ケースに入れてもらってすべて解決しました。どうも電源の問題のようです。今この文章も新しい6GBで立ち上げて書いています。昨日書いたモニターの問題は私の単純なミスでした。今まで通り三菱のRD17Gを使っています。
明日は私たち夫婦のやっているMuse音楽教室の勉強会です。非公開(家族は入場できます)で音階、エチュード、曲を弾いてもらい時間があればソルフェージュのテストもしようという盛りだくさんの趣向です。その後自分のために市響の練習に行って弾いてこようかなと思っています。
今日の演奏会はすごく疲れました。会場練習の時、チャイコフスキーの「ロココ」の時降り番だったので会場で聴いたのですが、ハンナ・チャンさんのソロはすごく迫力のある感じでした。すごくよく弾いています。14才というのはとても信じられません。このときオーケストラの音をよく聴いていたらCDのような音のバランス、響きのように聞こえました。ヴァイオリンの音が生過ぎるという人もいました。何回か聴いて、指揮者、曲目など色々なものを聴いてみないと何とも言えないようです。1回聴いただけの印象ではよく分かりません。ちょっと聴いた印象ではなかなか良いなと思ったのですが、よく聴くと色々疑問の部分もあります。
プログラム後半の「春の祭典」は第1部は会場練習の時と違ってテンポがいくぶん速すぎに感じましたが、第2部も最後の方になると少しテンポを抑えられているような感じがしました。デュトワ先生が意識してそうされているのか、あるいは本番の勢いなのかちょっと分かりません。(練習の時とはテンポが違うので)
明日になったらまた全然感じが違ったりして。
昨日の6GBのハードディスクの件は今日スリースカンパニーに持っていって一応直してもらったのですが、家に帰ってそれを内蔵バスに入れてそれから起動しようとするとやはりうまく行きません。外付けとして使うしかないようです。色々やっている最中にモニターがおかしくなってしまい8500のモニターを外して、840の方のモニターをつないで急場をしのいでいます。昨日と同じくもう3時になってしまいました。
今日は新しく6GBのハードディスクを買ってきてそれを内部SCSIにつないで起動ディスクにしようと思ったのですが、うまく行きません。(起動しないのです。)理由がわかりません。今日はあきらめて寝ます。
春の祭典はやはりデュトワ先生の特徴がよく出る曲です。こういうタイプの曲を振っているときが一番生き生きして見えます。この曲の仕掛けは知り尽くしている人だから、注意も適切で、短時間に効率良く練習されます。効果は明日からの定期をお聴き下さい。イスの配置については初めの説明では少し(こぶし1ヶ分くらい)狭くなると言っていましたが、実際は恐ろしく狭くなっています。それやこれやでこの問題は不協和音がいっぱいです。いずれにしても現状ではとても弾きにくい状態です。(弦楽器にとって)
前回の定期の配置についてN響が批評家やレコード会社のプロデューサーに感想を聞いたところ、いずれも好意的な批評だったそうです。あとは細かい調整で、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの間の段差をどのくらいとるか(あるいは平らにするか)あたりが問題になると思いますが、基本的には管楽器を前に出して、弦楽器をもっとコンパクトにまとめるという今の基本方針は変わらないと思います。明日のホールでの練習で第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの間の段差をこの前の定期の時の半分にしてみるそうです。このホールでの練習はこの後第九の時にもあります。この次の定期の教訓をもとにまた新たにテストすると思います。
今日の練習で「春の祭典」をやりましたが、この曲はデュトワ先生の十八番らしく短時間に充実した練習がされました。大切なところを要点を押さえてやるというとても有効な練習でした。全体を通してとても楽しく練習できました。本番も期待できると思います。明日はホールで練習です。このホールでの練習は10時までにNHKに行くのは大変ですが、出来上がりを考えると絶対この方が良いと思います。
以前として風邪は治りません。
明日からA定期「春の祭典」の練習が始まります。私たちを第1回目に感服させてくれたあの名演をもう一度という感じです。私が入団してからしばらくは春の祭典はよく演奏されていましたが、ここ何年かは弾いていないと思います。それで余計に初来日の時の演奏を印象的に覚えているのでしょう。ペトルーシュカもあまり弾きません。火の鳥はついこの前スヴェトラーノフ先生でやりましたが、残りの2つは本当に久しぶりです。この前の「ダフニス............」では「春の祭典」とは違ってという言葉が何回も出てきたので、その春の祭典がどうなるのか楽しみです。
今日ジャストシステムからFAXが来て、前に書いた「中途の文節でデリートキーを押して変換をキャンセルしたあとキャレットが動かなくなる」という問題はATOKの方の問題であったということでした。ATOKを使うのであれば先頭文節から順次確定していく(「↓」キーで1文節ずつ確定していく)というやり方をしないとうまく行きません。ATOKを使う方はEGBridge型の変換の仕方では今言った不都合が出ます。
昨日早く寝て今日もお昼まで寝ていましたがまだ本調子になりません。
今回のC定期の感想ですが、今回のラヴェルについてはデュトワ先生が今までとやり方を変えているのが目立ちました。全体としては成功していると思いました。部分的には弾く側から言うと拍が分からなくなるところがあったりしてちょっと怖いところが何ヶ所かありました。ですが、聴いているととても雰囲気の良い演奏だったと思います。1曲目の「海原の小舟」は何となく焦点の定まらない感じがするのですが、これから何かが始まるという感じは良く出ていると思います。2曲目のピアノ協奏曲は今まで何回もやった中でも1,2を争う名演だったと思います。指揮もピアノも日本人では出せない味が出ていたと思います。ピアノもとてもうまかったです。最後の「ダフニスとクロエ」は1日目と2日目でテンポがかなり違っていましたが、それも本番の面白さなのでしょう。デュトワ先生のラヴェルらしい柔らかい音で弾くようにという注意が効いて、全体的にきれいな音でした。(ただフォルティッシモの時に時々音が硬いかなという感じはしましたが)
次は「春の祭典」がメインです。この曲はデュトワ先生がN響で初めて振られたときに取り上げられた曲でその時の見事さは今でも印象に残っています。ストラヴィンスキーの特徴である変拍子が全然そのように感じられなくて、まるで古典の曲のように明快に整理されていたのが思い出されます。今からとても楽しみです。
今回の新配置については私たち演奏する側が気にするほど反響はなく、聴く側ではそんなに違って聞こえないのでしょう。こういう話は楽器を替えたときにもよく起こることで、本人はすごく良くなったと思っていても、聴いている側では「えっ、替わったの?もう1回弾いてみて」といわれるのと同じようなものでしょう。ホールが変わってもN響の音には本質的な変化はないのです。どこで弾いても何を弾いてもN響はN響なのです。よくヴァイオリニストの楽器が何だろうかとうわさになりますが、所詮はこの程度のことなのです。(弾いている本人には大きい問題ですが、聴いている人は言われなければ気がつかないという程度だということ)意識していない人にまではっきりと分かるような違いは起こりません。ソリストの楽器がStradかVuillaumeということより、ソリストがどう弾くかのほうが影響が大きいのですよ。楽器が何であるかでその人の演奏のすべてが決まるようなことは決してありません。そのようなことを気にしないで、演奏そのものを楽しむことをお薦めします。結局こういうこと(ホールでのイスの配置、使っている楽器)は本質的な問題ではないということです。(もちろん副次的には影響はありますし、その影響も大きいです。ですが決定的なファクターではないということです。決定的なファクターは弾いている人の音楽性です。)
最後にとても有益な練習法をご紹介します。これはピアノの世界では常識になっていますが(本当にこれをやっている人は実際にはほとんどいない。皆理屈で理解しているが、面倒くさいので実際にはパスしている。)、ヴァイオリンの世界ではあまり取り上げられていません。(この練習法をさせたり本に書いているのは私の知るかぎりではアッカルドの「アッカルド ヴァイオリンを語る」の中に書いてあるだけです。でもこの方法でとても素晴らしい効果を上げている人が実際にいるのです。そんなに器用でない人でも飽きずにやっていると弾けるようになります。だまされたと思ってやってみて下さい。)
昨日の本番時から風邪気味でどうも本調子ではありません。
今日は新配置での2日目です。平土間にしていれば今回のように皆が集まって弾くほうが良いような気がします。ゲネプロの時客席で聴いた人の話では管楽器が前に出て反響板から距離があるので、少し音が弱く感じたそうです。またこの配置だと前より他の人の音がよく聞こえるので今までは気にならなかったことが気になることもあります。私たちはどうしても今までの音を基準にものを見てしまうのですが、もっと客観的に見なければいけないでしょう。それにはしばらくやってみないといけないでしょう。定期演奏会を聴かれた方はぜひ、音の感じを教えて下さい。よろしくお願いします。
もう一つ本番のこぼれ話ですが、今日「ダフニス」の時何と私の座っているプルトの譜面が、他のプルトのものと入れ替わっていて苦労しました。譜面が入れ違っているのに気がついたのは3ページ目に行ったときだったので、譜面を入れ換えるわけにも行かずそのままにしたのですが、後半はdivisi.(座っている場所によって弾くことが違うこと)が複雑なので困りました。
また本番中に地震がありました。演奏の方は何もなく進んだのですが、弾いている時に急に下から突き上げるような揺れが来たらどうしようかとその時思いました。
本番ともなると色々なことが起こります。
今日はもう寝ます。今の風邪は悪質だから早く直さないと。
今日は新しい配置での定期演奏会でした。新しい配置というのは管楽器と指揮者の距離の問題を解決するために、管を前に持ってきたのです。それにともない弦楽器が今までのように広がった形ではなく、コンパクトにまとまった形になりました。
今までとの比較:
今までは弦のプレーヤー同士の間が広かったので、出た音がステージの床面に強く反射されていたのです。響きが多い反面硬い床によって単調な響きになっていたと思うのです。それが今回のように弦のプレーヤーの間が狭くなるとお互いに音は聞きやすいのですが、自分の出した音がすぐ隣の人に吸われます。柔らかい反面鈍いとも言えるのでは?今までの響きを水増ししたような感じよりは、今日の形の方が密度は上がると思いますし、響きも落ち着くと思います。どちらが良いかは会場で聴いてみないと分かりません。
また今日は休憩前までは第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの間に段差がありましたが、最後のダフニスでは段差が無くなっています。音の特性から言って(音は楽器からまっすぐ上に向かって進んでいく)第1ヴァイオリンを下げたほうがヴァイオリンの細かい動きはきれいに聞こえると思います。サントリーホールも出来た当初はヴァイオリンの中でも後ろの方は高い所に上げられていましたが、最近はその段差も極力なくす方向に行っています。
弾く側の問題について言うと段差がたくさんあると、後ろの人は前が何をやっているか全然分からなくなるのです。また段差があるとイスを好きに置くことが出来なくなるので非常に座りにくいのです。この点についてはセカンドヴァイオリンはいつも損な役回りです。ファーストと管楽器の間に無理やり配置されるので、良いポジションをキープできないのです。弾く側から言うと段差は極力排除して欲しいです。
色々なことをこれからテストしてみて方向性が決まると思います。
私は結果的には今までの並び方で、弦楽器がもっとまとまって座るということに落ち着くのではないかなと予想しています。音色を変えるならホールの床、壁の材質を変えなければダメでしょう。
今日の演奏:
今日の演奏はなかなか良かったと思います。ですが配置がこのようにがらっと変わると、まだ馴れないせいもあってなんともコメントしようがありません。
ただピアノ協奏曲は、音色的にも雰囲気的にも聞き物だと思います。演奏については今の響きに慣れてからコメントします。
今日はホールで一日練習しました。今回から定期のイスの配置が変わるでしょう。今日昼からの練習で管楽器をもっと前に出すような配置にして練習しました。客席で聴くと第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、管楽器と一段づつ上がっていく配置の方が音が良いという話ですが、弾くほうとしては段差があると前の方でどう弾いているか後ろではまるで分からないので、第1,第2の間は平土間になりました。(午後の最初の練習では段差をつけていましたが、とても音が聞きづらいので午後の後半では平土間にしました。)多分明日はこの配置になるでしょう。弾いていると今までとはかなり違いますが、客席で聴くとどうなのでしょうか。今までより音が凝縮しているような気がするのですが、実際はどうなのかとても知りたいです。もし定期を聴かれたらぜひその様子を教えて下さい。よろしくお願いします。
ところでデュトワ先生はやはり今までとは違う線を狙っているように感じます。今日は盛んに「この曲は春の祭典とは違うのだから、そのような現実的な音を出さないように!」という注文をされていました。1曲目の「海原の小舟」はテーマがなく常に海の波を表す動きがある曲だと、最初の日にデュトワ先生自ら説明されていました。
今回のようにホールで練習できるととても良いです。演奏会場で練習できるのは最高です。(ヨーロッパのメジャーなオーケストラは皆専用ホールを持っていて、そこで練習も本番も出来るのだからうらやましいです。)
今日の練習もとても念の入ったものでした。"You play very well! But you must
be great!"という言葉が出てきました。良く弾いているけれど、単にうまいだけではダメで偉大な演奏にならなければいけないということです。デュトワ先生は特に発音がぴったり合わないとご機嫌が悪いです。何度もやり直しをさせられました。それに棒と同時に発音することをとても大事にされます。だからこそ「春の祭典」などで名演奏をされるのでしょう。その意味ではN響の普段のやり方とは違います。N響は発音は遅めですから。
4月のヨーロッパ旅行の時のイメージとは今回はかなり違う気がします。先生自身今までとは違う方向を狙っていらっしゃるような気がします。モントリオール響もさぞ大変でしょう。
明日はホールで練習です。録音の仕方等色々調整することもあってホールでの練習になったようです。練習所での配置も色々テストをしています。もしかすると近いうちにN響の音が変わるかもしれません。(今テスト中ですから簡単には結果は出ないですが)
N響のMac軍団はどんどんOS8になっていますが、色々な人が問題を抱えているようです。私は全然問題なくOS8に切り替えられましたが、モデムが動かなくなった、ファイルメーカーが動かない等色々問題を抱えている人がいるようです。基礎的は設定の部分でなにか間違いがあるのだろうと思いますが、電話や話だけではトラブルシューティングは出来ません。私も色々問題がありましたが、落ち着いて設定をちゃんとしたらすべて解決しました。答えは大体マニュアルにちゃんと書いてあるのです。(ATOKの問題と、Now Up-to-Date&Contactでアポイントを複製するときの問題だけは解決していませんが)
そういえば電車の吊り広告で「今パソコンが売れないのは天罰だ。サポートに電話はかからないし、対応は居丈高であるから売れないのだ」というのがありましたが(アエラだったと思う)まさにその通りだと思います。
いよいよデュトワ先生の練習が始まりました。さすがにものすごく疲れました。今までのさっそうとしたテンポで振るという印象と少し違い、ゆっくりめのテンポでした。もっとも明日になると速いテンポに豹変するかもしれませんが。今日は私たちの練習のためにゆっくり振って下さっているということなのでしょう、多分。
練習中何度もsensuousという言葉を使っていらっしゃいました。即物的な音ではなく感覚に訴える音を出して欲しいということでしょう。音の持つ雰囲気を大切にということです。今日はほとんど「ダフニスとクロエ」を練習しました。最後の30分で「海原の小舟」を弾きましたが、この曲は聴いたこともない曲です。
昨日メールで、昨年5月17日に逝去されたN響首席チェロ奏者徳永兼一郎さんのホスピスでの最後の演奏会を特集したホームページの存在を知りました。その演奏会の時の写真集です。ぜひこちらをごらん下さい。
今日は大河ドラマのテーマの録音のあと名曲アルバムの録音がありました。大河ドラマはともかく、名曲アルバムは理解しにくいです。名曲アルバムは音楽を知らない人に良いきっかけにはなるかもしれませんが、どんな曲でも5分の番組の中に押し込むのはどんなものでしょうか。時間枠に押し込めるために適当に曲をカットして、さらにテンポを適当に変えて時間を合わせるという作業を通して出来たものに意味があるのでしょうか。そういう需要があるというのは詭弁です。確かに売り物にはなるかもしれませんが、音楽的には最悪です。
私たち弾く側から言うとこの仕事はもっともいらいらする仕事です。時間枠に合わせるためにテンポを曲げられた上に曲の感じが違うと言われても「それじゃどうしろというの?」という感じです。テンポをちょっと変えるのも場合によっては間が持たなくてすごく弾きにくくなることだってあるのです。時間を合わせるために踊れないテンポのワルツなど弾かされても困るのです。(今日の録音はワルツではなかったですが、時間合わせが先行することを言いたいのです。)
今日の録音の時今度のデュトワ先生の「ダフニスとクロエ」と「春の祭典」がどのようになるのだろうかと話題が沸騰していました。最近「春の祭典」を弾いた覚えが無くひょっとするとこの前デュトワ先生が初来日の時指揮されて以来ではないかと話していました。私自身はダフニスとクロエの全曲版は前回ブーレーズ先生が指揮されたときしか弾いたことがないですから、今回は2度目です。(ダフニスとクロエの第2組曲はもちろん何度もやっています。)
明日からまた厳しい練習が待っています。「早く寝よーっと!」