2000年7月ひとりごと  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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7.31

 昨日は夜遅く帰宅しましたが、今日は娘がヨーロッパに向けて旅立ちました。半月ほど先生のところに滞在する予定です。11時半の飛行機に乗るために家を8時過ぎに出ましたが、京葉道路が混んでいるようなので湾岸から成田に行きました。丁度1時間位 で成田に着きましたが、その後チェックインするのに物すごく長い列ができていて、時間的にはギリギリでした。夏休みは出発の2時間前でギリギリといった感じです。コンコルドの事故のあったパリで乗り換えるので娘はあまり気持ち良くなさそうな顔をしていました。

 娘の出発を見てから家に帰ってお昼を食べてレッスンをしたのですが、昨日遅かったのに今朝5時頃先生のところからファックスがあったりしてよく寝られなかったのでとても眠かったです。夕食が終わった今家内と「子供が留学したらこういう生活になるのだね。」と話をしていました。
 今日成田の空港で色々見ていたらワールドコネクトという英独仏露対応のモデムのアダプターを見つけました。今は必要ないのですがムラムラと浮気心が起きてすぐ買い込んでしまいました。以前N響のヨーロッパ旅行の時Powerbookをもって行こうかなと思ったのにアダプターを見つけられなかったので、持って行くのを諦めたことを思いだしました。自分が行く時はPowerbookを持って行きますが、子供に持たせるのだったらVisorでも持たせようかなと思っています。(まだモデムは出ていないようですが。)成田の出発ロビーの上の4階の電気屋にアダプターは色々な種類が置いてありました。

  明日はN響は休みです。(今日は本来は旅行日なのです。)あさってからはサントリ−の新シリーズの練習です。その第1回目にシベリウスの5番というのは面 白いですが。
  今はお客様も色々なレベルの方がいらっしゃるので、それぞれ対象とするお客様が異なるいくつかの演奏会のシリーズが必要になっています。定期公演が中心になるのはもちろんですが、あまりクラシックを聴かれることのない方や、これからのN響ファンになっていただきたい若い年代の方達に興味を持って頂くための企画も必要になっていくでしょう。また普通 の演奏会の形式だけでなく、テレビとのタイアップも視野に入れた企画も必要でしょう。(その意味ではデュトワ先生の去年の年末のタン・ドゥンの「門」とか、8月終わりの「イケるジャン クラシック!」等の企画は話題性に飛んでいます。この「イケるジャン クラシック!」が8月にあるために北海道旅行が9月になってからあります。)
  ヨーロッパでも若い人がクラシックに興味を持たない傾向があるそうで、日本でも同じ悩みがあります。妙にジャーナリスティックにスターを作って浮かれるのではなく、もっと本筋を歩む本当の音楽家に目を向けて欲しいです。この傾向の片棒を担いでいるのが「最年少」を売り物にする傾向です。もちろん若くても才能のある人はいますし、逆に若いからダメという目で決めつけてものを見る人がいるのも確かです。要はそういう問題ではなく、その人が年に関係なく自分の音楽と考えをちゃんと持っているかどうかで評価すべきなのです。
 いくら年をとってもただの人はただの人ですし、才能のある人は若くてもうまいのです。(もちろん若いから未熟な部分はあるでしょうが、ちゃんと気の利いた人なら本人が一番自分の未熟な部分は分かっているものです。それをあげつらって若い人をくさすのはいかがなものでしょうか。)演奏する時に名札に年齢を書いて弾くわけではないので、要は出てきた音で勝負なのです。願わくは聴く側ももっと冷静に音を聴いて欲しいです。その音に「最年少」の枕詞は不要なのです。


7.30

 昨日のひとりごとの日付を1日間違えていました。訂正しました。

 ここ何年間か「夏」の最後に四日市に来ています。今回の「夏」は北欧音楽の特集ですが、北欧というと今から4年前の6月にスウェーデンに行ったことを思い出します。この時期は白夜の季節で夜9時過ぎでも日本の感覚だと夕方にしか思えない明るさです。カールシュタットというスウェーデン第2の都市に行ったのです。娘がコンクールを受けるために一緒に行ったのです。ですから観光は全然していないのですが、街はとても綺麗で静かで落ち着いているのが印象的でした。ここに2週間くらい滞在したのです。(コンクールはKIL国際コンクールというのですが、現地の人の発音は「キル」ではなく「シル」というように発音していました。)
 夏は白夜ですが、冬は逆にほとんど夜の世界になるわけで、想像するだけですが本当に暗い世界なのでしょう。それは今回の曲の中にも表れています。イタリア音楽のような底抜けの明るさの世界とは正反対の世界です。シベリウスの曲というとヴァイオリン弾きなら何といってもヴァイオリン協奏曲を思い出します。この曲の始めの靄のような弦の動きも北欧特有のものでしょう。その意味では今回の曲目は北欧という言葉から想像されるより重苦しいものがあります。

 

 今日の会場四日市市文化会館です。サカリ・オラモさんはとても熱演型の指揮者で、曲が動き始めるとすごい息遣いでこちらも煽られます。曲の終わりの盛り上がりはいやが上にもすごくなります。

 私がインターネットを始めたのは、4年前のスウェーデンに行く前に本で色々調べてもカールシュタットという街のことがほとんど分からないので、インターネットで調べてみようと思ったからです。その時はスウェーデンと音楽をキーワードにして個人のホームページを調べ手当たり次第にメールを出してみたのです。結局は大して有益な情報は得られませんでしたが、その経過が楽しくてインターネットにはまりました。ホームページを作ったのはその1年後です。今アクセス数は194,000を超えていますが、200,000の時にはまたプレゼントを差し上げます。9月の始めくらいでしょうか。


7.29

 今日は演奏旅行ですが、明日は四日市から終演後家に戻るので、ここに続けて書きます。今は11時56分ののぞみで新大阪に向かっています。今日は一応晴れてはいますが、山側は雲が厚くて富士山も見えません。新幹線に乗っての楽しみは今日はダメでした。今回はたまたま指揮者一行と同じ列車です。(指揮者は私の2つ前の席に座っていらっしゃいます。更にその前の席には理事長、副理事長、演奏業務部長がいらっしゃいます。)新大阪には14時26分に着きます。ホテルに一度入ってから会場に行くつもりです。今日の会場ザ・シンフォニー・ホールは隣にホテルプラザがあってとても便利だったのですが、何年か前に潰れてしまいました。それからは大阪に行くと色々なホテルに泊っています。今のところ決定版は見つかっていません。(ホールから近いところで良いホテルで安いといいのですが、そんな都合の良いホテルは見つかりません。安いけれど不便とか、良いけれどホールから遠いとか一長一短です。)
 明日は四日市に行きますが、この移動は難波から近鉄の特急で行くのが安くて時間的にも一番良いです。今回の旅行には直接関係ありませんが、最近は高速が発達しているので、JRで動くより高速バスを使った方が便利というところがたくさんあります。新幹線は速いのですが料金がとても高いのです。明日の大阪→四日市の移動についても新幹線の方が倍以上かかります。(時間については乗換案内で見ると近鉄だと2時間16分、新幹線だと2時間12分とほぼ同じです。ですから演奏旅行の時は時刻表を色々な観点から見ないといけないのです。
 今少し眠くなってきたのでしばらく寝ます。(13:12)

 今日の演奏会は昨日といささか印象が違います。指揮者とオケの折り合いがついたせいかも知れませんが、今日は昨日とはテンポがかなり違う感じです。実際にかかった時間は1曲で1分位 しか違わないのですが、これ位の違いも弾く側から言うと違う曲かと思うくらい印象は違います。1曲で20〜30秒くらいの違いでも弾く側は2〜3分位 違うように感じるものです。私は今日の方が自然に感じます。明日も期待できると思います。
 今回の曲目はポピュラーな曲ですが、ストーリーからいうと暗めの曲が多いです。ですがこれをこのように聞かせてしまうのですから、これは指揮者の腕前というべきなのでしょう。

 

 毎度おなじみのシンフォニーホールの写真です。昨日とは会場が違うせいもあるのかも知れませんが、音の感じも違うしノリも違いました。今回は指揮者が初顔合わせなので、演奏会を重ねていくとどんどん馴染んでいくのかも知れません。

 今日は終演後ホテルの近くの豆腐料理の店に行って食べたので、お腹が軽い感じで今晩は気持ち良く寝られそうです。明日に備えて今日は早く寝ようと思っています。明日はゆっくりホテルを出れば良いのでゆっくり寝るつもりです。


7.28

 今日はサカリ・オラモさんの「夏」の本番でした。今週は練習の時も今日も道が混んでいてすごく時間がかかりました。今日も首都高7号線は一之江からビッチリ混んでいました。上野まで1時間かかってしまいました。
 サカリ・オラモさんの評価については弾く側も2つにハッキリ分かれています。私は全て賛成というわけではありませんが、とても面 白いところがある人だと思います。特に北欧の音楽に対する思い入れと表現の仕方には参考になる部分があります。たとえば「フィンランディア」の最後など普通 はrubatoをかけるのですが、今回は遅くはなりますが拍子通りに動いています。 ロシア人の振るチャイコフスキーの場合もそうなのですが、譜面通りに弾くようによく注意されます。また細かい音形になると急ぐ癖を指摘されています。これも日本人が陥りやすい悪い癖です。こういうところはとても参考になるのですが、たとえばグリーグのピアノ協奏曲の終わったところのテンポプリモがとても遅くて次のPiu lento allegroでほぼ倍のテンポになると言われても譜面の指示とは違うなとしか思えないというように疑問のある部分もあります。(そういえば3楽章は他の楽章とはかなり雰囲気が違い、テンポもとても速いし、最後のAndante maestosoはほぼin Tempoで振られています。)
 お客様の反応を見ると、聴いているととても楽しい演奏会なのだろうなと思います。演奏会を聴かれた方はご感想をお知らせ下さい。 あすは大阪、あさっては四日市です。

 ゲネプロが終わってからYさんと秋葉原に行き色々見てきました。YさんはVisorに興味があるらしく、その場で買われました。私も少しいじらせていただきましたが、これはとても使いやすいです。インターネットに今の状態ではつなげないのが残念です。


7.27

 今日もサカリ・オラモさんの練習でした。今日の練習でもフィンランディアは他の曲と違うものを感じました。他の曲ではもっとゆったりしているのに、フィンランディアだけはいささか雰囲気が違います。トゥオネラの白鳥などはフィンランディアと全然雰囲気が違います。またグリーグのピアノ協奏曲も独特のテンポです。物すごく遅いテンポでじっくり歌っていくので、間を持たせるのが大変です。テンポについてはいささか面 食らいますが、音色についての注意はとても参考になります。ピアノ協奏曲の1楽章のカデンツァの後などa Tempoですが、 とてもたっぷり歌わせます。
 とても独特な音楽をもっている人でなるほどと思わせる部分が多いのですが、そこまでやらなくてもと感じる部分もあります。これが良いかどうかは人によってかなり評価が分かれるような気がします。今日やった中で面 白いと思ったのはテンポの設定です。カレリアの1曲目はModeratoなのですが、途中にMenoがあり、更に行くとPiu moderatoがあるのです。普通Menoというと始めより遅くなると思うのですが、シベリウスの場合は逆で速くなることを意味しているそうです。(MenoというのはModeratoの度合いが少なくなる、つまり速くなるということだそうです。)Piu moderatoは遅くなるということだそうです。このようなところは他の曲の中にも出てきます。
 基本的には楽譜通りに弾かせる人なのですが、ところどころ「えっ?」と思わせられます。でも音の肌合いは素晴らしいものがあります。ルバートを利かせて演歌のように歌いまくるグリーグやシベリウスとは一味も二味も違う音楽です。

 札幌に行った時にやっていると書いたTomb Raider“The Last Revelation”はやっとクリアしました。(特に後半は同じところを何度もいったり来たりしないといけません。)これは4作目になりますが、グラフィックは1作ごとに細かくなって今はグラフィックのボードが必須条件になっています。PowerbookはRAGE Mobileが載っているので条件を満たしています。さすがにG3の500MHzだと綺麗です。
 この前旅行中にG4 CubeとG4の新シリーズが出たというニュースを聞いて、N響の仲間内ではG4/400MHz(シングルプロセッサ)を買ってステルスポートを付けて今まで通 りのMIDI機器を使うのが良いという話になっています。1つ気になるのは聞いた話ではProToolsの機能拡張とUSBのドライバが当たるのではないかというのです。USBのドライバは他でも悪さをするようです。(たしかPageMillでUSBのドライバが入っていると不具合があったと思います。PageMillの開発が取り止められたり、細かい機能がない事などもあってDreamweaverに移行しました。まだDreamweaverの機能はほとんど使えていませんが。細かいことをやろうとすると、遅い環境の人やブラウザのバージョンの低い人は満足に見られないという不安があるので踏み切れないのです。)
 AirMacについて一言書くと、プロバイダに接続するところからやる場合にエラーが出ることがあります。もう1回やれば良いだけなのですが、イライラさせられます。


7.26

 今日はサカリ・オラモさんの北欧音楽の練習でした。前評判通りのとても良い指揮者だと思いました。最初にフィンランディアをやった時には、イケイケで指揮する人なのかなと思ったのですが、静かな曲になるとまるで違う面 を見せてくれました。基本的にはin Tempoで行くのですが、ただ頑固にそれに固執するわけではありません。とても柔軟性のある指揮をする人です。「トゥオネラの白鳥」とか「オーゼの死」などの曲ではとても細かい表情を大切にしています。どちらかというと動きのある曲より静かな曲の方に時間をかけています。弾く側から言うと「しんどい」感じはしますが、出来上がりは良いものになるでしょう。この寝苦しい夏の夜にふさわしい音楽を聴かせてくれそうです。明後日は文化会館、29日は大阪、30日は四日市です。各地の皆さんご期待下さい。

 今日ミュンヘンにいらっしゃる方からメールを頂きましたので、それをご紹介します。
 サヴァリッシュ先生の指揮する"Szenen aus Goethes Faust"のご感想と、ミュンヘンオペラのご報告でした。ここではそのミュンヘンオペラの方のご紹介をします。
 『ミュンヘンのオペラは、毎年7月一杯が  Festspiel ということですが、2、3 年ほど前から「みんなのためのオペラ」"Oper fuer Alle" というモットーで、劇場 前の広場(野外)に舞台を作り(BMWの後援)、コンサート一回と、劇場内のオペ ラのライブを大画面で見せています。去年は、マーラーの2番と、Carmen(ドミンゴ のホセ)、がありました。今年は、"Don Carlo" とワーグナーのオペラからのコンサ ートでした。 それに関する写真が手元にありますので、ご覧下さい。初めがガラスケースに入った今年のポスター、次が開演一時間前の会場。右側の建物がNationaltheater正面 玄関、最後が市役所前の広場にかかげられた各国語で書かれた旗です。

 

 』

 サヴァリッシュ先生の演奏会については演奏会が始まるときに女の人の声で「Sawallisch 教授、再びここに帰ってきてくれて嬉しいです。」という意味の掛け声があったそうです。 終演後すぐに、 Sawallisch 氏の肝煎りで、舞台裏でビール、ワインなど飲み物 だけの簡単なパーティが有り、演奏を終えたばかりの Sawallisch を囲ん で楽しいひとときがあったそうです。
 遠くミュンヘンから色々情報をお知らせいただき本当にありがとうございました。


7.25

 明日からは「N響の夏」の練習が始まります。指揮のサカリ・オラモさんは面白い指揮者だという話で、楽しみにしています。夏は北欧のグリーグとシベリウスの曲の特集です。
 グリーグ:ペールギュント組曲第1番
 グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:東誠三)
 シベリウス:交響詩「フィンランディア」
 シベリウス:トゥオネラの白鳥
 シベリウス:組曲「カレリア」
というプロです。例年だとこの「N響の夏」が終わると夏休みになるのですが、今年はサントリーホールの新シリーズと韮崎での演奏会があります。今年は夏休み明けは例年のように演奏旅行ではなく、「イケるジャン クラシック!」〜若者のためのコンサートが文化会館で2回、名古屋で1回あり9月になってからまた北海道に行きます。9月は旭川、札幌、函館、音更、釧路という演奏旅行で、その後スヴェトラーノフ先生のオーチャード定期が始まるというスケジュールです。
 デュトワ先生の色々の新企画があるのでスケジュールも例年とはかなり違うものになっています。先生の企画は大掛かりなものが多くて話題性はあるので、将来への布石といった性格のものが多いです。ソリストを多く起用し、珍しい楽器を多く使うので変化はありますが、これでペイするのかなと心配になります。こういう企画は将来への投資だということだそうです。
 これからのオーケストラ活動の模索はどのオケにとっても大切な課題になっています。キーワードで集客を図ろうとしたり、とにかく有名な指揮者とソリストを集めたりと見ているとそれぞれのオケの性格がよく見えてきます。


7.24

 今日札幌から帰ってきました。夜はジャケットを着ていないと寒く感じる札幌から焼けつくような東京に戻ってきて、温度差にまいりました。PMFはとても有意義な催しだと思いますが、私達はそれとは違う次元で今回は消耗しました。ある意味では海外旅行のような感じがしました。というのは国内の演奏旅行はホテルなどは自分で好きにとって良いのですが、今回はキタラの近くの東急エクセルホテルにほとんどの人が泊ったし(1週間連泊できるホテルを斡旋してもらったからです。)、練習所まではバスで送迎してもらったりしたので、海外演奏旅行とほぼ同じスタイルであったからです。普通 の演奏旅行だとゲネプロまでは好きに過ごせるのに対して、今回はホテルから一緒だったので、その分人との接触が多かったのです。
 またこれは私の個人的事情から色々な出来事があってそれに対応しないといけなかったので、気疲れしたということもあります。でも無事に東京に帰れてホッとしました。

 演奏旅行をしているといつも朝食が問題になります。ホテルの朝食券は安くても1000円くらいしますが、朝食にそれほど食べたいとは私はほとんど思いません。ですが今回はホテルの立地条件から朝食付きで頼んだのですが、近くに気の利いた喫茶店があれば朝食はそこで食べたほうがずっと安いです。もう1つは芸術の森の食堂が時間がかかるということで、バスの出る前にパンを買いに行かなければいけなかったのも面 倒でした。(私はコンビニの弁当はどうしても好きになれないので、毎回デパートまで行ってパンを買いに行ったのです。)といってもついでにMac関連の雑誌を買ったのでその意味では面 白かったのですが。
 今回はCubeが出たというニュースがあったので、部屋からアップルのホームページを見に行ったりして電話代はかなり使ってしまいました。といってもBIGLOBEの札幌のアクセスポイントにつなぐだけですからタカは知れていますが。
 2400を使っていたころは初めはカード型のTAでホテルのロビーのグレ電でつないでいましたが、その内56kのモデムカードで部屋からつなぐようになり、ちゃんとした服装をしてロビーに出る手間が省けるようになりました。今のPowerbookになったらモデムが内蔵されているので電話のコードをPowerbookに挿すだけで良くなり本当に楽になりました。部屋で楽な格好のままインターネットにつなげられるので気楽で良いです。(その姿を想像しないで下さいね。)

 今日は私は昼過ぎに家に帰ったのですが、ちょっと昼寝をするつもりで寝たら夜8時くらいまで寝入ってしまいました。まあ夜部屋でTombRaiderの最新版をやって夜更かししたことも悪いのですが。ほぼ終わりまで行っていますがまだクリアはしていません。


7.17〜23

 札幌のPMFに出演しています。こちらをご覧下さい。


7.16

 今日は明日からのPMFの練習でした。といっても明日のプロコの3番のプロの方(6月B定期と同メンバー)の練習ですから私は出番ではありませんですが、ちょっと用事があって練習所に行きました。私は明日出番の人と同じ早い飛行機で札幌に行きます。今回は明日の本番以降は練習も札響の練習場所芸術の森で行います。こういう音楽祭に出演するということもとても大切な活動で、今回の演奏会が上手くいくことを祈っています。去年と同様3回目の演奏会と花火大会が重なるので、今年も午後6時開演になっています。去年も終演が8時でしたがその時はそれほど大きな音でなかったので、「わざわざ演奏時間を変更しなくても。」と楽屋で話をしていました。ですが終演後ホテルに帰る途中花火が本格的になったら「これじゃ演奏会どころではない。」と皆の意見が一致しました。
 明日は朝早く家を出ないといけないので今日は早く旅支度をして寝ます。

 この前報告したAirMacは順調に動いています。この前PowerbookのFirmwareを更新したのですが、それもとても具合が良いです。ただ1つEudoraでメールを読みに行くと最初のプロバイダーの所でエラーがよく出ます。もう1回メールの確認をすればちゃんと読めるのでさほど気にはなりませんが。明日から1週間は札幌でホテル住まいですから、今まで通 りPPPを通してのインターネット接続になります。


7.15

 今日は一日用事で外に出ていました。最近土日に車で出ようとするといつも混んでいます。その上大抵事故が絡んでいます。今日も行き帰りとも事故絡みで混んでいました。明日も練習所に行くのでちょっと心配です。

 今日は楽器屋さんに行ったのですが、最近はガット弦のヴァリエーションはほとんどなくなっています。A〜G線はオリーブエンド以外に考えられませんし、E線もほとんど種類がありません。私はある程度まじめに弾くのだったらDOMINANTではなくガットでなければ満足な音は出ないと思っているのですが、ガットで苦労しようという人は少数派になってきています。DOMINANTを張って切れないからといってそれを半年も使っている人など私はハッキリ言って音については信用しません。DOMINANTを良い状態で使える期間はせいぜい半月です。オリーブなど2月くらいは持ちますから、結局良い音を保とうとしたらかかるお金はオリーブでもDOMINANTでも変わらないのです。(弦を張り替えて馴染ませる2〜3日が待てないというほど演奏会のある人などほとんどいないはずです。)

 バブルの華やかなりし頃は、高い楽器がボンボン売れたそうです。ちょっと稼いだアブク銭で子供に超一流の名前の楽器を買ってやるという話がよくあり、親はもちろん弾いている本人も何も分からないのでとんでもないボロ楽器を何千万で買わされたというような話に事欠かなかったのです。今はよほどの場合でないとそのような高価な楽器は動かない時代になりました。でも依然としてニセモノ楽器の話はよく聞きます。作者は本物でも虫食いだったり、薬でオールドに見せかけているものがあったり色々怖い話は沢山あります。自分で分からないのだったら無理して高いものは買わないことです。買わされた後から見て欲しいなどと言われてもどうしようもありません。とにかく信用できる楽器屋さんを見つけることが一番肝要です。楽器屋さん選びは噂など信用しないことです。色々な所に行って自分で苦労して見つけることです。
 他の分野でも自己責任が言われるようになっていますが、音楽も先生選び、楽器選びは自己の責任のもとにやるべきです。楽器以上に弓選びの方が難しいと思います。というのは弓の方が寿命が短いからです。(楽器は演奏家何人かに弾かれても大丈夫ですが、弓は演奏家1人にフルに使われたらヘタってしまいます。それに弓を落としたり壁にぶつけたりする事故は楽器の事故よりずっと多いです。) その上楽器1台に対して弓は2ないし3本持っているという人が沢山います。(私も楽器1台に対して弓は2本持っています。)それに弓は楽器よりずっと安いので買いやすいのです。ですから良い弓を見つけるのは大変なのです。見る目を持っている人は良い弓を見つけたらすぐその場で買う算段をします。ですから早く動かないと良い弓はあっという間に他の人のところに行ってしまうのです。


7.14

 レッスンをしていて強く感じるのは教える方が中途半端なところで妥協していると、生徒は絶対に上手くなりません。姿勢、弓の持ち方、楽器の構え方など色々難しいことがあるからこんなもんでいいかなと思って妥協すると、生徒は絶対にちゃんと直しません。直さなかったら直すまで繰り返すという姿勢を見せることによって、大切なことは妥協しないということを分からさないとダメです。
 音楽は瞬間の芸術ですから、1つ1つの事を考えながらやっているのではダメなのです。やることを丸ごと覚えるようにしなければ絶対に間に合わないのですが、このことはどうしても軽視されてしまいます。何度も言っている事ですが人間の反応速度を考えると1つの動作をするにはどうやっても0.3秒位 かかります。ということは4分音符が120の速さだと満足に反応できるのは4分音符までです。8分音符になると0.25秒で終わってしまいますからもうすでに対応できない速さです。その速さなのに16分音符の曲を暗譜もせずに譜面 にかじりつきながら弾く人がほとんどなのです。とにかく速い曲を弾けるためには頭の中に動きのイメージがなければいけないのです。
 普段プレッシャーのかからない状態で弾けないものが本番のプレッシャーがかかって弾けるわけがないのに、火事場の馬鹿力だけを頼りにして弾いているなんて信じられません。
 もう1つ言うと普段譜面を見ないで弾いているのに、レッスンの時に譜面を見るというのはかえって逆効果 です。譜面を突然見るのでかえって色々なことが気になり、譜面を取ってしまった方が良く弾けたりするのです。私自身は暗譜する時にはすごく色々なことをしました。ヴァイオリンを持って弾く練習をするのは当然のことですが、譜面 を見ながら何度もCD(私が学生の頃はまだレコードでしたが。)を聴き、今度は何もなしに頭の中で歌ってみてどこまで出来るか試します。楽器を持っての練習と頭の整理とを両方平行してやらないと曲は頭の中に入ってきません。その時伴奏のパートの和音を覚えるようにするとよく曲を覚えられます。またその時点でフィンガリングまで一緒に覚えてしまって曲の進行とフィンガリングやボーイングが頭の中で1つになるようにしてしまえば良いのです。感覚でやって出来るところはそれで良いですが、それで出来ないところは理屈で考えてそれを動きのイメージとして頭の中で整理し、それを感覚的に消化すれば良いと私は思っています。(この部分にとても時間がかかるのです。)
 動きのイメージというのは右手は歌いながら(頭の中で歌うのでも良い。)弾くマネをするのです。左手も歌いながら右手をヴァイオリンのネックだと思って左手を押さえて弾くマネをするのです。(音の間隔が半音の所と全音の所をちゃんと意識しないと何の意味もありません。)こうすればボーイングとフィンガリングなど電車の中ででも覚えられます。出来るようになったら両手で弾くマネをするのです。(電車の中では少し恥ずかしいですが。)
 といってもこれは私独自の方法ですから人にはお奨めしません。


7.13

 今日N響は松山から帰ってきましたが、来週はPMFに行きます。1週間で3回の演奏会です。まず17日に6月のB定期と同じプロコフィエフの3番のプロ、19日に苫小牧で6月のサントリーの演奏会と同じ「展覧会の絵」のプロ(この2回はデュトワ先生の指揮です。)、23日ににはPMFの指揮者ウェン・ピン・チェンさんの指揮するブラームスの2番のプロという具合です。このように1ヶ所に滞在して何回かの演奏会を行うという音楽祭に出演するという企画は初めてのものです。私は初日のプロコフィエフのプロは出番ではありませんが、出番の人と同じ飛行機で札幌入りします。1週間移動はほとんどないので(苫小牧に行くのと練習場所芸術の森に行くだけです。)荷物を移す必要がないのでとても楽です。

 近いうちに家のMac環境を整理しようと思っています。今のデスクトップとPowerbookだけにしてPowerbook 2400は処分しようと思っています。(2400はコンパクトで大好きなのですが、現状では全然使っていません。)この2400はG3のボード(320MHz)を載せHDDは4GBにしてあり、他にアクセサリーもつけて売ろうと思っています。そうすればG4の頭金くらいは出るでしょうから。今のデスクトップはMIDIとCD-R専用にしようかなと思っています。
 そういえば今度行く札幌にはDO-夢があります。デスクトップとPowerbook1400のG3カードはここの通 信販売で買いました。この前札幌に来た時には店に行きましたが、面白いJUNK品があったりしてなかなか面 白い店です。


7.12

 昨日導入したAirMacは一応順調に動作しています。電波の強い所にいる限りにおいてはとても順調ですが、ケーブルでつないでいる方がスピードは速いです。でもつなぎに行かなくて良い利点は確かに大きいです。またケーブルがないのは家族には大変評判が良いです。昨日はデスクトップの方からインターネットにつなげないことが何回かあったのですが、今日は大変順調です。
 今まではSonyのワイアレスLANアダプターを2台使って、TAに1台、Powerbook側に1台をつないで食堂でインターネットにつないでいました。(これはシリアル接続のアダプターですが、KeySpanのシリアル=USBの変換器を通 して使えています。)食堂で使う時はPowerbookのほかに、このシリアルケーブルとKeySpanの変換器とつないだLANアダプターとその電源アダプターを持ってきてインターネットにつなぐわけです。デスクトップとつなぐ時は近くに持って行ってEtherのケーブルをつないでいました。(その日のホームページの変更分とメールの記録をデスクトップに残す必要があるからです。)
 私の練習室はAirMacの圏外になってしまうのはとても残念ですが、仕方ありません。もう1つAirMacを買えばインターネットにつなげるのですがそこまで金をかける気はありません。

 この高温多湿な時期はヴァイオリンにとっては鬼門です。まず何をおいても気をつけなければいけないことは指板です。湿気で指板が落ち込まないように気をつけましょう。(はずれるという意味ではありません。指板が弦に引っ張られて指板と弦の距離が大きくなることです。)その状態で弾き続けると指が痛くなったり腱鞘炎になったりします。私は自分自身腱鞘炎になった経験がないので、腱鞘炎の治療法は知りません。
 指板が落ちてしまったらある程度は自分で直すことが出来ます。一番有効なのはバスタオルにアイロンをかけてよく乾燥させ、ケースから楽器や弓、松やになどを全部出して、カリカリに乾いたバスタオルをケースに入れ、フタを閉めて1時間位 放って置くのです。ケースの湿気をバスタオルが吸ってくれるのです。ケースの中が冷めたら楽器や弓を元に戻します。1回でダメだったら何回かやってみて下さい。ほとんどの場合はそれで直るはずです。それでも直らない場合は重症ですから楽器屋さんに持っていって下さい。新聞紙でも同様の効果 があります。(ただ黒い色がつく危険はあります。)ドライのかかっている部屋でケースのフタを開けておくのも良いでしょう。でも湿気をとるという意味ではバスタオルを使うのが一番良いでしょう。
 次に気をつけないといけないことは弦と弓の毛です。弦など湿気ですぐに悪くなります。ガットであれナイロンであれ同じです。この季節でなくても弦と弓の毛を交換することは必要です。一応の目安としては季節が変わったら替えるのが交換するのが良いでしょう。(つまり年に4回)弦や弓の毛は弾かなくても2〜3ヶ月も経てば悪くなります。


7.11

 今日はAir Macを導入してみました。ワイアレスでデスクトップにもインターネットにも接続できるのは良いのですが、到達距離は思ったほどではありませんし、インターネットへの接続はあまり安定していません。到達距離は同じ階ならちゃんと伝わりますが、下の階に行ってドアを閉めると電波状態は弱になってしまいます。(実際にインターネットにアクセスしてみたら一応使えます。)TAを使っているのでIPルーターを介してインターネットに接続しているのですが、最初はなかなかうまくいきませんでした。NetGenesis4 Stdという製品なのですが、サポートに電話したらとても丁寧に応対して下さり最終的にはうまくいきました。ですが再度接続しようとするとうまくいかなかったりして、未だにどういう条件だとちゃんと接続できるのか分かりません。今のところはそれほど便利という感じはしません。別 棟の家で使えるかと思ったら完全に圏外でした。

 今年は芸大ではショパンの曲の全曲の連続演奏会が12回にわたって行われています。 この企画は芸大の客員教授でいらっしゃるツェルニー=ステファンスカ先生の発案で出来たものです。新しい奏楽堂に毎回ほぼ満員に近い人が押し掛けているそうです。芸大の学生でも券が手に入りにくいそうです。今日は前期の最後の第6回目の演奏会でした。ステファンスカ先生自身も最初と最後の演奏会で演奏されます。ピアノ科あげての一大企画で、教授陣もほぼ全員が弾かれるという先生達にとっても厳しい企画だと思います。学生も先生達の演奏を目の前に見て弾かれた先生達を見直したことでしょう。これは学外ではほとんど知られていないと思いますが、とても素晴らしい企画だと思います。


7.10

 今日は自分の部屋の片付けを始めたら昼過ぎまでかかってしまいました。とにかくコードの処理が困るのです。Powerbookの方はコードと言ってもEtherのコードが1本とUSBのものしかないので処理は簡単ですが、デスクトップは硬くて取り回しの悪いコードが山のようについてまわっています。Air Macを導入したらPowerbookの方はもっと身軽になるということで、Air Macの導入を本気で考えています。別 棟でも通信できるようだったら最高なのですが。AppleがUSBとFireWireに移行する理由もよく分かります。そうなると困るのが今までの蓄積なのです。たとえばPowerbook2400、とても良い機種ですし今でも現役で使えるのですが今のPowerbookが強力なためほとんど使っていません。(今はInterwareの320MHzのG3カードを載せて、HDDは4.5GBに増強しています。)欲しい方がいらっしゃったらご連絡下さい。

 昨日の話の続きですが、日本人の先生の中にも素晴らしい方がいらっしゃるということを昨日書いた生徒から聞きました。演奏する上でのツボを心得た指導をしてくれて、レッスンを受けたら「頑張らねば。」という気がムラムラと起きてきたというのです。その子の様子はちょっと前までとても神経質だと思っていたのですが、今ではとても穏やかな良い子になっています。(前はちょっと何か言うと不機嫌になったりしていたのですが、今は余裕があって穏やかな表情をしています。)この例を見ても生徒が伸びないのは私達教える側に半分以上の責任があるようです。(この子は私の生徒ではありませんが、縁あって時々私のところに来るのです。)

 今日アマチュアの方からいただいたメールの中に、本番の時に緊張しないために「(1)力が入るときは右肩が上がっているから意識して下げる。(2)呼吸は深呼吸でなく意識して息を吐くことをこころがける」というアドバイスを受けてそれを実践しているがとても良かったというものがありました。この方はピアノトリオを仲間の方とされているようです。この方法もある意味では有効な方法なのでしょう。
 ですが私にはいささか誤解があるように見えます。まず本番の時に緊張するというか気分がハイな状態になるのは悪いことではありません。全然緊張しない演奏など絶対に良い演奏になりません。ですが過度の緊張で体が固まってしまうのでは困ります。要はバランスの問題なのです。右肩を下げると言ってもやり過ぎれば腕の重さが弦に乗らず音が抜けてしまいますし、長いフレーズを弾くのに深呼吸しなかったら息が浅くて持ちません。本番中に体がガチガチになってしまった時の緊急避難としては良いかもしれません。ですがそれ以上の意味はないように思います。(私だったらこのような場合はむしろ逆のことをします。深呼吸をしながら肩を一度上に上げ、息を吐きながら肩を落とすということをします。また時間のない時は思いきり息を吸い込んでから、速く息を全部吐きます。これは定期の演奏中に思うように弾けなくなった時にとっている方法です。新鮮な空気でリフレッシュした方がはるかに良いです。出来るなら冷水で顔でも洗った方がよほど良いです。)
 要は体の硬さを取ることが大切なのですが、体が硬くなるということには2つの面 があります。1つは技術的側面、もう1つは心理的側面、どちらが大きいかと言うと圧倒的に後者の方が大きいです。要するに自信がないから身構えるのです。それで自然な体の動きが阻害されてしまい、意に反した体の動きになるのです。(楽器を持った途端に体がギクシャクするのなどその典型的例です。つまり自信のないことをすると条件反射で体が固まるのです。それは練習法が悪いのです。)だから自分に自信をつけるために練習するのです。自分で自信が持てるように色々のヴァリエーションを付けた練習法を私は提案しているのです。
 良く弾けない時に冷静に振り返ってみて下さい。弾けないところをゆっくり弾いてみたことがありますか。指遣いなど頭ではなく体がちゃんと覚えていますか。ボーイングと指遣いを分離して練習していますか。これをやるだけでずいぶん気持ちの持ち方が変わります。
 いつまでも今のままで良いのなら私は別に何も申しません。困るのは私ではないですし。


7.9

 今日からN響はまた演奏旅行です。今日は刈谷、明日はアイシン、1日おいて松山というスケジュールです。私は行くつもりだったのですがプライベートな事情から降り番になってしまいました。

 今日は私の知っている音楽学校の生徒の例から練習するときに大切なことについて書きます。この子はかなり弾くし音楽性もある子なのですが、今一つ自分の弾くものに満足できていなかったのです。私も何度も聴かせてもらいましたが、すごく上手いと思うし音楽的にも良いのですが、何かピリピリしながら弾いている感じが拭えなかったのです。ところがある時ヨーロッパの先生に続けて何回かレッスンして頂いたらガラッと変わってしまったのです。話を聞くと弾く時に妙にコントロールしないといけないと思い込まされていた所が実は普通 にちゃんと音を出せば良かったというのです。(細かく言うとpianoのところで妙に浮かして弾かないといけないと思っていたのに、あなたはforteからpianoに移ると音の実がなくなると言われたそうです。)きちんと譜面 通りに弾けもしないのに妙に面白く弾かないといけない(言ってみればコブシを回すということ)という強迫観念にさいなまれていたことに気がついたというのです。今までその子は譜面 通りに弾いてレッスンに持って行くとつまらないと一言のもとにはねのけられていたそうです。
 テンポはやたら速く、強弱は書いてあるのとは違うように、リズムは面白く崩して弾かないといけないと言われるのでそうしないといけないのだと思い込んで、どうしたら先生の気に入るようになるかばかりを気にしていたのに、その先生の一言で目からウロコが落ちたそうです。日本で勉強する場合の一つの大きな問題はこういう説得力を持った先生がほとんどいないということです。(教育のレベルが上がらなければ良い新人は出てきません。今は有望な新人は日本からではなく向こうにいる人の中からより多く出てきています。これだけ名演奏家の来る日本にいて新人が育たないというのはどこかが間違っているのです。)
 私がN響で協奏曲の伴奏をしている時にも同じようなことをいつも感じます。日本人(日本人だけでなくアジア人に共通 していますが。)は上手いのですが向こうの上手い人とは基本的な部分で曲に向かう姿勢が違うということをイヤでも感じさせられます。N響も同じ背景を背負っていて同じ宿命を背負わされていると思います。自戒の念も込めてこのことは日本人の宿命としてこれから真っ正面 からぶつかっていかないといけない大問題だと思います。「日本の」という枕詞を付けないで世界に通 用するようにならないといけないでしょう。
 誤解しないでいただきたいのは私は向こうの人が皆良いと言っているわけではありません。こんなんだったらわざわざ飛行機代を出して呼ばないで、日本人を使った方がまともだという人だっています。 オーケストラだってN響の方がよほど上手いというオケもありますが、同時にN響が現状では逆立ちしても追いつかないオケがあることも確かです。器用さで世を渡る時代は終わったということを認識しないといけないと思います。


7.8

 今日は所用で前に住んでいた我孫子に行きました。私は結婚当初10年間我孫子の手賀沼のほとりに住んでいました。東京に出るのは大変なのですが、休みの日は自然の中でゆっくりできるので大好きなところでした。その頃は市川から我孫子まで40分もあれば必ず行ったものでしたが、今は交通 量も多く速くても1時間位はかかります。途中の景色もその当時とは全然違ってしまっています。今ではこういう所に住むと車がないと身動きが取れません。

 昨日Macで寝不足になった上に今日は一日無益なおつきあいに付きあわされて、ウンザリしました。
 最近のMacOSは機能拡張がやたらに多くて、「Finderが突然終了しました。」というようなメッセージに時々会います。確かにユティリティの類いをたくさん入れてしまうのは確かですが、OSに当てている絆創膏の類いが多すぎることも確かです。トラブルが起きても何が原因かがとても分かりにくくなっています。

 明日からはまたいつも通りのレッスンです。今日は何も出来なかったことをご報告して寝ます。疲れました。


7.7

 今日はFinaleで色々やろうと思っていたのに、トラブル続きで何も出来ないうちに2時半になってしまいました。まず最初に起動途中で「サウンドマネージャーのメモリーが足らない。」というメッセージとともにシステムエラーになってしまうという前にも書いた症状がまた出てきました。この前は予備のために作ったMacOS9のCD-ROMをコピーしたCD-ROMからインストールしたのですが、ひょっとしてと思ってもともとのCD-ROMからインストールし直したらちゃんと動作しました。これに気づくのに1時間かかってしまいました。次は古いFinaleの書類をFinale98やFinale2000で開くとフリーズしたり動作不良になるケースが多いので、Finale97をインストールしたのですが、登録画面 でKEY NUMBERを日本語版のマニュアルに貼ってあるものを入れると無効だというメッセージが出ます。これは英語版のKEY NUMBERを入れたら解決しました。これにも1時間近くかかりました。次にFinaleでOssiaの小節の入れ方を理解するのにまた時間がかかりました。というように今日は何をやるのもうまくいかずウンザリしました。
 最近のOSはシステムフォルダをドラッグしただけでは動かなくなってしまい、今までのMacOSの良さが薄れてきています。(トラブルの時の対策がCD-ROMのシステムをドラッグインストールしてシステムの不具合を治すことが出来たのに、今はインストーラーを使わないと起動しませんし、今回の様子を見ているとCD-ROMもコピーしたものではだめになっているようです。見えないファイルのせいなのでしょう。)
 いずれにしても全然思ったように行かず何も出来ないうちに夜も更けてしまいました。無意味な一日になってしまいました。お休みなさい。


7.6

 今日いただいたメールの中にヴァイオリンの先生からのものがあり、「生徒が将来音楽家になりたいと言っているのだが、どうもリズム感がいまいちという感じでどうしたら良いのだろうか。」というものがありました。これは普遍的な問題を含んでいると思うのでここでお答えします。
 リズム感のない子にリズム感を付けるのは大変難しいのですが、絶対に出来ないというものでもないと思います。私は自分で難しいリズムに会った時はまず譜面 を見て(楽器を持たずに)そのリズムを歌ってみます。まず半分位の速さで歌ってみます。(その時リズムだけのハミングにしてみます。音程があると音程に気を取られるのでリズムだけに集中するためにです。)私はその時右手で指揮の真似をして拍子を意識しながら歌っています。それでも出来なかったら更に遅くしてみます。出来たらその速さで何回やっても間違えなくなるまで念を押します。出来たら少し速くして同じことを繰り返します。そうして目標のテンポで出来るまでやっていきます。
 全般的にリズム感を付けるためには、リズム叩きをやるのが良いのではないでしょうか。私達の教室では基本のリズム10ヶと、3/8のリズムの基本形3つの計13ヶのリズムを導入の段階で身に付けさせています。(3/8のリズムはヴァリエーションがたくさんあるので、しばらくいくと数は増えていきますが。)実際にやってみると分かりますが、ヴァイオリンで始めに弾く程度の曲だとこの10ヶの基本リズムも全部使いません。実際にヴァイオリンで弾く曲のリズム叩きをさせると実に単純なリズムで曲が出来ていることが分かります。
 ちょっと話の筋から外れますが、私が新作の妙に凝ったリズムの曲に批判的なのは名作といわれる曲は実に明快なリズム構造を持っているからです。基本の拍子が全然分からないシンコペーションだらけの曲など弾いていると私など心が冷えてきてしまいます。同じことは音程の進行についても言えます。「何でこの音の後にこんな音が来るの?」 というような曲に名曲はありません。
 話を本筋に戻します。いずれにしてもゆっくり何度もやってみて自分で納得するまでやる以外にリズムを身に付ける方法はないような気がしています。
 ヴァイオリンでもピアノでも共通ですが、聴音がちゃんと出来ないと弾く方もちゃんと出来ないようです。ピアノの単音を叩いてその音名が言えないようでは音が分かっていないということですから、早く対策を練らないといけません。その状態で色々な調が出てきたり、ヴァイオリンでポジションなどが出てきたらもうそこで終わりです。ですから始めは楽器を弾くことよりソルフェージュの方が大切と言っても言い過ぎではないと思います。


7.5

 このところ2日ほどページを更新しませんでしたが、3日には方がつくと思っていたことが持ち越しになってしまい、調子が狂ってしまったからです。8月か9月にならないと決着はつかないことになりました。

 N響は一昨日は横浜のみなとみらい、昨日は長岡、今日は新潟の新しいホールでの演奏会です。最近出来るホールは大抵ヨーロッパの有名なホールに似た作りで、響きは良いものが多いです。どこも設備は凝ったものが多く、その昔の市民会館県民会館に共通 した良く言えば懐かしい、悪く言えば分離の悪い鈍重な響きのホールは1つもありません。今は大都市には今まで通 りの古い会場と、斬新なデザインの新しいホールが大抵2つあってそれぞれに使われています。古い会場は大体町の真ん中、新しい会場はちょっと郊外(今は駐車場を造る必要があるので、その土地を確保できるのは郊外しか考えられません。)というパターンがほとんどです。この郊外の新しいホールというのは私達にとっては良いような悪いような両面 があります。
 良い面は何といっても音響効果です。また設備の良さも同様です。悪い面というのは立地条件のことで、ホテルから会場まで来るまで2000円近くかかることもあります。またそこで食事をしようとしても近くに何もないということもよくあるのです。事前に会場の様子はわかっているので、会場の近くに何もない場合はあらかじめ駅弁などを買っておくのですが。
 最近のホールの立地条件は電車で動くよりは車で動いたほうが便利なケースがとても多いです。北海道や四国、九州のように飛行機で行くような場所については列車で動かざるを得なくなるのですが、近場はほとんど車になってしまいます。(レンタカーを借りるという手もあるにはありますが、慣れない車で慣れない土地を動くのは私はあまりやりたくありません。)

 この前Mac Fanの総合病院というコーナーを読んでいたら、Eudoraで本分だけが空っぽのメールについて書かれていました。今まで私は送られてきた方のエラーだと思っていたのですが、ヘッダ情報表示ボタンを押してみたら隠されていた本文が読めました。いつもこのコーナーに書いてあることは知っていることばかりとあまりちゃんと読んだことはなかったのですが、今回はとても役に立ちました。6月に送られてきた本分空白のメールでやってみたらちゃんと内容が読めました。(このきっかけを作ってくれたのは生徒さんから来たメールで本分空白だったのですが、これをやってみたらレッスンの時間変更のリクエストでした。)
  このヘッダ情報表示というのはOutlook Expressの場合は表示メニューから「ソース」を、Netscape Communicatorの場合も表示メニューから「ページのソース」を選ぶ、Eudoraの場合はメールのウィンドー上部の左から3つ目のヘッダ情報表示ボタンを押すと出来ます。もし皆様もメールでこのようなエラーに会われたら試してみて下さい。


7.2

 今日は明日からの横浜みなとみらい、長岡、新潟の演奏旅行の練習でした。この前の指揮者と同じバーメルトさんの指揮です。私は残念ながら降り番です。今回と次の演奏旅行はともにソリストに若手が起用されています。今回は中野翔太さん(リストのピアノ協奏曲第1番)、次回はリディア・バイヒさん(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲)です。今回の新潟の会場は市民芸術文化会館という県民会館の隣の新しい会場です。県民会館は私が入団したころからある古いホールですが、その隣に新しいホールが建築中でした。今回行けないのはちょっと残念です。
 去年も長岡、新潟へ行ったのですが、帰りに関越で帰ってくる途中で私のすぐ後ろで車が覆面 に捕まった現場を見ました。バックミラーで速い車が来たなと思って私は左車線に移ったのですが、あれっと思ったらサイレンが鳴ってその車が捕まっていたのです。車で演奏旅行をするとよく知らない土地を走るので、N響の人も時々捕まるようです。私はほとんど1人で動くので、1日に乗れる距離は500km位 が限度です。(演奏しなくて良いなら別です。)ですから新潟で演奏会が終わった後は新潟に泊って次の日にゆっくり帰ることにしています。
 東京で乗る場合は小さい車の方が楽でしょうが、長距離を走るときはやはり大きいサイズの車の方が楽です。走った後の疲労感が全然違います。ですから狭いところの取り回しが悪くても、3ナンバーに乗りたくなります。


7.1

 今日はレッスンとその後市響の練習に行ったのですが、やはり簡単なことを大切にしないことがとても気になりました。1つ1つの事を大切にしない、簡単なことを馬鹿にする、ゆっくり弾かないと3拍子揃っていながら、弾けない弾けないと騒ぐのです。難しいところは要素に分解する、難しいところは少しづつ片付ける、難しいところはゆっくりから練習するなど誰が考えても当たり前のことをしないで上手くなろうというのは了見が甘いのです。
 明日は市響は本番です。私は私用で聴きに行けないのですが、今日のゲネプロを聴いて大体予想がつきます。最近腕自慢の人がたくさん入ってきたようなのですが、全体としてみると戦力になっていません。オーケストラというのはソリストの集まりではありません。みんながよく弾けてもオケとしては良くならないのです。皆が一緒に息をするというようなことからまとまっていくのですが、客席で聴いていると皆が違う方向を向きながら弾いているようにしか聞こえません。この段階をくぐり抜けて初めてオーケストラとして一人前になっていくのです。単なる同好会(ただ弾いているだけの段階)からオーケストラへの脱皮の産みの苦しみの時期なのでしょう。 とても苦しい時期ですが自力で解決して下さい。(アドバイスは出来ても、治すのは弾く人自身です。まず自分で気がつくことから始めなければいけません。決して簡単なことではありません。気がつかないでそのまま終わってしまうこともしばしばです。それが出来るかどうかがその人の、そのオケの音楽的センスなのです。 )
 トレーナーという立場からは問題山積なのですが、ブルックナーは想像していたのよりずっと良い出来です。問題はファーストヴァイオリンの結集が出来るかどうかです。管の厚い響きに対抗して弦の良い響きを出すリード役を果 たせるかどうかです。今回セカンドなどとても良くまとまっていてビックリさせられました。


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