
このページの内容をそのまま利用なさって結構ですが(プリントして配付する等)、メールでどのように使ったかについて教えていただけると幸いです。
1999.5.2アマチュア・オーケストラが上手くなるための方法は「ヴァイオリン」のページに書いてあることを守れば良いのです。何か特別な特効薬があるなどと思わないことです。いつも考えて弾いていればあるとき突然自分でも予想もしないときに何か新しいことを発見します。ただし考えて弾いた音楽は聴いていてちっとも面白くないのです。感じて弾けるまで練習しなければダメです。特に譜面を食い入るように見ながら弾くのでは音楽になりません。暗譜の重要性を無視してはいけません。
1997.12.16拍子の数え方(今どこ弾いているの?)
皆さんはオーケストラを弾いているときどうやって拍子を勘定していますか。譜面にただ休符で20小節と書かれていたらどうやってそれを勘定しますか。アマチュアオケの皆さんはいつも拍子を数えるということをしないですよね。一緒に弾いていると全休符などを見ると安心しているのがよく分かるのです。拍子は次の3つの方法で数えられるのです。必ずいつも拍子を数えましょう。
1.指を折って数える
私たちも何小節も休みがあるときは必ず指を折って数えています。(心の中でも数える)
2.楽譜に書いてあるガイドを見る
書いてないときは自分で分かるようにガイドを書く(細かく音譜を書かなくてもどの楽器が弾くのかたとえばフルートが出るのが目安なら、フルートの出る小節のところに「Fl.」と書くだけでもすごく助けになる)
3.耳で音楽を聴く
CDなどを聴いて曲を覚えて、自分が出る前がどういう構造になっているかを覚える。
このように独立した3つの方法をとって1つがコケても他の2つでちゃんとフォローできるようにしておくべきです。こうやっても間違えることがあるのですから、何もしないで他の人が弾いたら後について弾こうなどとしていたらそりゃ落ちますよ。
1997.12.14難しいところの克服
昨日市響の練習に行って「寄港地」などリズム的に面倒なところなど皆さんリズムについては納得して弾いているなと感じました。ですが、一見簡単に見えるところの練習についてはまだいい加減で、次のことを考えながら弾くということは全然できていません。弾きながら先のところを読んで気持ちの用意をするというところが、できていないのです。譜面を見て今弾いているところを読んでいるのでは間に合うわけがないです。前にひとりごとのページで紹介した速いところの練習法をよく読んでちゃんとやってみて下さい。この方法は単純ですが思いもかけないくらいの効果があります。「ゆっくり弾けないものが速く弾けるわけがない」というごく当たり前の事を再確認しましょう。
またこれはアマチュアオケの指揮者の皆さんへのアドバイスですが、速いところはプレーヤーの練習に任せるだけでなく(特に練習するように口で注意するだけでなく)、実際にゆっくり(倍くらい遅く)弾いてみるといいです。ゆっくり弾きながら、表情だけはちゃんとつけて弾くのです。ディナミークやキャラクターはちゃんと守って。最初はちゃんとできなくて時間がかかると思いますが、ゆっくり弾きましょう。
1997.7.5&7オーケストラが良くなるために
ひとりごとのページと同じ内容(1997.7.5と7.7の分です)をここに全文コピーしました。そのうちに練習法についてはまとめて掲載します。今はこの走り書きのようなもので失礼します。(思い付くままに書いているので全然脈絡が無い部分がある)
1997.7.7昨日市響の本番に付き合いました。その後打ち上げに付き合い最後にラーメンを食べに行きましたので(実際は私は疲れて眠かったせいでラーメンは食べられませんでした)家に帰ったらバタンキューで寝てしまいました。その後今になってその報告です。
結論から言うと私が予想したのに比べてかなり良い出来でした。事故はたくさんあったし、問題点は山積ですが、ピアノ協奏曲はソリスト野原みどりさんの余裕に支えられて無事行きました。(だから余計オーケストラだけのところが恐かったのです)交響曲は第3楽章で事故がありました。ですが全体としては一応の出来だったです。
昨日打ち上げでコンサートマスターやインスペクターの人と話したのですが、アマチュアオーケストラもそろそろやっていることに意味があるのではなく、それぞれのオケが自分たちはここまで演奏性能があるのだということを追及する時代になってきていると思います。勿論楽しみに弾いていることにケチを付ける気はありません。ですがオーケストラは皆が共有する楽しみですから人に迷惑をかけないようにしないといけないです。たとえばいつも人より早く音を出す。(もちろん楽譜に書いてあるよりもです)pianoと書いてあってもいつも同じ大きさで弾く。がさごそ擦過音はするがとても楽音とは言えない音で弾く。等々です。たとえば弾けないところは弾いているフリだけして音を出さないで欲しい。(プロのオケでは「邪魔するときには音を出さない」は鉄則です。)前にも書きましたが、オーケストラは10人のうち9人までがちゃんと弾いても1人が無神経に弾いたら終わりなのです。(こう言っても問題になっている本人は自分のことだと思っていないというのが共通した症状です)大きい楽器が下で支えてくれるのは大変有難いのですが、その音色にちょっと問題があるケースも見受けられました。(パートの中でさえ音程もリズムも合っていません)
また強いて言うと管楽器がソロの場合とtuttiの場合で音色を使い分けていないという感じが強いです。tuttiで動いていても主旋律は浮き立ってこなければつまらないですし、伴奏はソロを追い越してはいけないのです。
このように細かい部分では普段の練習通りの結果が出ています。昨日の本番は止まらずに行けたから結果オーライですが、それで市響は本番に強い等と言っていてはいけないのです。決して市響が持っている力を充分に発揮できた演奏とは言えないと思います。本番前にパートだけで練習した所も、する前よりは良い出来でしたが、決して満足のいく出来ではありません。(細かい音形で急ぐ悪い癖が出ています)会場練習の時急いでいる人に一言言ったのですが本番ではやはり普段と同じでした。
この次はもう少し良くしましょうね! こうして問題点を一つづつ直しながらやっていくと上手くなっていくでしょう。一遍に上手くなる秘伝の薬などありません。単調なごく基本的なことをちゃんと積み上げないと、本番の火事場のバカ力だけを頼りに弾いていてはいけません。
1997.7.5今日市響の本番前の最後の練習に付き合いました。案の定ピアノ協奏曲は問題だらけでした。ですが練習して何とか格好はついたのですが、問題は一回限りのやり直しのきかない本番で上手くいくかです。何回かやり直してやっと出来たというのは出来たうちに入らないのです。続けて5回位はちゃんと出来るようにならなければ本番でちゃんと出来るわけが無いのです。練習は上手くいかなかったけれど本番は上手くいったというようなことは絶対にありません。自分だけがそう思っているだけです。時の勢いで上手くいく、そんな簡単なことだったら誰も苦労しません。今日練習の後コンサートマスターの福原さんと話をしていて、オーケストラは10人いるとして9人までがちゃんとやっていても1人がいい加減にやったらその1人のためにがたがたになると言っていました。本当にそうなのです。ピアニッシモで緊張感あふれるところを弾いていても、無神経に楽器をガサゴソ動かす音が聞こえたらもうそれで終わりなのです。
また今日練習していて感じたのですが、アマチュアの方は楽譜への書き込みがいい加減です。(きつい言い方でごめんなさい)たとえばボーイングを書くにしても直すのならその楽譜を見たとき絶対間違えないように正しいボーイング以外は絶対に見えないようにすべきなのです。それからダウンの次はアップ次はダウン次はアップというのは当たり前でしょう。そうしたらある場所がボーイングが反対になったらその後正しいボーイングになるところまで全部書き直さなければ役に立たないのに、目に付いたところだけ書き直して後は知らん顔、これでは本番の時困るのは自分です。
それからもう一つうるさいことをいうと、自分が間違えて弾いているのにそのままの大きい音で無神経に引き続ける人が多いことです。他の音を聞いて自分がずれていることが分かったら弾いているふりだけして実際には音を出さないで誤魔化す必要があるのですが、他の音を聞いていないのです。弾いている時に拍子を数えていないのも共通した問題点です。
このような問題点はオーケストラ全体で直す気にならなければ絶対に直りません。こういう段階を通らないと、オーケストラはレベルアップしません。器用さだけでは問題は解決しないのです。ここに書いたことは今日私の行った市川交響楽団だけの問題点ではありません。どこのオーケストラでも同じです。こういう当たり前のことを徹底してやれるかどうかが、プロとアマチュアの分かれ道なのです。良いときはプロ顔負けの音を出すオケはたくさんあります。ですが全体のレベルが上がらなければ良いところは目立ちません。さしあたりは弱点が目に付いてしまうからです。アマチュアオケについてまわる宿命の問題ですがそれを克服しないと次の段階には行けません。
ということで今日のレクチャーは終わりです。うるさい話で失礼しました。では明日は結果がどうだったか報告します。それから市響の方に私は恨みがあるわけではないのであしからず。私が継続してトレーナーをしているのが市響なので題材になるだけで他のオケでも全く同じだと思います。ここは私のホームページなのでたびたび登場頂くことになっているだけです。
1997.6.22練習について
これはオーケストラというより各人が練習するときのことですから、ヴァイオリンのページに書くべきことかもしれません。
通して弾く練習と部分練習についてです。私は生徒にいつも練習には2つの要素が必要だと言っています。
1.部分練習
それぞれが弾けるようになるためにはまず部分練習をしなければ行けません。それも実際のテンポの半分くらいのテンポに落として、表情は速く弾くときと同じにして練習すべきです。
2.通し練習
これは誰もが練習というとやる形です。ですが通し練習はもっと徹底してやらなければいけません。通しの練習の時は絶対に止まらないで弾くようにしなければいけません。(間違えても絶対に止まらないで何とか切り抜けるよう努力する)この両方をきちんとしないと弾けるようにはなりません。
一番いけない練習法
初めからただダラダラと弾いて、間違えたらちょっと止まって治して出来たらその先を弾いていく。また間違えたら同じことの繰り返し。これでは部分練習にもなっていないし、通しの練習にもなっていない。単なる気休めにしかなっていない。
オーケストラの練習の時もただ順番に通して弾くのではなく、問題のあるところをまず解決して、次の問題のところに行くというようにすべきです。ただ通して弾いて良くなかったらそこを練習するというやり方は時間ばかりかかって少しも能率が上がらないのです。
1997.6.7今日市川交響楽団の練習で私も一緒に弾いたのです。その時指揮を見ていると棒が止まるように見えるのでしばらく観察しているとどうも指揮者がオーケストラに合図を出しすぎているように見えたのです。つまり指揮をしながらオケを観察して、全部自分が合図を出してコントロールしようとしているので、棒が全部遅れているのです。そこでもっとオーケストラに任せてみたらと言ったのですが、そうしたら今まで停滞気味だったテンポがちゃんと流れるようになって皆弾きやすそうに弾いていました。今日の指揮者はそのような経験は初めてだと言っていました。
でも今日の指揮者はアドバイスしたらすぐそれをやっていました。その点は立派です。普通は何とかかんとか理屈をつけて自分を正当化する人が多いですから。
アマチュアオーケストラの指揮者の皆さん、オーケストラが自分の言う通りに弾かないという前に自分の棒が本当に自分の思った通りに動いているかをよく見て下さい。そして自分がオーケストラの人が分かりやすいだろうと思ってやっていることがオーケストラを引っかき回していることになっていないか考え直して下さい。合唱コンクールの指揮など見ていると「よくあんな棒で合うな。さぞかしスパルタでやっているのだろうな。付き合っている生徒が大変だな。」と思うことはよくあります。指揮者は自分では音は出さないのです。間違えたところを取り上げていればいつまでも注意は出来ます。でもそれでは演奏する側はあなたについてはいきませんよ。特に自分の指揮のふり間違いを棚に上げて、弾いている人に責任転嫁するなどもっての外です。生徒だから素人だから分からないだろうと思っているとしたら、違います。生徒でもしっかりそこら辺は見抜いていますよ。あなたには2つしか目がないですが、弾く側は100人いれば200の目玉があなたを見ているのです。本当のところは分からなくても何かおかしい位のことはとっくにバレテいますよ!
1997.5.31このところ私の生徒が所属しているアマチュア・オーケストラの演奏会が続けてあります。そのような時期になると楽器を新しくしたいとか弓を新しくしたいという相談が必ず持ち込まれます。私も小さいころを考えると新しい楽器を買ってもらったときのあのわくわくするような気持ちを思いだします。楽器が良くなると自分の演奏まですごく良くなったような気になってうれしくなってくるものです。
今の私はもう新しい楽器を自力で買えるお金もありませんし、自分の持っているものを充分に使うことがまず第一です。でも楽器を新しくするような夢が実現できたらいいな!
1997.5.285.24の記事に書いたことは私はアマチュアの人のことをけなしているわけではありません。ゆっくり練習することは私達プロでも面倒です。ですから楽しく弾くことが目的のアマチュアの方がそれをしないのは気持ちはすごく良く分かります。でも生徒としてみるとそこが気になってしょうがないのです。そこをちゃんとやればうまくなるのに惜しいなと思うわけです。
私も自分で演奏会を開くとき、やはり同じ間違いを何回も繰り返しています。(つまり出来上がりのテンポばかりで弾く)自分自身に言い聞かせるつもりでこのように書きました。
1997.5.24今日アマチュアオーケストラのヴァイオリニストのレッスンをした後、市川交響楽団の弦分奏にいった時に感じたのですが、アマチュアの人はゆっくり確実に弾くということが余り好きでないようです。というか時間がないという潜入観念でとにかく出来上がりのテンポで弾かなければいけないという強迫観念に捕らわれています。まず自分の出来るテンポでゆっくり1回弾いてみることがどんなに大事なことか。このことは何回生徒に言っても誰もちゃんと実践しないのです。ゆっくり弾いて暗譜してご覧なさい。世界が違って見えますよ!ゆっくり弾くだけではなく、リズム変奏もちゃんと5種類やるのですよ!
誰でも当たり前だと知っていることをちゃんとやる人がうまくなるのです。
1997.5.18昨日5.17に市川交響楽団の練習にトレーナーとして行きました。実はこの日夕方ものすごい夕立があり、私は家に帰る途中でその雨に遭い、家に帰って風呂に入ってから市響の練習に行ったので、約束よりはるかに遅くなって練習場所に着きました。
ところで本題ですが、アマチュアオーケストラはメンバーが社会人なので毎回練習に集まれる人が変わってしまい、練習が積み上がっていかないのが共通の問題だと思います。弦の分奏練習にしてもそういうときに限って人数が少なかったりして。
今回は7月6日に市川市文化会館でブラームスのピアノ協奏曲第1番(ピアノ独奏:野原みどりさん)、ブラームスの交響曲第2番というプロで、吉田裕史さんの指揮で第261回「交響楽の午後」という演奏会です。
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